先日も患者さんがいらっしゃいました。
シラミそのものはしばらく痒みが出てこないこともあります。
そのため、注意喚起を受けていても、「かゆくないから」
とばかりに、頭のチェックをされないことも多く有るようです。
そのためにしばらく時間が経過してから、再発が出てくるんですよね。
一番いいのは、一斉に専門家が確認をすること。
なんですが、なかなか難しいのでしょうか。
TEL050-3355-9592
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F
といっていますが、毎年、秋には流行していますよ。
幼稚園児や小学生がほとんどなので、あまり知られていないのですが。
また、局地的な流行なので、周りに出ていなければ全く知られることは無いのですが。
しらみは夏に感染します。
どうしても、プールや遊んでいる時に直接虫が乗り移るので仕方がない面も有るのですが。
そして、潜伏期が数週間あるということで、
秋のこの季節に多く発生するように見えるのです。
治療ですが、まず、薬は効かないものと考えて、治療を行うべきです。
スミスリンシャンプーが治療の中心に成るかと思いますが、
耐性率は30%を超えているはずです。
1/3が効かないのと、薬だけに頼ると結果的に治療期間が長くなるので、
あまりお勧めはしていません。
大事なのはとにかく髪を切ること、短くすること。
以前にも記事にしましたが、物理的に虫卵を取る事が大事になるのです。
男の子であれば丸刈りにするだけでしらみの駆除が出来るのですから
是非検討してみてください。
女の子でも髪の毛を短くすることは大切です。
怪しいと思ったらまず皮膚科を受診しましょう。
しらみの話を聞いたらまず髪の毛を確認し、見慣れないものが髪の毛についていないか確認しましょう。
またわからない時には家族も一緒に皮膚科を受診しましょうね。
アタマジラミの患者さんは相変わらずぽつぽつと受診されます。
スミスリンシャンプーも在庫が少なくなったので、追加で発注しました。
来週には届くでしょう。
さて、アタマジラミですが、以前にお話したように、シラミに対するアレルギーが生じるために頭が痒くなります。
痒くなってきて、髪の毛を見て、初めてシラミと気づくこともあるかと思います。
家族の誰かがシラミになっているのに気がついた時にまず行うべきこと。
それは家族全員の頭のチェックです。
痒くない→シラミがいない
ではありません。シラミが頭皮に存在しているにもかかわらず、アレルギー反応は起こっていないために
痒くないということもたくさんあるのです。
診察していると、特に子どもからお母さんに移っている確率が非常に高いです。
ですので、まず、家族全員髪の毛のなかまでしっかりとシラミをチェックしましょう。
これ、大事です。
・・・お父さんにアタマジラミが伝染っている例はほとんどありません。
お父さんは家にあまりいないのでしょうか。また、子どもとあまり遊ぶ時間が無いのでしょうか。
がんばれ、お父さん!
さて、最後は治療のお話をしていきましょう。
シラミの診断がされました。卵も見つけました。
では、どうするか?
スミスリンと言う薬が有ります。
でも、あくまでも薬は補助療法なのです。
なぜか?
最近薬の効かないシラミが増えているからなのです。
ですので、あまり頼りすぎても行けない。
では、どうするのか?
髪の毛を切ってしまいましょう。
極端に言えば、まるこめにすることでしらみは確実にいなくなるのです。
つまり、しらみの成虫は髪の毛の中に隠れます。
卵は髪の毛に植えつけます。
したがって、その髪の毛がなくなってしまえば、シラミの生活する場所も、産卵する場所もなくなってしまうのです。
これって、非常に合理的な治療だと思いません?
まあ、でも、外来では男の子はともかく女の子は丸坊主には出来ません。
次に行うことは髪の毛をかき分けかき分け、卵を探すことです。
卵を見つけたらその卵が付いている髪の毛をぱちりと根本から切り取ってください。
切った髪の毛はトイレットペーパーにくるんでトイレにポイしてください。
髪の毛についた卵は放置する先生もいますが、
私は取るべきと考えています。
それは、新しく植えつけた卵があるかどうかが治療効果の目安になるからです。
髪の毛についた卵を放置しておくと、それが新たに植え付けられたものか否かを判断できませんので、
治療の効果も判定できません。
なので、中に虫がいるかいないかわからなくても毎日卵が有るか確認し、
必要なら髪の毛を切ってあげたほうが良いでしょう。
髪の毛を切りたくない人は目の細かいクシを使って髪の毛を空いてあげてください。
もしもクシの歯に卵が引っかかったら髪の毛をゆっくりとひっぱり、卵を取り除いてください。
じつは、これは昔から有るクシの方が向いています。
最近のクシは目が荒いので、卵をうまく捕まえることが出来ないのです。
スミスリンシャンプーにもクシはついています。可愛くないですが。
薬は現在はスミスリンしかありません。
少し前までγBHCという物もありましたが、環境ホルモンに当たるということで
現在は使用が禁止されています。
ワセリンをベッタリと髪の毛につけ、シラミの成虫を呼吸不可能にする方法もあるようですが、
ベタベタしますしね・・・
こうしてみると、昔の人の生活にもある面では非常に合理的だという気もします。
子どもは丸坊主。
大人の女の人はクシで髪をすき、
大人の男の人はまげを結う時に沢山の油を使う。
実はこれは合理的なシラミ対策なのでしょう。
ボサボサ頭の浪人が頭をぼりぼり引っ掻いている時には
その頭にはシラミがきっと付いているのでしょう。
そのように考えると、時代劇を見るのもなんだか楽しくなってきますよね。