わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

湿疹

毛虫にご注意を!

最近、診察をしていると、毛虫に刺されたと思しき症状の方が多いです。

もちろん蚊刺されも増えてきました。

 

毛虫は恒例のチャドクガのようです。

指先でつまめるくらいの小さな毛虫ですが、要注意。

茶色と黒のシマシマの、その黒いところに小さな針のような毛がびっしりと備わっており、

キケンを感じた時にその針を放出します。

目では見えないのですが、刺されるととてもかゆいのが特徴です。

ある日突然、体の一部を中心に同じような大きさの赤い発疹が多発したら

それは毛虫を考えなければいけません。

 

要注意です。

 

2015年6月18日 勉強会のお知らせ

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。

     
2015年6月18日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-019
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください
    
2015年6月25日
こどもがうつる皮膚の病気 ID-A-005
保育園から幼稚園・小学校の時期にかかる
伝染る皮膚病の紹介とその治療・予防法についてお話します
    
2015年7月2日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-018
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2015年7月9日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-020
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

2015年7月23日
こどもがうつる皮膚の病気 ID-A-006
保育園から幼稚園・小学校の時期にかかる
伝染る皮膚病の紹介とその治療・予防法についてお話します

2015年7月30日
虫さされのはなし IB-A-006
だれもが一度はかかる虫さされ、
原因から虫の種類、治療法までしっかりと確認しておきましょう

時間
  開場 10:45
  講義 11:00-11:45
  質問の時間 11:45-12:00

    
場所
 わかばひふ科クリニック 待合室
  180-0002
  吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
  0422-22-1232

定員
 6名

費用
 無料

講師
 野崎誠
  わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
 赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
  他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
  勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
  おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
 駐車場は2台分あります。予約は受け付けておりません。
  駐車場が一杯の場合は近くのコインパーキングをご利用ください。
問い合わせは下のサイドメニュー内からの問い合わせフォームをご利用ください。
予約完了時の返送は行っておりません。ご注意ください。

予約時の注意事項
 キャンセルは前日まで、問い合わせフォームよりお願い致します。

個人情報について
 個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
 各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。

お申し込みは下のカレンダーの該当する日時をクリックして行ってください。
問い合わせフォームからはお申込み出来ませんのでご注意ください。

[monthly_calendar id=”1880″]

第2子のアトピーは悪くなる?

本日質問されたので、少し考えてみました。

・・・今まで考えたことが有りませんでしたので。

 

まず、アトピーが悪くなるかについては、病気そのものがどうかを考える必要があるでしょう。

ついで、病気に付随するあれやこれやについて考えてみましょうか。

 

アトピー性皮膚炎という病気そのものについてですが、

第2子だから悪くなるというお話は聞いたことが有りません。

遺伝的な要素は当然ありますが、これは生まれ順とは全く関係の無い要素です。

ついで、病気の症状の面から考えても、生まれ順とは関係無さそうです。

まあ、遺伝的な要素ですべて決まるわけでも有りませんが。

 

ついで、病気に付随するあれやこれやです。

医師側から考えた時、第2子だから、何かが変わるかというと、あまりかわりは無さそうです。

ただし、一人っ子と、兄弟とを考えた場合、兄弟の方が治療はわずかですが甘くなるかもしれません。

これはある意味当たり前なのですが、兄弟2人を一緒に診察するときにはバタバタするので、

症状の確認が少し悪くなる可能性があるからです。

 

と、ここまで書いてみてふと思ったのですが、これは保護者にしても同じことかもしれません。

一人っ子と、兄弟がいる場合では、一人っ子の方が濃厚なお世話を受けることが出来ます。

これは当然ですよね。保護者の時間は、兄弟がいたとしても倍になるわけでは有りませんから。

つまり、スキンケアについては、一人っ子に比べて兄弟がいると、緩くなる可能性が考えられます。

目が届かず、スキンケアが甘くなり、結果として湿疹が悪化する傾向がある。

という可能性は有るかもしれませんね。

 

つまり、第2子のアトピーは悪くなりやすい

ということも出来るかもしれません。

 

 

 

でもね、一つ裏に事実が隠されています。

第1子のアトピーも落ち着かなくなる可能性もあるんですよね。

理由は同じ。目が行き届かなくなるから。です。

 

兄弟とアトピー。このようにして考えてみると結構奥の深い問題ですよね・・・

2015年5月21日 勉強会のお知らせ

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。

     
2015年5月21日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-018
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください
    
2015年5月28日
こどもがうつる皮膚の病気 ID-A-004
保育園から幼稚園・小学校の時期にかかる
伝染る皮膚病の紹介とその治療・予防法についてお話します
    
2015年6月4日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-017
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
     
2015年6月18日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-019
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください
    
2015年6月25日
こどもがうつる皮膚の病気 ID-A-005
保育園から幼稚園・小学校の時期にかかる
伝染る皮膚病の紹介とその治療・予防法についてお話します
    
2015年7月2日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-018
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2015年7月9日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-020
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

2015年7月23日
こどもがうつる皮膚の病気 ID-A-006
保育園から幼稚園・小学校の時期にかかる
伝染る皮膚病の紹介とその治療・予防法についてお話します

2015年7月30日
虫さされのはなし IB-A-006
だれもが一度はかかる虫さされ、
原因から虫の種類、治療法までしっかりと確認しておきましょう

時間
  開場 10:45
  講義 11:00-11:45
  質問の時間 11:45-12:00

    
場所
 わかばひふ科クリニック 待合室
  180-0002
  吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
  0422-22-1232

定員
 6名

費用
 無料

講師
 野崎誠
  わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
 赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
  他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
  勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
  おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
 駐車場は2台分あります。予約は受け付けておりません。
  駐車場が一杯の場合は近くのコインパーキングをご利用ください。
問い合わせは下のサイドメニュー内からの問い合わせフォームをご利用ください。
予約完了時の返送は行っておりません。ご注意ください。

予約時の注意事項
 キャンセルは前日まで、問い合わせフォームよりお願い致します。

個人情報について
 個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
 各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。

お申し込みは下のカレンダーの該当する日時をクリックして行ってください。
問い合わせフォームからはお申込み出来ませんのでご注意ください。

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どうして直接リンクを貼らないんだろう?

今日の疑問点です。

 

慶応大学皮膚科の長尾先生らによる論文が話題を呼んでいるようです。

遺伝子操作をして、アトピー性皮膚炎のような症状を起こすマウスを作成したところ

そのマウスの皮膚には黄色ブドウ球菌が多く存在していたということのようです。

で、抗生剤を投与していれば、炎症をより抑えることが出来た。と。

 

記事のニュアンスでは、ブドウ球菌対策云々となっているところが多いようですが、

すでに人間のアトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚には一般的には

黄色ブドウ球菌が沢山住んでいることが知られています。

イソジン消毒療法(私はオススメしていませんが)なども、上記の治験に基づく

治療法ですしね。

 

でも、問題はそこじゃない。

新聞はテレビは仕方有りません。

なんで、インターネットの記事からは、その論文にダイレクトにリンクが貼られていないのでしょうか?

 

その論文が気になる人、絶対にいますよね。

そして、その中には英語が読める人もいますよね。

更に、生命科学の論文を読める人もきっといますよね。

 

であれば、なんでリンクをはらないの?

一般の人が記事を読めるようにどうしてしないの?

と疑問に思ってしまうわけです。

 

新聞やテレビはしかたないですよ?

でも。インターネットに配信しているのならば、難しいことでは無いですよね。

 

記事を検索から探せばいい?

ええ、探しましたとも。

直接論文にアクセスするのに、2分で出来ましたとも。

 

でもね、それは私がその分野について詳しく知っているからです。

長尾先生の名前を検索欄に打ち、雑誌名を検索欄に打ち、

その雑誌を探し、その中から該当する記事を更に探す。

そんなに難しくはなかったのですが、それは自分の専門分野だから。

 

もしも、気になる記事が「地学」だったり「宇宙科学」だったり、

はたまた、「経済心理学」だったりしたらどうでしょう。

そうなったら、必要とする論文に辿り着ける自信は有りません。

 

なんで、リンクを貼るという行為ができないのでしょうか?

記者も元となる論文を読んでいなかったから?

発表原稿をそのまま記事にしているから?

 

まあ、そこまではわかりませんが、

記事を掲載する人が、

「実際に元の情報源について、一般人が確認することには意味が無い」

あるいは「必要がない」

などと考えているのでは無いか?

などと邪推をしてしまうわけなのです。

 

これって、日本だけなのでしょうか?

外国ではどのようになっているのでしょうか?

気になるところです。

 

 

 

最後に、今回の論文への直接リンクを載せておきます。

参考までに。(会員登録、もしくは有料ダウンロードが必要なようです)

http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1074761315001284

そして、すべての記事の元となった、慶応大学からのプレスリリースへの直接リンクです。

クリックして20150422_nagao.pdfにアクセス

皮膚科でみる小1ギャップ

小学校が始まり、1週間が経過しました。

新1年生の肌のトラブルが増えています。

まあ、仕方ないことですけどね。

 

それはなぜか。

どうしても生活習慣がかわります。

そのために大きな精神的な重圧がかかってきます。

ストレスにより、悪くかるということがまず上げられます。

当然、睡眠の状況も変化するでしょう。

一般的には睡眠時間は短くなると考えられます。

 

また、汗をかいても今までの時間に帰ってこられるわけでは有りません。

より、汗が皮膚に付いている時間は長くなり、それが刺激になってしまいます。

 

次いでスキンケア。

どうしても学校が始まると朝のシャワーやお昼の塗り薬が出来なくなってきます。

 

そのために湿疹が悪化する子、蕁麻疹が出てくる子が続出するのです。

 

まあ、時間と共に多くは良くなっていくことも多いかと思いますが。

落ち着かない場合は少し頑張って朝や帰宅時にシャワーをする、薬を塗る、

早めに寝るなどの対処で良くなることも多いです。

 

是非試してみてください。

おちんちんの湿疹はまずパンツのチェックを

今回のお話はおちんちんのお話です。

幼稚園から小学生くらいの男の子で時々おちんちんの湿疹がある子がいます。

原因は何でしょうか?

 

幾つか考えられます。

まず汗。

汗って、結構しみるんですよね。

また、汗を煮付めて皮膚に塗るとみんなかぶれることが知られています。

そのくらい、汗の刺激は強いのです。

もう一つは蒸れ。

どうしても密閉空間なので、湿度が上がり、蒸れてしまいます。

体感温度が上がると痒みを感じるのは人の常。

それで引っ掻いてしまい、湿疹を悪化させてしまいます。

 

最後の一つはおしっこです。

そんなに?と思うかもしれませんが、これも原因としては忘れてはいけません。

男の子のおちんちんは特にこのくらいの年齢ではみんな包茎状態です。

つまり、亀頭包皮と亀頭の間にはどうしても隙間ができています。

その隙間におしっこがたまり、それがパンツに付いてしまい、皮膚にくっつく。

そのためにおしっこで皮膚がふやけ、湿疹を作ってしまうのです。

 

ちなみに、おしっこが悪さをしているか判断するのは比較的簡単です。

そうです、パンツを見れば良いのです。

パンツに黄色いおしっこのシミが出ていれば、おしっこのカブレの可能性があるのです。

 

 

治療については通常の湿疹と同じで構いません。

しかし、スキンケアでもいくつか気をつけるべき事が有ります。

 

まず、洗うこと。

洗うことにより、汗やおしっこなどの水に溶ける刺激成分はなくなります。

次に乾かすこと。

蒸れを抑えることも大事です。

ブリーフの子の場合、トランクスに変えることも考えても良いのかもしれません。

最後に一つ。

パンツはこまめに変えましょう。

朝には必ず。汗をかいた後にもパンツを変えてあげたほうがよいでしょう。

 

 

さめはだととりはだ2 とりはだの話

さて、次は鳥肌のお話です。

 

鮫肌と鳥肌。似ていますが、少し違います。

この鳥肌、アトピーや乾燥肌の子によく出てきます。

毛穴のぶつぶつは鮫肌に似ていますが、

部分は全身のどこにでも出来る可能性があるものです。

鮫肌は一部ですから、ここに大きな違いが有ります。

 

鳥肌の原因は軽度の湿疹。毛穴の周りに軽い湿疹が起きているのです。

鮫肌には湿疹性の変化は有りませんので、ここが大きな違いになります。

当然湿疹である鳥肌は痒みが有ります。

鮫肌はかゆくないので、ここも大きな違いです。

 

治療についても同様です。

鮫肌は何もしなくて大丈夫ですが、

鳥肌は放おっておくと湿疹になってしまいます。

なので、症状をみて、落ち着か無さそうであればステロイドの薬を塗って

抑えこむ必要があるのです。

 

鮫肌は体質ですが、鳥肌は湿疹。

似ているけど、異なる2つ。しっかりと対処していきたいものですね。

 

赤ちゃんの湿疹の原因がわからないのはよくあること

自分の娘が何をしているかなんて、完全にわかることは無いのです。

たとえ、それが赤ちゃんであったとしても。

というお話です。

 

左の脇腹に、米粒位の大きさの湿疹が出来ました。

かれこれ1ヶ月くらい前でしょうか。

現在も微妙に残っています。

痒くないこと。あとは、湿疹の自然治癒を見て行きたいので、

薬を塗らずに敢えて残してあります。

 

でも、この湿疹のできた原因がわかりません。

洋服などで擦れる部分でもありません。

皮膚の下には骨もありません。

(一般に骨の直上は擦れやすく、湿疹ができやすいのです)

引っ掻いている様子もありません。

 

自宅で皮膚科医がいっつも(?)見ている娘の湿疹の原因ですら

はっきりしないこともあるのです。

 

よく外来で湿疹にしても他の皮膚の病気にしても、

原因は何かと問われることがあります。

しかし、結構な割合で解明することは難しいのです。

理由はいくつかあります。

ひとつは時間が経ちすぎていること。

半年前からの湿疹の原因を解明するのは非常に難しいのです。

もう一つは、自分でもわからない原因があること。

本人が気がついていない以上、わかることはありません。

最後の一つは原因らしい原因がないこと。

ということも結構あるのです。

 

そのような場合はどうするのか?

とにかく湿疹を治すこと。それに尽きます。

そして同じような湿疹が繰り返すようであれば、

そこに共通する原因を検討するような形になるのです。

 

ちょっとしたものの原因を探すことの方が

皮膚科では難しかったりするのです。

「原因は、はっきりしません」

と言われてもがっかりしないでくださいね。

日較差が10度を超えたらアトピーの悪化に要注意

春です。暖かくなりました。

しかし、朝夕はまだまだ寒いですね。

実は、この朝夕の寒さがまだ残っている季節はアトピーには要注意の季節なのです。

 

春と秋は一般的にアトピー性皮膚炎の患者さんから落ち着かないと言われることが多くなります。

誘因は多分たくさんあるのでしょう。生活の変化も一つのきっかけになりますし、引っ越しもあります。

時にはストレスなども有るかもしれません。

年度末の事務仕事が忙しい?それも有るでしょう。テスト・・・はもう終わったかな?

 

しかし、もうひとつ忘れてはいけないのは汗です。

特にこの時期の朝夕とお昼の温度差はかなりの物が有ります。

朝にちょうどいい服装でいたら、お昼に外出するときには暑かった。

ということもよくあるお話です。

その汗が湿疹を悪化させることもよくあるのです。

 

この時期の洋服については迷うことも多いかと思いますが、

迷った時は薄くする。

これが基本です。

ダイナミックに洋服の枚数を変えて上げて下さい。

それが湿疹の予防にもつながるのです。