いつも忙しい時間貧乏をやめる7つの方法
内藤忍 著
エビデンスレベル:症例報告
著者はマネックス証券の立ち上げに関わり、その後も金融関連の書籍を多数著している、
スーパービジネスパーソンなお方です。
他の著作もいくつか読んだことがありますが、今回はそれまでとは少し趣を変え、時間についてがテーマです。
自由にならないものの中でも筆頭は時間でしょう。
お金や空間についてはなんとか出来るところもありますが、時間のみは躊躇なく持っていかれます。
まあ、万人共通に持っているものであり、平等に奪われるものであることがせめてもの慰めでしょうか。
しかし、どうにもならないものでもあります。
その時間をいかに上手に使用するかがこの本のテーマです。
ズラす、前倒しする、分解する、楽しむ、捨てる、買う、俯瞰する
の7つに分け、いかに時間を上手に使うか著者が語っています。
それぞれ、納得の行く部分やためになる部分がたくさんあります。
もっとも気に入った部分は具体的にこそ書いてありませんが、
今自分は時給いくらの人間なのか?
を著者は常に自分に問いかけているところです。
その自分を意識する。
時間あたりの効率が落ちそうな時、モノ、状況には身を置かない。
より時間効率が高くなるのであれば、躊躇せずに投資を惜しまない。
また、他の人の力も積極的に借りる。
そして、その考え方を実践する。
その技術は他にも応用できそうです。
確かに、時間と空間、金額は相互に交換可能なものですからね。
この本は時間がうまく使えないと考えている方にはオススメです。
医療関係者にとってもためになる話が沢山有りますね。