わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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2019年9月9日午前は臨時休診となります(9月8日21時追記あり)

来週月曜日の外来についてのお知らせです。

 

2019年台風15号の関東地方への接近が予想されます。

まだ進路ははっきりしませんが、8日夜から9日朝にかけて

関東地方を直撃する可能性が出てきました。

 

現状進路がはっきりしないので、決定ではありませんが、

9日午前中(進路によっては午後も)臨時休診になる可能性があります。

今後状況の変更がありましたら当ページを随時更新しますが、

9日の予約については変更を推奨いたします。

 

患者さん及びスタッフの安全確保にご協力をお願いいたします。

 

9月7日21時追記

台風の進路が定まってきたようです。

幸いにも台風は8日夜から9日朝にかけて関東地方を通過するようです。

現状では9日午前の診療は予定通り行う予定です。

 

9月8日21時追記

台風の上陸は近づいてきました。

まだ雨風はそれほどではありませんが、夜半から悪化する予報が出ております。

各交通機関にも運休などのダイヤの乱れが生じることも徐々に判明してきました。

以上の情報を総合的に検討した結果

9日午前の診療は行わない。

と決定させていただきました。

9日の診療は13時より開始となります。

 

秋のチャドクガが出てきました(2019年9月)

秋ですね。

チャドクガの季節がやってきたようです。

 

本日経験した方ですが、

サザンカの葉の裏に多数の毛虫が存在しており、

その処理を行っている最中に腕に毛虫の湿疹を受けました。

話を聞いていると、どうもチャドクガの若齢幼虫から受傷したみたいです。

 

今年の春のチャドクガは非常に少なかった印象がありますが、

もしかすると今年の秋は大量に発生する可能性がありますね。

 

チャドクガには注意を払ったほうが良さそうです。

今年2回目の手足口病(2019年9月)

さて、ここ数週間の外来で目にする用になりました。

手足口病はまだまだ感染が続いているようです。

 

ただ、当初67月に目にしていたものと少し症状が変わってきた印象があります。

発疹が出るのは仕方の無いところではあるのですが、

全体的に発疹が小ぶりになってきました。

手掌足底の発疹も少ない傾向あります。

 

これはどういうことを意味するのか?

多分ですが、原因となるウイルスの種類が異なっていることを予想させます。

 

手足口病と一口に言いますが、その原因となるウイルスは数種類あります。

つまり、67月の手足口と9月の手足口のウイルスは異なっている可能性があるということ。

 

これによって生じる可能性があるのが

年に2回手足口に感染する可能性です。

一度手足口が発生するとその原因となるウイルスに対しては数年間の免疫が成立し、

そのウイルスには感染しないように体調が整えられるのですが、

その免疫機能は非常に厳密であり、他のウイルスに対しては効果を示すことがありません。

そのため、別のウイルスを原因とする手足口病には再度感染してしまう。

ということがあるのです。

 

これが1年に2回手足口病を起こすことがありうる理由となります。

感染した人は今後しばらく感染のリスクが下がるのがメリットと言えばメリットですが。

 

手足口病、まだ油断せずに行きましょう。

新学期、でもシャワーはきちんとしていますか?(2019年9月)

さあ、9月になりました。

世の中的には学生さんの新学期が始まりました。

クリニックの前を元気に登校する小学生もたくさん目にします。

 

では、皆さん、夏休みのスキンケアを学校が始まっても継続して行っていますか?

とういう質問にYes!と胸を張って言える人はどのくらいいるでしょうか。

少ないでしょうねえ。きっと。

 

どうしても学校が始まると時間の使い方が変わってしまい、犠牲になるのがスキンケアの時間です。

特に朝のシャワーは難しいようですね。

 

しかし、ここ数日はスキンケアの不足によると思われる湿疹の悪化が増えています。

・・・みんなそんなに宿題が終わらなかったのか。

特に関節部分の湿疹の悪化ですので、朝のシャワーだけでも随分改善が見込めるんです。

 

なので、まだ朝のシャワーはしっかりと行ってくださいね。

デュピクセントの飛行機内持ち込みには書類が必要です

デュピクセントの治療歴も長くなってきた患者さんの中には

旅行や出張などでデュピクセントを飛行機内に持ち込む必要が

出てくることもあります。

今回はそんなお話です。

 

まず、デュピクセントの飛行機内持ち込みそのものについて。

これは一定の条件をクリアすれば問題ありません。

そして、手持ちで持ち込みを行う形になります。持ち込み手荷物というものですね。

預け入れは基本的には禁止となります。

(航空会社に指示された場合はその限りではありません)

というのも、預け入れ荷物は基本的に与圧はされません。

高度数千メートルの中、与圧も暖房もされませんので低温にさらされます。

そのために薬の成分が変質してしまう可能性、

注射器が凍結してしまい正常に稼働しない可能性。

が出てきます。

したがって必ず持ち込み手荷物としての取り扱いが必要になるわけです。

 

もう一つは航空会社の許可について。

こちらは書類をしっかりと用意する必要があります。

サノフィさんのWebに、海外渡航国内旅行用にそれぞれ書類がありますので、

そちらをダウンロードし、必要事項を医療機関にて記載して貰う必要があります。

これがないと空港で飛行機に乗るか、薬を破棄するかの難しい二択を迫られる可能性が

ありますので、要注意です。

 

また、医療機関に持参しても外来の混雑状況によっては即日に書類が用意できない

可能性がありますので、ご注意ください。

 

旅行に行く前には必ず。できれば、決定したらすぐに医療機関に相談してください。

薬の心配をせずにゆったりと旅行を楽しみたいところですね。

 

9月のデュピクセント投与開始カレンダー(2019年9月)

恒例になりつつある?

デュピクセントの開始情報です。

 

以前にもお話したように、デュピクセントの投与方法には特徴があり、

初回2本、2回目以降1本。

2週間毎に投与を行う。

というものです。

薬剤の金額は3割負担で1本あたり概ね2万5千円ですので、

高額療養費(多くの方は8万円程度かと思われます)

1ヶ月あたり4本以上の投与になりますと、

薬剤費10万円→高額療養費が上限となり、

結果的に負担が少し軽くなる特徴があります。

そのために当院では患者さんの負担軽減のために

月始にデュピクセントの治療開始をおすすめしております

(一刻でも早く良くしたい方は最短での投与開始を行いますので、ご安心ください)

 

9月ですが、デュピクセントの投与が月に3回行える日程は

残念ながらありません。

カレンダー通りであれば2日が16日、30日とうまくいきそうなのですが、

あいにくシルバーウイークのために16日がおやすみになってしまう。

ということで季節があまり良くないようですね。

 

残念です。

練馬区公園管理者に連絡しました(立野公園:イラガ)(2019年8月)

先の記事の続きのお話になります。

 

流石に2週連続して毛虫の被害がありましたので、

練馬区の公園管理者に連絡をいたしました。

「イラガですか・・・」

と特に驚くような様子も有りませんでしたので、

すでに連絡が入っている可能性があります。

 

いずれ駆除などの対応がなされるかともいますが、

対応されるまでは毛虫のいそうな場所には近づかないようにしたほうが良さそうです。

 

続報ありましたらまたブログに掲載をしていきたいと思います。

毛虫発生:練馬区立野公園 2例目(2019年8月)

先日も毛虫による症状を訴える患者さんが受診されました。

 

発生場所:練馬区立野公園

原因毛虫:イラガ の可能性が非常に高い

 

この子も先の子と同じように、痛みだけがを刺された瞬間から出現しました。

これはチャドクガなどの他の種類の毛虫皮膚炎には見られず、

イラガにのみ特有の所見です。

また目撃状況も「緑色のとげとげした虫」とのことでしたので、

一致するかと思われます。

 

話によると水場の近辺に大量に発生してるようです。

立野公園を利用される方はご注意ください。

 

「やらないと決める」ことが湿疹をつくる(2019年8月)

さて、いよいよ季節の変わり目がやってきました。

夏から秋への季節の移動が始まります。

 

ここで湿疹の悪化する原因を考えると、意外にも汗が一番に挙げられます。

どのような状況で湿疹が悪化するのか?

それは夏の戻りです。

 

一時気温が下がり秋めいてきた時期のあとに一時的に気温が上がり夏が戻ってくる。

このタイミングで湿疹が悪化するパターンが多いのです。

 

つまり、夏の戻りによって大汗をかいてしまう。

しかしスキンケアは秋のスキンケアになっているために汗の刺激を除去できずに

結果的に湿疹を作る。

というシナリオです。

 

どうしても気温が下がってくると夏のスキンケアは不適当なように感じるようになります。

夏のスキンケアはとにかく洗うこと、流すことに主眼が置かれていますから

一面では止むを得ない面もあるのですけどね。

気温が下がるとその洗うスキンケアは減少することになっていきます。

当然ですよね。

でも、一時的な夏の戻りのときにスキンケアが足りないので、

湿疹ができるのが問題になるのです。

 

なので、この時期のスキンケアは「決める」ことはなしにしたほうがいいでしょう。

決めるとは決めつけること。この時期だからという思い込みはなしにすることです。

 

この時期の厄介なところは日によって大きくスキンケアを変える必要があります。

夏のスキンケア、秋のスキンケアいずれも対応できるようにしつつ、

その日の状況や皮膚の状況を見ながら夏と秋のスキンケアをどのような割合で

行うのかを決断していくというのがベストのような気がします。

 

まあ、はっきりしない季節なので、スキンケアもあえてはっきりさせないで

進めていってもいいのかなと思います。

なので、一番良くないのはこうだと決めること。

ということになるのでしょうか。

 

はっきりしません?まあ、そういう季節なのでしょう、きっと。

夏だから?耳が荒れることがあります(2019年8月)

ここ数週間、耳の湿疹を訴える患者さんが増えてきました。

夏特有の現象なのでしょうか?

少し考えてみることにします。

 

まず、耳切れはなぜ発生するのか?という話は以前したことがあるかと思います。

原因は汚れです。

汗だったり、ホコリだったり、小さな子では涙だったり。

その汚れがずっと付着する環境にあるときに湿疹ができます。

つまり、洗いが不十分であること。

 

結局のところ、耳切れの原因は

汚れ と スキンケアの不徹底

であるわけです。

 

では、夏になぜ耳切れが悪化するのか?

これはもうおわかりでしょうか。

汗です。

 

夏になり、汗が増える。

そうするとそれだけで耳切れが悪化します。

また、耳切れの子の殆どが耳の中を洗っていない。

洗えていない状況になっています。

 

だからこの時期耳の湿疹が増えるんですねえ。

 

治療については逆に考えることにしましょう。

湿疹についてはまずステロイドの塗り薬を短期間、必要最小限に使用して

抑え込む。

そして、予防のためにしっかりと毎日石鹸を使用して耳を洗う。

そして流す。

 

それが一番の治療法であり、予防法にもなるのです。

 

夏の耳切れ。

しっかりと治療と予防を行うことにしましょうね。