今日も手足口病のお話
診察をしていて気になっているのですが、7月の手足口病と今の手足口病、
少し症状が違うような気がするのですよね。
7月のは先のブログにも書いたとおり、手足口肘膝尻と広い範囲に大きな発疹が出るのが特徴です。
そして多分爪が落ちる。
今の手足口病は発疹のサイズが小さいのが以前のと異なる点です。
そして発疹の領域は手足口とおとなしい。
その違いがあります。
多分原因となるウイルスが違うんでしょうねえ。
コクサッキーとエンテロとかかなあ?
手足口病は簡単に説明すると夏風邪の一種であり、それが皮膚にも症状を及ぼすわけです。
夏風邪もいくつものウイルスが原因となるように手足口もいくつものウイルスが原因となり
症状が出ます。
そして免疫はそれぞれのウイルスに対して別個に付くので、コクサッキーの手足口にかかったから
エンテロの手足口を防ぐものではありません。
つまり、ひと夏に2回手足口になりうる。というわけなのですよ。
まあ今回感染して免疫が付けば今後数年はそのウイルスにはかかりにくくはなるのですが。
ただ今年の夏は大変ですよねえ。というお話でした。