サッカーのワールドカップ最終予選。
ヨルダン戦で日本の選手にレーザー(ポインター?)の光が
当てられていたことがニュースになっていました。
いくらなんでもあんまりだろうと思います。
これで少なくとも私のヨルダンに対する心象はだいぶ悪くなりました。
その後、日本のサッカー協会はFIFAに抗議文を提出したようですね。
ただ、そのニュースで気になることがありました。
マスコミのこのニュースの取り上げ方は
「サッカーの試合を行う時に、障害になる」
ということが最初に出ていました。
しかし、レーザーを病院で扱っている人間としては
順番が違うだろう。
と思います。
まず、眼への被害を最初に考えて欲しいのです。
少なくとも医療用のレーザーを扱っている人間の一人として
眼へのレーザー照射にはいくら気をつけても使いすぎることは無いと考えています。
特にレーザーの照射孔を直接覗きこむなどもってのほか。
今までに若い先生の指導をしていて、このような事態になったことはありませんが、
もしもそういうことになりそうなときは怒鳴りつけることも辞さない覚悟です。
そのくらい、眼へのレーザーは気をつけるべきものなのです。
今回の抗議文の中身まではわかりませんでしたが、
まず眼への影響を出し、
ついでサッカーの試合に対する影響を述べる。
それが筋だと思います。
今の日本代表の選手が何年サッカーをするのかわかりませんが、
少なくとも、サッカーをやめても、その人の人生は続くのですから。