わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

症状

唇が乾いてきませんか? (2017年9月)

秋になりましたね・・・

さて、診察室でも湿度が下がり、乾燥の強くなってきた子が続々と受診するようになってきました。

さて、では自分の子どもの皮膚の乾燥をどうやって知ることが出来るのか?

今回はそんなお話をしていきましょう。

 

まず全身の皮膚の中で最も乾燥しやすいところはどこか?

それは粘膜との移行部分になります。

最もわかりやすいのは唇ですね。

もともと薄い顔の皮膚の中でも特に薄い部分の一つになります。

 

なので、大人の唇が乾燥したと思ったときには、

子どもの皮膚の乾燥も出てきている時。

なんですね。

 

唇が乾いてリップクリームを使いたくなったら、

子どもにも保湿剤を塗ってあげるようにすると、

乾燥肌を防ぐことが出来ますよ。

NHK「あさイチ」にて掲載?されました。 2017年9月13日

本日のNHK「あさイチ」に出演?掲載?されました。

・・・まだ見ていませんが。

 

テーマは古い日焼け止めに気をつけろ。

ということで当院を受診された方にある傾向がありましたので、

そのお話について。

ボード一枚だったので、気がついた方は少なかったかもしれませんが・・・

 

このような形で古くなった塗り薬や化粧品などについての注意喚起がなされるのは

とても意味のあることだと考えてます。

みなさんも気をつけてくださいね。

 

今年は「秋」が早くやってきた(2017年9月)

早いもので、もう9月です。

秋がやってきました。

というにはいつも早い時期ではあるのですが、今年はまさにその状態です。

というのも、寒い。

だけではありません。

乾燥もかなり強く出ている印象です。

 

湿度は気象予報であまり目にすることはないかもしれません。

しかし皮膚科医としての目は気温よりもむしろ湿度に注目が行くのです。

 

現在の湿度はどのくらいか?

これからどのように変化していくのか?

を見ながら処方を行っています。

 

赤ちゃんや小さな子のお肌は非常に敏感なものです。

だから、周辺環境にも大きく依存するものなのです。

そのため、湿度の低下により皮膚の乾燥が一気に進み、

結果として湿疹の悪化をきたすことも多いのです。

 

印象ですが、その境目は湿度55%程度。

その目で見ると・・・

今年はすでに日中にはその湿度を下回る日が出ています。

最近過ごしやすくなったわけですね。

(湿度は気温の不快感に強く影響しますから)

 

診察をしていても、子供たちのお肌は少しずつ乾燥を増しているように見えます。

例年は9月下旬くらいからその兆候が見えるのですが、

今年はいつにもましてその傾向が強く現れているようです。

 

そろそろ、冬の支度を始めたほうがいいですよ。

保湿剤もあまりきちんと塗っていなかった人は、

しっかりと塗るようにしたほうが良さそうですね。

0歳児の虫刺されは点ではじまる

虫刺されですね。

でも、0歳児の赤ちゃんの虫刺されはこんなふうには出ませんから。

 

0歳の赤ちゃんの虫刺されは「点」だけです。

大きさも数ミリ程度。

そして、それが拡大することはほとんどなく、落ち着く時はそのまま落ち着いてしまいます。

また。痒みが出ることも有りません。

もう一つの特徴は刺された日には出ないこと。

半日後から翌日くらいに出てくるんですね。

 

なので、お母さんは気が付かないんですね。

実際に診察の時にそのようにお話をするとびっくりするお母さんが多くいるんですよ。

 

知らなかった?というお母さんも多数。

そうなんです。赤ちゃんの虫刺されは年齢によって出きかたが異なるのが特徴なのです。

 

赤ちゃんの虫刺され、刺されていないのではなくて、見逃しているだけだったりして。

 

薬疹を疑うのなら、市販薬の使用もやめるべき

最近の外来であったお話です。

薬剤アレルギーを疑って受診された患者さん。

お話を聞いていると、薬剤師さんに相談をしているのですが、

病院で処方されている薬はやめたほうがいいけど、

市販薬はOKで、飲んでいました。

とのこと。

いや、ダメですって、それは。

 

外来では処方箋医薬品による薬疹をよく見るので、

そちらに意識が行きますが、思った以上に市販薬でのアレルギーは

起きているのも事実です。

結構知られていませんが。

製薬メーカーさんも意外に知らないようですが。

クロ現で記事にもなっていますね。

 

薬疹を疑ったときにはまずすべての薬剤をやめること。

だって、体内に入ってきた何らかの分子に対するアレルギー反応ですから。

なんだって、反応を起こす可能性があるんです。

まずやめないと。

 

市販薬だったらアレルギー反応が出にくいとは限りません。

少なくとも症状が出ている以上、可能性はすべて否定しておきたいんです。

 

で、中途半端な内服はせずに病院を受診すること。

アレルギー反応なので、その後も同じ物質を飲んでいると

更に悪化してしまいますから、要注意ですよ。

 

質問:高齢になっても虫刺されで水ぶくれになることはありますか?

さて、今回の質問です。

中年の方ですね。虫に刺された後に水ぶくれになる。

徐々に症状がつよくなっているようだが、原因はあるのでしょうか?

という内容です。

 

まず、簡単に回答を述べましょう。

「起こりえます」

です。

 

では、解説を。

虫刺されの反応はなぜおきるでしょうか?

虫の注入した毒や唾液成分に対するアレルギー反応が起きるからです。

 

なので、アレルギーの強さには虫側の要因と人体側の要因があります。

 

まず、虫の要因。

これは虫の種類ですね。

まず、水ぶくれを作るような虫に触れば水ぶくれができます。

マメハンミョウやツチハンミョウなどが有名でしょうか?

カンタリジンというタンパク質が毒になり、皮膚を溶かします。

あとは、ネコノミなど、水ぶくれを作りやすい虫もありますね。

こちらは化学的な問題というよりもアレルギーの問題です。

 

次に人側の要因。

アレルギー反応が強くなるような要因があれば、

反応が強くなり、水ぶくれが起きることがあります。

アレルギー反応にも実は色々ありまして、

まず全身の反応のしやすさがあります。

これは一つは遺伝によるもの、もう一つは体調によるもの。

ストレスがかかっているときや何らかの感染症があるときなどは、

アレルギー反応は強く出ることがありますね。

もう一つは、経験値によるもの。

 

経験値は虫ごとにカウントされます。

つまり、ある種類の虫にたくさん刺されると、徐々に反応が弱くなると

言うことですね。

でも、気をつけたいのは虫の種類はものすごくたくさんあり、

そのために経験値はそれぞれ、膨大な数に上ります。

そして、その虫の種類の違いはこちらでは認識していないことも

多々あるんですね。

だから、同じ「蚊」に刺されているつもりでも、実際のところ

別の種類であり、その違いを想定していないがゆえに

思った以上に反応しているということもあります。

これは、引っ越しや転居の後に虫刺されの症状が年齢相応よりも

遥かに強く出ることから十分に考えられます。

 

なので、このような要因が関係し合い、

年齢よりも遥かに強くアレルギーの反応が出ることがあるのです。

 

まあ、そう判断するのは難しいんですけどね。

 

回答は以上になります。

参考になりましたでしょうか?

お役に立てればうれしいですね。

 

 

 

当ブログでは、皮膚疾患についての相談を承っております。

下の問い合わせフォームか、ブログのコメント欄より記入ください。

なお、頂いた相談内容については個人情報を秘匿の上、

当ブログで公開させていただきます。

非公開での相談は承っておりませんので、ご注意ください。

質問:虫に刺されたことが無いのですか、そんなことありますか?

 

こうやってブログを書いていると、時に質問メールが飛び込んでくることがあります。

今回はその質問に答えてみることにしましょう。

 

さて、今回のメールは虫刺されのお話です。

虫に刺されたことが無いのだが、それって有るの?

というお話ですね。

では考えてみましょう。

 

虫に刺されたことがあるかないか?

それを証明することは困難です。

ただ、刺されにくい人がいるのは事実です。

 

どんな人か?

一言で言えば汗をかかない人ですね。

虫は汗に寄ってきます。

正確には汗の中に入っている様々な化学物質に対して

誘引されます。

なので、汗をかきにくい人にはよっていかない可能性は十分に考えられます。

実際に、汗のできにくい尋常性乾癬という病気の方には虫さされが少ないというデータがありますし、

先天的に汗をかかない、無痛無汗症、減汗性外胚葉形成不全症の子と話をしていても、

虫刺されの話を聞く事はありませんね。(統計データとしてはありませんが)

 

 

もう一つの可能性は、アレルギー反応そのものがなくなっている可能性。

これは二つに別れまして、

刺され慣れていない場合と、刺されすぎた場合の二つにわけられます。

最初の刺され慣れていない場合。

これは赤ちゃんですね。生後半年くらいまでの赤ちゃんは虫に刺されても全く反応は有りません。

しかし、年齢とともに大きな反応を起こすようになってくるのですが。

もう一つは高齢者。

何回の刺されると、そのうちに虫刺されではアレルギー反応は起こらなくなってきます。

なので、何も起きない。

 

となるわけです。

 

「虫に刺されたことがない」人はいくつかのパターンに分けることができました。

さて、皆さんの周りにはそんな人、いませんか?

 

2017年7月6日 勉強会のご案内

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。

    
 2017年7月6日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-041
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2017年7月20日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-044
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

時間
  開場 10:45
  講義 11:00-11:45
  質問の時間 11:45-12:00

    
場所
 わかばひふ科クリニック 待合室
  180-0002
  吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
  0422-22-1232

定員
 6名

費用
 無料

講師
 野崎誠
  わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
 赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
  他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
  勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
  おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
 駐車場は提携駐車場をご利用下さい。

予約時の注意事項
 キャンセルは直前まで承ります。問い合わせフォームよりご連絡ください。
防犯上の観点から電話ではお受けできませんのでご注意ください。

個人情報について
 個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
 各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。


予約希望の方は最下段の問い合わせフォームより希望日時をご記入のうえ、ご連絡ください。
折り返し、電話にて当院より予約状況の連絡をさせていただきます。
よろしくお願い致します。



今年は毛虫が少ない年でした?(2017年5月)

そろそろ梅雨ですねえ。

 

今年の毛虫被害は非常に少なかった印象があります。

昨年の1/5から1/10くらいでしょうか。

 

原因はわかりません。

昨年暑かったから?冬に雨が多かったから?

なんともいえませんが、今年の被害は少なかった印象があります。

 

今年の秋や来年もそうだといいのにな。

どうなるのでしょうか。

虫刺されの季節になりました。2017年5月

今年も虫刺されの季節になってきました。

我が家の下の娘も刺されていましたよ・・・

(写真は昨年の虫刺されです)

 

最近、虫刺されで受診される患者さんが増えてきました。

気温も上がり、蚊の行動が活発になってきたようです。

 

今年最初の虫刺されは症状が強く出る印象があります。

つまり、痒みも強いということになりますので、

早めに治療を開始してあげて下さいね。