わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

乳児

アトピー性皮膚炎が落ち着いてくる気候だった(2019年7月)

先月末から今月にかけて、小さな子のアトピー性皮膚炎は

軒並み改善を見せています。

この現象、昨年までには見たことがありませんでした。

・・・ということは、今年のこのうっとおしい天候が

湿疹を抑え込む要因になっているような印象があります。

 

小さな子のアトピー性皮膚炎は気象に関連する病気です。

その中でも特に湿度に依存する傾向があります。

湿度の下がる冬には明らかに患者さんの数が増え、

症状が強くなる傾向があります。

では、逆に湿度が極端に高くなったら?

そうですね。乾燥が改善するために

アトピー性皮膚炎の症状がよくなってくる。

ということが理論的に考えることができます。

 

実際、ここ数週間の平均湿度は100%近辺をウロウロするという

例年以上に高い傾向がありました。

そのために湿疹もきっと落ち着いてきたのです。

 

ということで非常にいい季節になっていたんだなと。

 

 

残念ながら年長児には改善傾向が少なかったようです。

多分年齢が上がってくると乾燥のために湿疹ができるというよりも

汗やホコリなどの刺激が原因になっているからなのでしょう。

むう。

 

赤ちゃんの乾燥肌が出てきました(2018年10月)

外来の診察を指摘がついたこと。

赤ちゃんの受診が少しずつ増えています。

秋です。秋がやってきたのです。

 

赤ちゃんの乾燥肌ですが、周囲環境の湿度に大きく影響を受ける印象があります。

つまり、夏は少なく冬に多い印象です。

 

そして秋になって湿度が下がってきたので、赤ちゃんの受診が増えたようです。

 

これからもどんどん乾燥が強くなりますので、

湿疹がどんどん出てくるようです。

 

湿疹ですが、こじれると治療の手間も時間も余計にかかりますので、

早めに受信することをおすすめします。

2018年6月7日 勉強会のご案内

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。

 2018年6月7日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-049
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2018年7月5日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-051
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

 2018年8月2日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-050
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします

時間
  開場 10:45
  講義 11:00-11:45
  質問の時間 11:45-12:00

    
場所
 わかばひふ科クリニック 待合室
  180-0002
  吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
  0422-22-1232

定員
 6名

費用
 無料

講師
 野崎誠
  わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
 赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
  他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
  勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
  おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
 駐車場は提携駐車場をご利用下さい。

予約時の注意事項
 キャンセルは直前まで承ります。問い合わせフォームよりご連絡ください。
防犯上の観点から電話ではお受けできませんのでご注意ください。

個人情報について
 個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
 各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。


予約希望の方は最下段の問い合わせフォームより希望日時をご記入のうえ、ご連絡ください。
折り返し、電話にて当院より予約状況の連絡をさせていただきます。
よろしくお願い致します。



2018年5月10日 勉強会のご案内

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。

 2018年4月5日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-048
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2018年5月10日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-050
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

 2018年6月7日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-049
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2018年7月5日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-051
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

 2018年8月2日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-050
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします

時間
  開場 10:45
  講義 11:00-11:45
  質問の時間 11:45-12:00

    
場所
 わかばひふ科クリニック 待合室
  180-0002
  吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
  0422-22-1232

定員
 6名

費用
 無料

講師
 野崎誠
  わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
 赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
  他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
  勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
  おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
 駐車場は提携駐車場をご利用下さい。

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よろしくお願い致します。



赤ちゃんの爪切りはどうすべきか。

今回は前回に引き続き赤ちゃんの爪の話をしていきましょう。

 

前回のまとめですが、日常のスキンケアに対して大事な赤ちゃんの爪の特徴として

・伸びるのが早い

・薄い

ということがあります。

(それ以外はトリビアレベルのお話ですね)

つまり、爪切りもその状況に対応して行う必要があります。

 

大事な点その一。

大人よりも頻繁に爪を切ること

伸びるのが早いわけですからより頻度を多く爪切りをする必要があります。

外来で見ている印象からすると週1回では遅いくらい。

ベストは5日に1回位のペースでは無いかと思います。

 

その二。

白い爪は最小限に残すだけにすること

赤ちゃんだから気にして白い部分を多めにするお母さんがいますが、

それはあまりよくないですね。

大人と同じレベルまで切り進めて構いませんよ。

 

その三。

丸く爪を切ること

最近増えた印象があるのですが、爪が四角くなっている赤ちゃんがいます。

真ん中は白い爪が無いんですが、両脇にはネコミミの用にぴょこんと飛び出している爪の

赤ちゃんがいます。

この爪、ひっかくと結構な確率でかさぶたになって湿疹を悪化させますので、

あまりよくない形です。

なので、できればハサミを使って、丸く切って上げることが大事なんです。

 

その四。

最後にヤスリをかけること

赤ちゃんの爪は薄く、それを切っただけでは断面も鋭利な状態になっています。

それはちょうどカッターナイフの様。

切れ味はものすごくよく、お母さんの顔も切ってしまうくらい。

なので、最後にヤスリをかけて爪の角を柔らかくしてあげて下さい。

なお、ヤスリですが、爪切りについているのでは少し硬すぎます。

お母さんの爪の仕上げ用の目の細かい柔らかいヤスリが適していますので、

使ってみて下さい。

 

以上、赤ちゃんの爪切りのポイントでした。

しっかり切って上げてくださいね。

赤ちゃんの爪の特徴

さて、今回は爪の話です。

特に赤ちゃんの手や足の爪。

大人と比べてどのような違いがあるのでしょうか?

 

まず見ていてわかることは少し透き通っています。

これは一つは爪の厚さ、もう一つは爪の水分量によるもの。

赤ちゃんの爪は薄いです。

おおよそ大人の1/2、老人の1/3くらいでしょうか?

その分爪の下が透けて見えるので、透明に見えます。

あまり白く濁っている感じがありませんよね。

もう一つは爪の水分量。

水分が少なければ白く濁って見えます。

一般的に年齢とともに爪の水分量が下がっていきます。

したがって白く濁ったようになっていくのです。

 

また赤ちゃんの爪の特徴として薄いことがあります。

こちらも厚さは成人の1/2程度。

なので、おかあさんの顔や胸をスパスパと切ることがあります。

もちろん、自分の顔も・・・

 

それに伴い、爪の生えるスピードもかなり早いことが知られています。

こちらも成人の倍のペースで伸びていきます。

理由も先の項目と同じ理由です。

つまり、爪は根本部分から押し出すように伸びていくので、

軽ければそれだけ伸びが早いという理屈です。

 

つまり、赤ちゃんの爪と大人の爪を同じようには考えてはいけないのです。

伸びるのが早いように思えるのではなく、実際に伸びるのが早いと考えておいたほうが良いのです。

 

またまた手のひらが赤くなる発疹が増えてきました。(2018年2.3月)

寒さも徐々に和らいできた今日この頃ですが、

また子どもたちの手のひらのあかみが出てきたようです。

まだ頻度はそんなには高くないようですが、注意喚起のために記事にすることにします。

 

手のひらの赤みということで今回も多分ウイルスだろうなと思ってみています。

しかし昨年夏から秋に流行したものと少し異なるのは

・あまり痒くない

・足の裏には症状が出ていない

んですよね。

なので、実は昨年のものとはまた微妙に異なるウイルスが原因なのかもしれないです。

 

その他の特徴は概ね昨年と同じです。

・良く見られるのは幼児特に幼稚園前。

・全体をみると、幼児から小学生くらいまで。

・まず手のひらが全体的に赤くむくんでくる。

・かゆみはあったりなかったり。どちらかと言うと無い子が多い。

・その時の直近には何も思い当たる原因は(当然ですが)ない。

・徐々に萎れてくるが、その後一皮むける。

・最終的に萎れた皮膚が元にもどる。

・経過は全体的に2-3週間程度。

・症状が出る2-3週間前には風邪を引いたり、体調を崩したことがある。

こんな感じです。

 

今回も原因は全身性のウイルス感染症でしょう。

ウイルスの検査をしてもまず出ないので、通常は経過を見る形になります。

 

これからも増える可能性はありますかね。

注意してみて行く予定です。

 

2017年6月1日 勉強会のご案内

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勉強会のご案内

当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。

    
 2017年6月1日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-040
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2017年6月15日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-043
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

 2017年7月6日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-041
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
    
2017年7月20日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-044
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください

時間
  開場 10:45
  講義 11:00-11:45
  質問の時間 11:45-12:00

    
場所
 わかばひふ科クリニック 待合室
  180-0002
  吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
  0422-22-1232

定員
 6名

費用
 無料

講師
 野崎誠
  わかばひふ科クリニック院長

受講時の注意事項
 赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
  他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
  勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
  おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
 駐車場は提携駐車場をご利用下さい。

予約時の注意事項
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 個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
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足の先の湿疹が増えています

ここ何日か、同じような症状で受診された子がいたので、注意喚起も兼ねて記事にします。

 

赤ちゃんから、よちよち歩きの子ですが、結構足の指先に湿疹をつくって受診されます。

亀裂まで行かない、皮一枚の剥け。表皮剥離と呼びますが、

そんな症状は両方、どちらかというと利き足に強く、

親指>人差し指>中指

とつくってきます。

 

これ、洗い方が足りないと出ることがあります。

 

どうしても歩くようになった子を洗う時には立ったまま洗うことが多くなります。

すると、足の指の洗い方が不足してしまうのです。

 

そのために湿疹ができるというわけです。

対処は簡単。洗うこと。

意識して洗ってあげてください。

きっとすぐにきれいになりますよ。

 

今回は足のお話でした。気をつけて洗ってね。

赤ちゃんの顔のひっかきにはどう対処するか

今日は赤ちゃんのお顔のひっかきのお話です。

 

 

まず、なぜ引っ掻いているのか?

原因は幾つか考えられます。

 

1)痒いから、湿疹が有るから。

まずは湿疹のせい。

赤くなってじくじくしている湿疹があるとかゆみを感じることがほとんどです。

なので、気にしていじってしまう。

ただ、気をつけてほしいのは湿疹とは目に見えるものだけでは有りません。

医療従事者はsub-clinicalと呼んでいる状態も有るのです。

subとは***の下。clinicalとは症状の事。

つまり、見た目の症状が出るほどではないけれども、

落ち着かない状態というわけです。

いわゆる予備軍の状態。

ただ、この段階でも既に痒みが出ているので、要注意ですね。

 

2)汚れているから。

汗や涙、その他のもので汚れていても気にして引っ掻いてしまうことがあります。

厳密に言えばいじっている。なのですが、

パット見た感じは引っ掻いているように見えますね。

 

3)暑いから。

1)と2)の複合ですね。

しかし、純粋に温度の上昇が痒みの増強効果があります。

なので、暑いと余計痒さを感じてしまうのが問題です。

 

月齢により、ひっかく場所や動作は異なりますが、

このようにして掻爬をしているのです。

 

 

ではどうすれば抑えられるのか?

解決方法です。

 

1)薬で抑える。

炎症や湿疹が有るからひっかくのでまずは薬を塗って抑えてしまいましょう。

ステロイドの塗り薬は上手に使えばトラブルなく、抑えることができます。

 

2)保湿剤を塗る

乾燥は湿疹の原因になります。なので、保湿剤をしっかりと塗ることが湿疹の予防になりますし、

ちょっとした湿疹であれば保湿剤だけで抑えることができます。

なので、乳液性のサラッとした保湿剤を使うことでひっかきを抑えることも出来るのです。

しかし、湿疹そのものを抑える効果はステロイドよりも弱いので、

かゆみ予防としての使いみちは限定的です。

 

3)保護剤を塗る

先程の保湿剤とは異なり、ベタッとした油性の者です。

保湿剤が皮膚に水分を与える役目が有るのに対し、

保護剤は皮膚の上に膜を貼るのが役目です。

つまり、皮膚の表面に異物が付着しないようにし、

湿疹を作らないようにするのが目的です。

しかし、ベタベタしてしまうので、逆にひっかく原因になることもありますので、

使い方は要注意です。

 

4)洗う、流す。

実は結構大事。

洗う、流すことによって皮膚の表面についた異物を物理的に除去してしまうのです。

ただし、流し方が弱ければ逆に石鹸が残存してしまい、湿疹になりますので、

要注意。

 

5)爪を切る

今までの項目とは少し毛色が違いますが、大事です。

つまり、爪が延びていると傷が余計についてしまい、

それが痒みを呼んでしまう。という悪循環になります。

したがって、爪をしっかりと切って、引っ掻いた時のダメージを減らすことは

ひっかきの予防として大切なことになります。

 

まず、お家で出来ることはやってみても良いかもしれません。

しかし、それでもひっかきが落ち着かないときには湿疹が残っているか

スキンケアにトラブルの種があるかのどちらかですので、

一度診察を受けてみても良いかもしれません。

 

痒いことは本人の生活の質を落としますし、

引っ掻いているのを見るのも周囲の人にとっては辛いことです。

早めに抑えてあげたい所ですね。