人見知り。
このような仕事をしているとよく見られるものです。
印象としては大体生後半年からはじまるようです、
診察室に入ってベットに横になって、じーっと目があって、
その後、「ふえっ」とされたら要注意。
ふえーんと泣かれてしまいます。
でも、その間にはじーっとこちらを見ているんですよね。
でも、何回か診察されて慣れてくるのか、大きくなってしまうのか。
そのうちに人見知りがなくなってきて、ハイタッチをしながら帰っていくようになるのです。
赤ちゃんのキャラクターを幾つかに分類し、その行動を分析すると、
人見知りの強い赤ちゃんほど怖がり。
だけど、人見知りの極端に強い子は逆に人に寄りたがる。
(人見知りのない子も人に寄る傾向がありましたが、これはまあ、そうでしょうね)
という傾向があったようです。
つまり、気になるけど、怖い。この心理が人見知りという形で現れるようです。
また、赤ちゃんが相手の顔のどこを見ているかも特徴があるようです。
人見知りの子はそうでない子に比べ相手の目を見ている時間が長く、
よそ見をしている顔をよく見る傾向があるようです。
「目は口ほどにものを言う」をまさに地で言っているわけですが、
直接相手の目が見られない。その辺りにも心理的な葛藤がありそうです。
逆に赤ちゃんに接するときには(特に人見知りの子には)、直接ジロジロ見ないほうがいいのかもしれませんが、
その辺りは実際に診察室で検証してみましょうかねえ。