わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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だっこひも

ほっぺたに湿疹があるときにはあえて抱っこ紐を使わないという考え方

昨日のお話の続きです。

 

ほっぺたに湿疹が出来ました。

どうしましょう、というお話です。

 

当然ながら湿疹を治療することも大事です。

でも、それだけではなく、湿疹を悪化させない予防策も必要になってきます。

 

湿疹を悪化させないためにはどうすればよいか。

こすらせないことです。

では赤ちゃんは何でほっぺたをこするのか?

もちろん自分の手でこすることもありますが、こすりつけることもあります。

何に?抱っこ紐に。

 

ということで、湿疹が出た時に症状が落ち着くまでの間、

抱っこ紐に乗せない

ということも広い意味での治療法になるのです。

 

状況に応じて抱っこ紐とベビーカーを使い分けてあげてください。

抱っこひもの「ひも」が湿疹を作る

うちの娘も少しずつ動きまわるようになってきました。

お母さんも動きまわりたいんですよ・・・

今回は抱っこ紐のお話です。

 

ほっぺたの湿疹を作る原因には様々なものがありますが、

そのひとつは抱っこ紐です。

顔の横にある、紐の部分をよだれでベトベトにしてしまい、

それが長時間の間ほっぺたに付着するために湿疹を作ってしまうのです。

 

なので、特に紐の部分には気をつけて上げる必要があります。

カバーもありますので、上手にカバーしてあげることが大事です。

また、塗れた布は乾燥した布より強い擦れ刺激となりますので、

カバーもこまめに取り替え、洗濯する必要があります。

 

そこでの留意点が幾つかあります。

多くの子は右か左、どちらかをより多く向く癖があります。

そのため、ベタベタになる抱っこ紐は片側のみであることも多くあります。

そういう子の場合、両側にあえてカバーをつける必要はなく、

汚れやすい片側のみにカバーをつけるだけでも大丈夫です。

また、カバーですが、専用のものを使うのではなく、タオルやタオルハンカチを

巻いて使用しても良いのです。

 

これからの時期はベビーカーよりも抱っこ紐の使用頻度が増えるかと思いますが、

よだれ負けにも気を配ってみてくださいね。