水いぼは基本的には治療せずに待っても良い病気です。
しかし、学校や習い事(特にプール)で水いぼのために
嫌な思いをされる方も多いようです。
また、アトピーや乾燥肌がある、ステロイドを塗っている方では
いつまでたっても治らないことがあります。
そのような場合、水いぼを取ることが必要になりますが、
物理的に取るのが最も早い方法です。
その時の問題はやはり痛みです。
痛くて暴れてしまう。そのために水いぼのない皮膚をつまんでしまい、
更に痛くなってしまう。
そんな悪循環になることがあります。
でも、それを嫌って、様子を見ていたら、いつの間にか全身に無数の水いぼが・・・・・・
痛みのために必要な治療が遅れることは本人のためにもならないものです。
当クリニックでは、水いぼ治療の時にも極力痛みが取れるような方法を取っています。
水いぼを取る予定の方には痛み止めのテープ、「ペンレステープ」を貼ってもらいます。
これは麻酔のテープで、痛みを止める(少なくとも減らす)効果があります。
このテープを貼ってもらい、しばらく時間がたった後に取ると痛みが減っています。
最初は(特に今まで水いぼを取って痛いことを知っている子は特に)暴れますが、
何回も処置をしているうちに痛くなくなるようです。
水いぼを取らないといけないけど、痛みが気になるという方は
ご相談下さい。
2013/5/29追記
水いぼの治療方針についての記事も参照ください。