本日は、絵本のご紹介を。
残暑厳しい毎日ですが、まだまだセミの鳴き声が響いております。
本当は、8月上旬にご紹介をしたかったのですが、雑事に追われ遅くなってしまい、
今年はもう時期外れかと思ったのですが・・
でも、やっぱりご紹介しておきたい!
『セミくん いよいよこんやです』
7月の下旬から、セミの抜け殻をあちこちで見かけるようになりました。
子供たちは、みな競って集めており、我が家も例外ではなく、
集めた抜け殻たちが、玄関前にきれいに並べられているのも見慣れた光景となりました。
そんなセミたちの旅立ちの日。
その一日を描いた絵本です。
セミの子供が、長年過ごした家に別れを告げ、地上へと登ってゆく場面に、
ちょっとしんみり。
友達の虫たちから、地上の世界への歓迎を受け、『生きているってうれしい!』
そんなお話です。
この絵本を購入したのが、7月下旬。
娘が気に入って、毎日読んでいたところ、ちょうどセミの羽化に遭遇!
絵本の通りでビックリでした。
娘だけでなく、見守る大人たちも大興奮。
貴重な経験になりました。
午後8時、幼虫の背中が割れて、ゆっくりと羽化し始めました。
意外と早く出てきました。ここまで、15分位です。
体は全部出ましたが、まだ羽は縮んだままです。前足2本で、脱いだ殻にしがみついています。
羽が伸びてきました。抜け殻は、コンクリートに引っかかっているだけなので、風で落ちそうです。
羽化したてのセミが、こんなにキレイなグリーンだったなんて、知りませんでした。
絵本でも、きちんとグリーンのセミが描かれています。
羽もすっかり伸びて、体が乾いて固くなるのを待つばかりです。
抜け殻は、子供たちが持っていってしまいました(笑)
約1時間で、羽化が終了。
しばらくの間は観察していましたが、さすがに朝までは観察できず、
早朝確認すると、いなくなっていました。
どこかで、元気で鳴いているのでしょう。
がんばれ、セミくん!!