子どもの蕁麻疹の原因で一番多いものが食事と思っていませんか?
お母さんの多くはそのように思っているようです。
常識と言い切られることもあり、びっくりしたことがあります。
実は、違いますよー。
毎日の外来で診察をしていると、当然ながら蕁麻疹の患者さんがたくさん来ます。
当然子どもの患者さんもたくさん来ます。
お話を疑い、原因として怪しいものを確認していると、
一番多いものが感染でした。
感染と言っても皮膚の感染ではありません。
全身性の疾患。つまり、風邪や下痢などの呼吸器感染症あるいは消化器感染症が原因となることが
多いようです。
当然わからないものもありますが、更に詳しく聞いてみると、
疲れていたり寝不足だったり、体調が悪かったりという子に多く出てくるようです。
少なくとも、「ウチの子は全然元気です!」と言われることはほとんどありません。
そして、その次に出てくるのが食事です。
たまーにいますよ。
でも、食物アレルギーの症状の多くは蕁麻疹や赤みという皮膚症状が出てきます。
非常に多いです。
蕁麻疹と食物アレルギーの関係は片思いのようなものです。
蕁麻疹の原因は
1)感染症
2)体調不良
3)食物アレルギー
の順番になります。
しかし、食物アレルギーの症状としては
蕁麻疹
が一番多い症状です。
どうも、片思いは食物アレルギーがしているようですね。
じんましん、ツレナイですね・・・