保育園の問題が大きく取り上げられるようになりました。
以前よりあった問題ですが、陽の目を見るようになったのは有り難いことです。
ご多分にもれず、ウチもダメでした。
待機番号をみると、もう笑うしかない状態。
日本氏ネとは言いませんが、もうどうにもなりません。
日本でも有数の待機児童率になっているようです。
でも、うちの自治体がどうしてこうなったのか?
理由は簡単すぎるほふどはっきりしています。
大型マンションが建設されたから。
子育て世代が大量に流入すれば、そりゃあ待機児童は増えますよね。
というわけで我が家も保育園難民化です。
じゃあ、どうすればよいのさ?
だったらそのマンションに保育園を最初から作ればいいじゃない。
と言うのは乱暴でしょうか?
大きなマンション(例えば100戸以上)を建てるときには
保育園、学童、老人ホームを必ず作ること。
とでも決めれば良いんじゃないの?と思います。
現状では、マンションのデベロッパーはそこで増えた待機児童まで全く責任を持つことは有りません。
増えた負担は全部自治体に押し付けていますからね。
一戸建てが増えるのとは人口密度が違いますから、インパクトもとても大きいわけです。
で、それを少し負担してもらいましょうよ。と思うのです。
(運営までデベロッパーが行う必要はないでしょうけど)
こんなアイデアはいかがでしょうか?
自治体は大きなマンションを建てる際には容積率を100%位余計に認めてあげる。
開発業者はその100%を使い、保育園・学童・老人ホームを設置する。
(まあ、業者にしてみれば、容積率を他の用途に使用すれば設置住戸は減り、
利益が減ってしまいますから、このくらいのメリットはあっても良いのではと思います。)
保育園・学童・老人ホームは基本的にマンションの入居者に優先的に割り当て、
余裕があれば周辺住民にも開放する。もしくはある程度の枠を周辺住民用に
用意しても良いかもしれません。
保育園・学童・老人ホームの運営は開発業者が行う必要はありません。
賃貸にし、運営業者に運営を委託する。
そして、賃料はマンションの管理組合に入るようにする。
使用料も運営業者と管理組合の交渉でもよいでしょう。
ただし、一つだけの条件。それは、規模を自由に変更できるようにすることです。
どうしても時間が経過するとマンションの住人の構成は変化します。
多くの場合は住人の平均年齢は徐々に上がっていくことになるでしょう。
それに伴い、子供の数もすこしずつ減少していくことが高い確率で予想されます。
なので、自由に保育園・学童・老人ホームの受け入れを変更できるようにしないと行けないのです。
もしかすると最初は保育園:学童:老人ホームの比は2:2:1位でも良いかもしれません。
でも、時間が経過するに従い、1:2:3になり、1:1:4になるかもしれません。
大事なのは需要に合わせてある程度は自由に変更できるようにすることでしょう。
深く考えてみると、マンションの開発業者はその土地には縁もゆかりもありません。
売ってしまえばそのままおしまい。
で別の土地のマンションを販売していく。
よいう手法で利益をあげています。
別にその方法が悪いというわけではありません。
ただ、その土地に以前から住んでいる人間はそのマンション建設で大なり小なり影響を受けます。
その影響は人口問題だけに長期に渡り尾を引くことになるのです。
その影響はある程度、マンションを建設する段階で配慮すべきかと考えるのですが、
いかがでしょうか。
あ、最後に医療機関を運営する側としては、
一緒に内科及び在宅のクリニックも一緒に作っておいたほうがいいと思いますけどね。