なぜか?
見えなくなるからです。
スピール膏とは高濃度のサリチル酸が含まれている薬品です。
サリチル酸は皮膚と溶かす作用があるので、貼ってしまうと皮膚が全体的に白っぽく、ふやけて来てしまいます。
これが結構難物です。
というのも、皮膚の状態が見えなくなってしまうんですね。
イボ、タコ、ウオノメはそれぞれ別の病気です。
見分けるには皮膚の盛り上がりや出っ張り具合も一つの判断材料となるのです。
中には本当に難しいものも有るのです。
それがスピール膏でふやけた状態になると、区別が全く付けられない状況になってしまいます。
治療を行いたくても、次回再度受診してくだいと言わざるを得ないのです。
必要があれば治療を早く始めたいので、スピール膏をつけたまま初回の受診を行うことはあまりおすすめできませんよ。