わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

予防接種

新型コロナワクチン予約を一時停止します

今回はご報告

新型コロナワクチンの予防接種枠ですが、

今月分を一時閉鎖します。

10月からインフルエンザ及び新型コロナワクチンの接種が始まりますので、

それに合わせての措置となります。

 

10月から新型コロナのワクチンも代替わりします。

現在の感染状況に併せての種類に変更されます。

なので、今接種するよりも10月以降に接種することを強く推奨します。

これも一時閉鎖の理由ですね。

 

10月の直前には再度予約枠の設定を行いますので、そちらのご確認をお願いできればと思います。

 

よろしくお願いいたします。

 

武蔵野市:新型コロナウイルスワクチンの任意接種医療機関が公開されました

リンクはこちらです。

 

武蔵野市の新型コロナウイルスワクチンの接種可能医療機関が公開されました。

市民からの問い合わせがあり、健康課がまとめてくださったのです。

うちも含め、結構ありますよ。

 

接種希望の方はそれぞれの医療機関にご相談くださいね。

帯状疱疹ワクチンの選び方、使い方(+東京都武蔵野市の補助システムのお話)

 

こんにちは。わかばひふ科クリニックです。吉祥寺で小児皮膚科、皮膚科のクリニックを開業しています。
今回は外来でもよく質問を受ける帯状疱疹ワクチンについてのお話をしていきましょう。
また武蔵野市の補助についてのお話も進めていきたいと思います。短い時間ですがお付き合いください。

なお、動画が良いという方はこちらのYouTubeをご確認いただければと思います。同じ内容をお話しています。
https://www.youtube.com/watch?v=R6lVSVuGk-U

 

帯状疱疹ワクチンは2種類あります。

まずはこちらから。
帯状疱疹ワクチンは2種類あります。

水痘・帯状疱疹ワクチン
まずは水痘・隊所疱疹ワクチン。
こちらは赤ちゃんのみずぼうそう(水痘)のワクチンをそのまま帯状疱疹にも流用したものです。
このワクチンの特徴はみずぼうそうのウイルスをそのまま投与するということ。
もちろんワクチンでみずぼうそうを作っては本末転倒なので、
弱毒化したウイルスを使用していますが、そのために生ワクチンとも呼ばれます。

シングリックス
もう一つはシングリックスです。こちらはウイルスそのものを接種するのではなく、
ウイルスの表面にあるタンパク質のみを投与するわけですね。
つまりタンパク質を人工的に合成し、投与するわけです。
この違いは今後説明する効果や副作用の点で差が出てきます。

 

治療効果について
まずは治療効果についてお話をしていきましょう。
最初は水痘・帯状疱疹ワクチンです。
効果については大体3年で50%程度です。
こちら、低い数値と思われるかもしれませんが、免疫が付き、抵抗力がついていることは事実ですので、
もしも帯状疱疹を発生したとしても症状はより軽く、痛みはより弱く、
痛みの持続期間も投与していない場合に比べてより弱いと考えられます。ただこの数字は目には見えないのですがね…

次にシングリックスです。タンパク質なので、生のウイルスを入れるよりも成績が悪いだろうと思われるかもしれませんね。
効果は実は10年で90%程度とかなり高いです。というのも生のワクチンといっても人間の体が認識し、
免疫を作るのはその一部のタンパク質のみなのです。そのタンパク質のみを投与することにより、
効果をもたらすわけですね。その純度の違いが効果の差となり出てくるのだと考えられます。

 

副反応について
副反応については効果に比例すると考えるとわかりやすいと思います。
水痘・帯状疱疹ワクチンの副反応はあまり強いものではありません。
まあそうですよね。赤ちゃんにも使うわけですから。
イメージとしてはインフルエンザワクチンのようなものでしょうか?
接種したところにはある程度の反応が出てきます。
つまり、熱を持ったり、腫れたり、痛くなったりですね。
しかし全身がだるくなる、熱を持つなどの副反応はほとんど出ないと考えてよいでしょう。
それに対してシングリックスの副反応は強いと考えたほうがよいでしょう。
新型コロナのmRNAワクチンが出るまでは最も強かったと考えてよいかと思います。
局所の副反応は当然ありますが、それだけではなく、全身にも副反応が出てきます。
だるくなるとか熱が出るとかは普通に起こりうるとお考え下さい。
したがってうちではシングリックスを接種される方には当日・翌日は予定を入れないように説明しています。
(なお、自分が接種した時には翌日はかなり怠くなり、動けませんでした。
その翌日にもだるさは残ったくらいです。参考までに)

 

みんなはどちらを選択したのか?
2023年4月から武蔵野市では補助が開始されました。ちょうど1年が経ちましたのでその間の接種者を確認してみました。
水痘・帯状疱疹ワクチン:シングリックス
6:30
でした。
正直統計を確認してみて意外でしたねえ…シングリックスの希望者は想定よりもかなり多いと思いました。
その理由はいくつかあるでしょう。帯状疱疹の怖さがしっかりと伝わり、
皆さんがより効果の高い予防法を希望されたこと、
副反応の強さについて新型コロナmRNAワクチンで経験し、どのようなものか読めるようになったこと、
あとは武蔵野市からの補助の金額についてです。
補助については大事なお話なので、次にお話をしていきましょう。

 

武蔵野市の帯状疱疹ワクチン接種にかかる補助
こちら、実際に接種する場合は大事ですよねえ。
補助のありなりによる金額はこのようになります。
水痘・帯状疱疹ワクチン 8000円→3000円(5000円補助) 1回接種
シングリックス 21000円→10000円(11000円補助) 2回接種
となります。
なお、補助前の金額はうちの例ですが、おおむね平均的な金額と考えています。
補助額だけでいえばシングリックスのほうがかなり高いですね。
もちろんこの事実をもとにシングリックスを選ぶ方もいます。
また、実際の支払額もだいぶ軽減されました。補助なしでは全体にかかる金額の差は34000円ですが、
補助があると17000円と半減します。
この補助額の差もどちらを選択するかで重要な判断材料になりますよね。

 

ワクチン補助を受けるには
武蔵野市で帯状疱疹ワクチンの補助を受けるにはいくつか必要な事項があります。
まず市内在住であること、そして市内の指定医療機関で接種すること。
最後に、予診票をきちんと持ってくること。
この3点が必要です。
指定医療機関については各自武蔵野市の広報で確認していただくか、直接医療機関までご確認ください。
予診票ですが、すでに届いている方はそちらを持参ください。お持ちでない場合は、
あらかじめ市にWebもしくは電話で申し込みください。折り返し郵送されてきます。
それを持って医療機関に相談しましょう

 

うちの帯状疱疹ワクチン接種までの流れ
当然いきなりは打てませんからね。ご注意くださいませ。
薬品の性質上うちの冷蔵庫には常備していません。
いつ来るか、どちらを選ばれるかはわかりませんから…
まず1回目はお話だけです。受診したらまずどちらを希望するかの相談を行います。
決まっていればそのままお申し出ください。わからなければ詳しくお話をさせていただきます。
そこで決まったら日程の確認です。最初にお話をしたとおり院内には常備していませんので数日の時間をいただく形になります。
こちらは事務方が把握していますので、そこで各自の予定を含め日程の調整を行いましょう。
この時点では予診票は必要ありません。
接種当日はかならず予診票をお持ちください。予診票の控えをもって事務手続きが行われます。
院内には予備などはありませんので、必ず持参いただく必要があります。
接種自体はあっという間に終わりますし、その後の経過観察も一般的には不要です。
過去に予防接種でトラブルがあった方くらいでしょう。
その後ですが、水痘帯状疱疹ワクチンでしたら日常通りで構いません。
シングリックスは先に述べたとおり、当日翌日は予定を入れず自宅でゆっくりと過ごしていただくことを推奨します。
シングリックスの2回目は1回目接種後の経過を見てどうするか判断していただく形になります。

 

さいごに
最近ニュースで出ていますが、帯状疱疹の発生が増加傾向にあります。
というのも子供たちの水痘予防接種が2回しっかりと行われるようになり、
町中に存在する水痘帯状疱疹ウイルスVZVの数が減ってきたからなんですね。
それにより町中でウイルスをちょっとだけ吸い込んで免疫を刺激するというイベントの起こる回数が少なくなり、
体内のVZVを抑える力がなくなり、帯状疱疹を発症すると考えられます。
このように頻度が上がっていることもありますが、実際に帯状疱疹を発症されると大変であるというのも大事なことです。
実際に発症した方に聞いても、予防接種をしておけばよかったと言う方がほとんどです。

帯状疱疹ワクチンの効果として目に見える数字としての発症予防効果だけではなく、
目に見えない効果としての症状の軽減化、短期化という可能性もあります。
現在は帯状疱疹は予防・軽減できる病気であることがわかってきました。
今後この知識が広まり、接種する方が増え、帯状疱疹で苦しむ方が減ってほしいと思っています。

この記事が皆さんの帯状疱疹ワクチン理解、接種の一つの参考にしていただければ幸いです。
ではでは。

2023-24年、インフルエンザワクチン接種のご案内

また今年もインフルエンザの季節がやってきました。

ただ今年は例年にないペースで子どもたちの間にも広がっています。

お早めの接種をおすすめします。

武蔵野市の高齢者助成の対象医療機関ですので、

該当の方は接種時に市から配布された問診票を持参ください。

また杉並、練馬等の方も可能ですので、持参ください。

 

 

インフルエンザワクチンの夜間接種を行っています@武蔵野市吉祥寺(2022年11月)

インフルエンザの季節がやってきました。

学級閉鎖などの話もニュースになっているようです。

 

現在当院ではインフルエンザワクチンの夜間接種を行っております。

13歳以上の当院の診察券をお持ちの方でしたらどなたでも大丈夫です。

月曜日から金曜日の午後夜間の診療枠に時間を合わせて受付予約を行っております。

月曜日、金曜日においては夜間午後7時(19時)までの受付となります。

金額は3500円となっております。

なお、65歳以上の方は所定の予診票を持参いただくことで全額公費負担での接種を行えます。

 

学校や仕事の都合で夕方まで受診できないという方はぜひご検討ください。

 

また、ワクチンの接種は原則1回となりますが、2回めの接種も可能です。

感染を特に気をつけなければ行けない方は2回めの接種も検討してみてくださいね。

インフルエンザ予防接種の時間帯を拡充します(2022年11月)

どんどん気温も下がり、いわゆるインフルエンザの季節に入ろうとしています。

 

当院でも予防接種をおこなっておりますが、現状では時間帯が限られているために

なかなか予約ができないという声も聞いております。

 

そのご期待に沿うべく、11月よりインフルエンザ予防接種枠の拡大を行うことにしました。

 

現在木曜日金曜日でしたが、今後は月曜日水曜日も追加します。

また時間帯も午後・夜間診療枠に併せて拡大しました。

 

年齢については13歳以上、当院の診察券をお持ちの方のみとなりますが、

ご希望の方はどうぞお早めにご予約ください。

なお、診察枠の変更に伴い、外来診療と並行しての接種となりますこと

ご了承ください。

 

早めに接種、早めに予防が今年の冬は良さそうです。

インフルエンザワクチンの予防接種を開始します(2022年10月)

今年度、季節性インフルエンザワクチンの予防接種を行うことになりました。

インターネットより予約できるようにシステムを作成しておりますので、

希望者の方はご確認ください。

 

なお、電話予約も準備しておりますが、こちらは65才以上の方限定となっております。

定員に達した場合はこれ以上の予約ができませんのでご注意ください。

 

 

水痘が流行しています(2020年1月)

年末頃から増えてきましたが、

吉祥寺、立野、関町近隣の小学生に水痘の流行が見られるようです。

特に小学生高学年の子が多いように思えます。

 

この年代の子の特徴は水痘の予防接種を2回行っていないことが多いことです。

もう少し下の年代からは2回接種が一般的になってきたのですが、

どうしても1回接種だと水痘の完全な予防には至らず、

症状は軽いものの発症してしまうことが多々あります。

そのために感染の封じ込めにはならず、感染を拡大させてしまうのです。

 

ということで、吉祥寺近辺にお住まいの方、特に1回のみの予防接種の方は

要注意ですね。

水痘が流行してきました(2017年6月)

今月に入ってからでしょうかねえ。

ぼちぼち水痘の話を聞く機会が増えてきました。

 

今週に入って一気に増えてきた印象があります。

一日に複数人を見ることもありましたよ。

 

水痘は最近では減少傾向のある疾患だと認識されています。

予防接種が2回接種になり、免疫が追加されたからと考えれます。

まあ、1回でもある程度水疱が出る状態でしたから、

2回にするのは合理的かと。

 

でも、どうもそのうちの1回がうまく免疫反応を来さなかった子もいるみたいです。

確率としてはそんなに高くは無いかと思いますが、

ある程度は起こりうるような印象を持っています。

その子は症状が出るは出ますが、1回予防接種がついている子と同程度の症状の出方ですから、

問題は少ないと言えば少ないでしょうけどね。

 

ただ、一つ言えることは、

2回予防接種を行ったので、症状は出ません。

とは言い切れないことです。

 

怪しい症状がでたらすぐに小児科・皮膚科を受診してくださいね。

2015年のインフルエンザ予防接種は行いません

2015年のインフルエンザの予防接種については

院内で検討した結果、行わないことに致しました。

すでに武蔵野市の広報には記載されているようですが、

本クリニックでは予防接種は行いません。

ご了承ください。