わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

予防

往診の時に最初にするお話

少しずつ涼しくなってきました。

往診の時にはありがたいですね。

 

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さて、現在当院は数名の患者さんの往診を行っております。

疾患は様々ですが、褥瘡や湿疹などが多いです。

さて、この往診の時に最初に聞くようにしているお話があります。

それは何でしょうか?

 

 

そのお話は「(患者さんあるいは介助者が)ご飯をしっかりと食べていますか」というお話です。

玄関で介護者の方が迎えてくれるのですが、その時に世間話半分、診察に関係する話半分で聞いています。

そうすると、スムーズに現状の確認、問診に移ることが出来るのです。

 

そのお話をすると、なんで皮膚科で食事?と思われる方もいるかと思いますが、

食事の話は大事なのです。

 

往診の患者さんで多く見るのは床ずれ、褥瘡です。

褥瘡はやはり栄養状態が悪くなるとできやすく、治りにくくなることが知られています。

褥瘡は体の一部が死んでしまう病気ですから、治すのにタンパク質をはじめとする栄養分が必要なのです。

そのため、栄養状態の確認は非常に重要になるのです。

また、その他の病気についても栄養状態が良いことは治療を早めることになります。

逆に栄養状態が悪いと、全身にざまざまな問題をきたし、それが皮膚に影響することにもなります。

なので栄養状態の確認は非常に重要な話なのです。

 

また、介助者の食事の摂取状況も大事なお話です。

食事が十分にトレなければ十分に介助できません。介助は重労働なのです。

介助者が元気ないと、患者さんも元気がなくなります。

なので介助者の食事についても把握したほうがいいのです。

 

こうして往診は進められます。

小さな話が大きな治療のヒントになるのです。

家での手荒れの治し方

リラックマ ゴム手袋

先日、テレビを見ていたらウエディング雑誌の付録特集をしていました。

一番売れ行きを上げた付録が、なんと、レースでデコレーションしたゴム手袋でした。

びっくりしましたが、逆にもっとデコ手袋が一般的になってくれれば手荒れで悩む人は減ると思うのですが。

 

手荒れにおいて、もっとも大事なことは素肌を晒さないことです。

そもそも、手荒れは毎日の家事仕事でも悪化します。

主婦湿疹とも言われるとおり、手荒れは仕事を指定なくても出来るものですから、

逆に毎日の生活を少しずつ変えていくことが予防と治療になるのです。

 

手荒れで大事なことは手を濡らさないこと、石けんを付けないこと。

ですので、炊事の時、特に皿を洗う、テーブルを拭く時には必ずゴム手袋をかけたほうがいいでしょう。

可能ならば料理をするときにもゴム手袋をつけたほうがよいのですが、ゴム手袋だとゴワゴワしてしまうのが問題です。

本当はその時にも介護用の薄いプラスチックやゴムの手袋をつけて欲しいのですが。

あと、以外にも濡れた洗濯物を干すときにも手は荒れます。

多分、濡れることや、ものを触ること、こすれることが良くないのでしょう。

そのため、洗濯物をホスト機にもゴム手袋をつけたほうが良いのです。

 

以上の2種の家事では、濡れるので、それを予防するために防水の手袋を使う必要があります。

また、それ以外の洗濯物を畳むときや、掃除、片付けの時には綿の手袋をしたほうが良いでしょう。

 

あとは、以外に外出するときにも手荒れの原因は潜んでいます。

特に自転車、あとは車のハンドルを持つ時には、自分の汗で濡れる。グリップで荒れることが起こります。

その時にも本当は手袋をしたほうがいいのです。

タクシーの運転手さんを見て下さい。みんな白い手袋をしていますが、

それによって、手荒れは防止できていると思います。

 

最後に忘れていけないのは寝ているとき。

その時にも必ず手袋を使うことを忘れないようにしてくださいね。

1日の4/1から1/3はみんな寝ていますから。

 

 

手荒れの予防も治療も職場と家庭での対応が一番です。

治療の効果が上がるも下がるも予防が大事。

まず、毎日の生活を見てあげて下さい。