さて、今回は収納術の中でもリアルとデジタルの違いについて考えましょう。
リアルの反対はバーチャル?ですが、データそのものは手元に持っているので、
デジタルの方が良い気がするので、今回は「デジタル」として話を進めていきます。
私の隠れた?趣味の一つに旅行が有ります。
といっても、飛行機や新幹線を使う旅行ではありません。
普通電車(各駅停車)を乗り継いで旅行をするのです。
その時の旅のお供に文庫本が有りました。
もう10年以上も前の話になりますが、山形から東京までそうやって旅行していました。
山形から東京まで最短で8時間。文庫本は5冊くらい読めるでしょうか。
でも、それだけ文庫本を持って行くと、荷物は本でいっぱいになってしまいます。
今はといえば、iPad1個持っていけば用が足りてしまいます。
ちなみに、手元にあるiPad64GBの中にはなんと200冊以上の本が入っています。
これだけの本を書籍のまま運ぶことを考えたらクラリとしてしまいますね。
実はこれがリアルとデジタルの違いです。
デジタルの方が、圧倒的に情報密度を上げることが出来るのです。
現在文庫本と同じ位の大きさの2.5インチハードディスクの用量は最大で2TBになります。
文書データのみを保管するのであれば1冊1GBもあれば十分すぎるほどですので、(実際は数百MB以下です)
ハードディスクの中に2000冊程度を入れることが出来るというわけです。
つまり、リアルで文庫本1冊の中にデジタルで2000冊のデータが入るというわけですので、言い換えれば密度は2000倍になります。
ただ、デジタルにすれば良いというわけではないのです。
デジタルには向いているもの、向かないものが有ります。
これは次にお話しましょう。