ちょっとしたお話です。
タクシーに乗ったときに運転手さんとお話したこと。まあ、覚書のようなものですね。
参考にしていただければと思います。
タクシー会社も当然営利企業ですから利益を上げることは大事なことです。
しかし、タクシーの運転手さんが無事に戻ってくることもそれと同じか、それ以上に大事なことです。
いわゆる、運転手が倒れるまでこき使うようなタクシー会社は大手ではありえません。
では、東京が雪の日のタクシーはどうなっているのか。
実は稼働台数は通常よりも減っています。
というのも、運転手さんが休みたがるからなのです。
プロとして当たり前の行動なのですが、運転のリスクは雪道では明らかに高くなります。
自分が問題なくても、向こうから突っ込んでくるリスクも当然跳ね上がります。
安全を重視する運転手さんは雪道では運転しないという選択肢が当然出てきます
では、そのように申し出されたタクシー会社はというと、当然それを認めます。
これ当たり前のことですが、事故を起こして困るのはタクシー会社もです。
したがってリスク管理の観点から、その申し出は受けるのです。
というわけでタクシーの稼働台数は減少します。
だったり逆に稼働しているタクシーでは売上は上がるのではないか。
現在のタクシー運転手さんは歩合制ですから給料が上がるので、運転したがるのではないか。
と思い、運転手さんに聞いてみたのですが、回答は予想外のものでした。
つまり、雪の日に運転しても利益はなかなか上がらないのです。
上がるのは客を載せている時間だけ。
というお話でした。
理由は簡単なものです。距離が稼げないから。
道路ものろのろですから、遠くまで走るのに時間がかかってしまうんですね。
また、営業範囲外(客を乗せることができる地域って、決まっているんですよ)に行ってしまうと、帰ってこれなくなってしまう。
そのために収入はなかなか伸びないんだそうです。
以外な事実がたくさん出てきました。
では、逆に客の立場でタクシーを捕まえるにはどうしたらよいか。
一番簡単なのは電話すること。
営業所に電話をしてタクシーを呼ぶのが一番簡単です。
しかし、雪の日は営業所にかかる電話の量が増えるので、つながりにくくなります。
それを承知のうえで、何度も電話をかけ続けるのです。
では、実際に街ナカでタクシーを捕まえるにはどうしたら良いのでしょうか。
駅のタクシー乗り場で待っている?
いえいえ、いつまでたってもタクシーは来ません。
といってもタクシーは頑張って駅には行こうとしているのです。
でも途中でお客さんを乗せて行ってしまうのです。
なので、駅で待っているくらいであれば、少し歩いて大きな通りを流しているタクシーを待ったほうが良いのです。
いやあ、いろいろな人とお話をしていると、新しいことが分かるんですね。