わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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シャンプー

頭にはシャンプーを使っていますか?

何をいまさらと思われるかもしれません。

大人の世界では当たり前の事なのかもしれませんが、

赤ちゃんの世界では珍しい事なのです。

 

赤ちゃんの診察をするときには必ず頭を何で洗っているか聞くことにしています。

というのも、何で洗うかによって、頭の症状の出方消え方が変わってくるからです。

 

答えで最も多いものが全身用のシャンプー、次いで固形石鹸または液体石鹸。

頭用のシャンプーで洗っているとの答えはその次くらいの多さです。

うん、これ、頭皮にはあまり良くないんです。

 

全身用のシャンプーを使っている赤ちゃんの頭皮を見てみると

結構ぱさぱさしています。髪の毛も同じく乾燥しています。

石鹸でも同様の状態です。

逆に頭皮に付着した皮脂の取れ方は悪く、

あたかもかさぶたの用に固着していることも多く見られます。

 

と、まあ、このように頭に全身用のシャンプーや石鹸を使うと

おちつかないことも結構あるのです。

だから、赤ちゃんの頭には頭用のシャンプーをしっかりと使うようにしましょう。

当院のお薦めはキュレルかドゥーエのシャンプーです。

試供品もありますので、気になるからは声をお掛け下さい。

キュレル シャンプー ポンプ 420ml

2E(ドウ-エ)シャンプ-

全身用のシャンプーは赤ちゃんの頭には向かない

新生児

さて、今回はシャンプーのお話です。

 

赤ちゃんの頭の湿疹。皆さん受診されますが、

聞いていると気になるのがシャンプーです。

ほとんどすべての人が「全身用のシャンプー」を頭に使用しているんですよね。

 

でもこれ、結構合わないようですよ。

 

考えてみると、全身用のシャンプーとはからだ用に作るのが合理的です。

頭の面積は全身の面積の1/10位ですから、どうしても体に合わせるのが当然の用に思えます。

 

さて、お母さんの中でからだ用の石鹸を頭に使ったことがある人はいるでしょうか。

実は、昔使ったことがあります。一人暮らしの時にシャンプーが切れたので使いましたよ・・・

 

使用感は、あまり良いものではありませんでした。

髪の毛はキシキシ言っているわりに、頭皮のベタつきは取れませんでした。

 

これと同じことは赤ちゃんのお肌でも起きていると考えてよいでしょう。

結果として皮脂が十分に取れず、残ってしまい、その皮脂が湿疹を作ってしまう。

ということが起きてしまうのです。

 

外来をしていて、頭の湿疹の赤ちゃんがやってきた。

頭用のシャンプーに変えるように指導したら次回の受診時に良くなった。

(もちろん薬は使いませんよ)

という経験を沢山しています。

 

頭の湿疹が出ている赤ちゃんが気になる時には

あえて頭用のシャンプーを使ってみてはいかがでしょうか?

 

ちなみに我が家ではキュレルのシャンプーを使っています。

お試しあれ。

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頭を痒がる子どもへの対処法

新生児

赤ちゃんが頭を痒がる、ひっかくというお話は診察室でもよく聞きます。

今回は頭を引っ掻いている赤ちゃんに何ができるかというお話をしていきましょう。

 

赤ちゃんが頭を引っ掻いているのは多くは乾燥が原因です。

早い子では生後3ヶ月、遅くとも生後半年になると、脂漏性湿疹はなくなります。

(尤も、脂漏性湿疹は痒くなりませんが。)

その後の頭部の湿疹はほとんどが乾燥による湿疹です。

では、なぜ乾くのか?

これはもう年齢、季節によるものといえるでしょう。

 

生後3ヶ月の赤ちゃんの皮膚は一生の中で最も弱い皮膚です。

当然乾燥もし易いものです。

また、冬になると、空気が乾燥しますから、皮膚も乾燥してきます。

そのために頭部の皮膚も乾いてくるのです。

 

もう一つの原因は洗い過ぎです。

石けんで頭を洗っていると、どうしても皮膚の乾燥が強くなってしまいます。

そのために痒くなってしまうのです。

また、体温が上がると痒みは増強されます。

そのために入浴直後は特に痒くなってしまうのです。

 

では、対処法はどうするか?

今までのお話の反対をすればいいのです。

 

年齢・季節は残念ながらコントロールは出来ません。

しかし、洗い過ぎはコントロールできます。

どうするか?頭は頭用のシャンプーを使うのです。

また、乾燥肌・アトピー用のシャンプーを使うのもひとつの方法です。

石けんに比べて洗浄力は弱いのですが、逆に皮膚の保護作用は強いために

乾燥は抑えることができます。

これだけでも頭の痒みが減る子は沢山います。

 

もう一つは暖めないこと。

保冷剤や氷枕を使って頭を冷やす。

また、入浴直後に冷たいタオルで温度を下げる

などの対策を取ることで、痒みを抑えることができます。

 

お風呂から上がったあとに赤ちゃんが頭を引っ掻いて困ります。

という方はぜひ試してくださいね。

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朝シャワーのススメ。こども編

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ゴールデンウイークも終わり、だいぶ暑い日が増えて来ました。

北海道、東北では2週間前に雪が降っていたのに、今は真夏日ですか……

体調にはくれぐれもお気をつけください。

 

さて、暖かかくなり、皮膚科医の間ではアトピーがみんな悪くなってきたという

話が増えています。

その原因は色いろあるでしょう。

しかし、その中の一つとして汗があることはご存知でしょうか。

 

アトピー性皮膚炎が悪くなるきっかけを聞いてみると、

「乾燥」と「汗」が最大の原因でした。

しかし年齢により、どちらが悪いかがわかれます。

大雑把に言うと、幼児園児くらいまでは「乾燥」

それ以上になると「汗」が悪さをする印象があります。

 

乾燥に保湿剤という対策があるように

汗にもシャワーという対応策があります。

 

朝、5分だけ早く起きて(起こして)シャワーを毎日浴びてください。

石けんは実はあまり必要ありません。アセモの部分に使うくらいで構いません。

毎日、シャワーをしてあげるだけで、随分アトピーの症状の出方は変わりますよ。

 

また、シャワーにはもう一つ利点があります。

シャワーをすれば、必ず裸になりますよね。

つまり、朝の塗り薬をつけやすくなるのです。

 

もともと子どもは汗をかきやすいもの。

朝のうちから、汗をかいた頭がすえた匂いをしているのもイヤですからね。

(我が家では「頭が発酵している」と言っていますが。)

 

暑くなり、子どもがおへそをだして寝るようになったら、朝シャワー、ぜひ試してください。

 

追記。

先のエントリー。大人は朝シャンですが、子どもは朝シャワーです。

上にも書きましたが石けんはアセモの部分を除いてあまり積極的に使う必要はありませんが、

匂いが強いところにはしっかりと使ってくださいね。

 

2013/5/23更に追記

シャンプーや石けんですが、全身に1日2回使うと乾燥が強くなる印象があります。

アトピーや乾燥肌の子は症状が悪くなることがありますので、気をつけて下さいね。

朝シャンのススメ。大人編

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朝シャン、懐かしい言葉です。最近は聞かないですね。

調べてみるとバブル期の言葉です。

そういえば、日本で再び「ティモテ」を販売するようですね。

あのCMソングを聞くと懐かしく思う人もいるかもしれません。

 

私はいつも言っているのですが、夏こそ、成人男性は朝シャンをするべきと

考えています。

 

男性は皮脂分泌量が多く、また、汗も大量にかきます。

その皮脂や汗を皮膚表面に存在している細菌やカビが食べて、それを代謝し、

結果として起きるものが脂漏性湿疹やワキガとなるのです。

また、アセモにつおても同様のことが言われています。

また、汗や皮脂そのものにも種々の化学物質が存在し、それが嫌な匂いの元となります。

細菌や真菌がその原因となるので、それを薬で叩いてしまえば、

脂漏性湿疹やワキガ、アセモや匂いは良くなるのですが、あまりスマートな対応ではありませんよね。

むしろ、朝に一度シャワーをすることによりそれらの症状が匂いを抑えたほうが良いでしょう。

(石けんは頭部、顔面、ワキ、股間部などに使うだけで構いません)

 

実際に自分でも朝にシャワーをすると、その日1日さっぱりとした気分で過ごせます。

また、特別な石けんを使うことで、小鼻の赤みもなくなりました。

コラージュフルフル 液体石鹸 250mlコラージュフルフルネクスト シャンプー すっきりサラサラタイプ 400ml

(この石けんには脂漏性湿疹の原因となるカビを抑える成分が入っています)

 

暖かくなってきた時こそ、いかがでしょうか。