わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

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2022年夏休みのおしらせ

2022年度の夏休みのお知らせです。

 

最終診療日は8月10日水曜日

8月11日木曜日は祝日です。

 

診療の再開は8月17日水曜日となります。

 

 

8月11日木曜日から16日火曜日までは夏休みとなります。

診察日程の調整が必要なかたはお早めにお願いします。

8年間誰にも気付かれず

本日始めて指摘されました。

 

とびひの患者さんに渡すプリント、ひとつだけ「とひび」になっていました。

気付きませんでした・・・

 

もしもとびひのプリントをお持ちの方がおりましたら探してみてくださいね。

意外に気が付かないものですね。

運動会の前はイボ治療は一時お休みを

しましょうね。

せっかくの運動会、イボの処置をした後に水ぶくれになって歩けないというのも

切ないので・・・

 

原則として運動会の1週間前からはイボの治療は推奨していません。

こちらは液体窒素も皮膚特殊(カンタリジン)も同様です。

何らかの方法で皮膚に水疱を作るという点は一緒なので。

 

それにしても未だに運動会を裸足で行うところが多いですね。

靴にすればいいのにと思うのですが?

 

追記

イボの中断についてはこの時期は運動会だけではありませんね。

甲子園の予選などに代表される最後の運動大会などについても同様に考えるとよいかと思います。

練習試合や定期戦などの場合は処置してしまうことも多いかと思いますが、

このあたりの判断は難しいところですね。

イボの処置は毎週行えますが、それと天秤にかけて重要なイベントのときはスキップすることも考えてみてください。

 

スギ舌下免疫療法を始めるのは今がベストシーズンです

やっと花粉症も落ち着いてきましたね。

ヒノキももうちょっとでしょうか?

 

当院ではゴールデンウイーク明けから新規スギ舌下免疫療法の処方を開始しております。

どうしてもアレルギーを体内に入れるという治療法である以上、

花粉が飛んでる時期には開始できなかったわけですね。

 

舌下免疫療法で皆さんビックリされるのは治療期間です。

基本3年が必要です。

ただ、翌年から花粉症の反応は弱くなるかたがほとんどです。ご心配なく。

治療法の特性上、治療期間が長くなればそれだけアレルギー反応は抑制されますからね。

つまり、来年の花粉症の時期に反応を弱くしたいのであれば

理論的な治療開始時期は、今年のスギのシーズンが終わった直後ということになります。

つまり、今。がベストという結論になるわけです。

 

ことしスギ花粉症に悩まされた皆さん、治療を開始するのは今からがいいですよ。

ぜひご検討くださいね。

水いぼがかゆくなってきた時の対処法

今回も水いぼの話です。

さて、みずいぼを診察しているとときにはその部分がかゆくなってきたと言って

受診される方がいます。

そのような状況での対処法はどうしましょうか?というお話です。

 

こちらの対応ですが、それだけでは決まるものではなく、

より大きな「水いぼをどうするのか」という考え方から決めていく必要があります。

簡単にいえば、取るのか取らないのかですね。

 

水いぼを取るのであればある意味話は簡単です。

薬を塗ってかゆみを抑えながら一気に水いぼを取りにかかります。

かゆみを抑える薬はいわゆるステロイドの塗り薬になりますが、

長期であれば水いぼを増殖させる方向に向かいます。

しかし短期間であればその副作用はあまり問題にはなりません。

そして水いぼを取りきってしまえばおしまいですから比較的単純な話になります。

 

逆に水いぼを取らないのであれば話はより複雑になります。

選択肢は更に2つ。薬を塗るか塗らないかですね。薬は同じステロイドになります。

薬を塗ると決めた場合は水いぼが長期化する可能性は否定できません。

もちろん数も増えることになるでしょう。

逆に塗らない場合はかゆみを我慢するか、

飲み薬などでかゆみを抑えるか(あまり効果は高くはありません)

をしながら自然にかゆみと水いぼが引いてくるのを待つ必要があります。

時間はかかりますが手間も痛みも一番少ない方法ではあります。

 

ちなみに、水いぼが痒いときにはいくつかの可能性があります。

アトピーなどの別の湿疹がたまたま同じところに出た可能性。

もちろん汗疹もできやすかったりしますね。

水いぼのウイルスに対して免疫が形成され、水いぼが排除される過程である可能性。

(モルスクム反応と呼ばれます)

水いぼに細菌が感染し、いわゆる二次感染の状態になっている可能性。

などが考えられます。

まあ、最後のときは痛みや熱も出てくるので別の対応が必要になるのですが。

 

実は水いぼが痒いという状態は複雑な症状が入り混じっていることも多いので、

一度診察の上で方針を決めてしまったほうが良いかと思います。

 

新型コロナで自宅療養中に薬が欲しくなったら

まず電話くださいね。

 

現在新型コロナ感染症の主な対象は小さな子達に移ってきた印象があります。

それに伴い問題になるのは家族全員が自宅療養に追い込まれること。

そこで薬がなくなった場合にどうすればいいのかお話をしてきましょう。

 

感染症にかかること自体はもはや誰でも起こりうるものです。

どれだけ対策を立てていてもかかることはありますし、

予防接種やマスクができない小さな子であればなおさらです。

なので、新型コロナに感染した事自体に罪悪感を持って頂く必要は一切ありません。

感染しました。自宅療養中です。ほしいけど取りに行けません。

と電話で言っていただければ大丈夫です。

 

 

そのときに取りうる方法は2つあります。

オンライン診療と電話診療です。

とういんはどちらも対応しています。

いずれも一長一短があります。

 

オンライン診療はテレビ電話システムを使用して診察を行う方法です。

当院ではアプリを使用していますので、そちらのインストールが必要です。

また問診票を書いていただくなどの一手間が増えます。

またアプリの使用量などの追加コストがかかってしまいます。

しかし、診察時に得られる情報量は多く、双方の確認がし易いメリットがあります。

電話は逆に情報量が少ないのですが、簡単に行うことができます。

しかし音声のみのやり取りですので、処方ミスなどのリスクはオンラインよりも高くなります。

 

いずれの方法でも薬局には処方箋をFAXで送信し、後日処方箋の紙を郵送する形になります。

あとは薬局の方で遠隔で対応してくれるのか、配達してくれるのかの話になりますので、

そちらは薬局の方とご確認ください。

 

このような社会情勢下でもありますので、期間限定ではありますが、以上のような対応を取っています。

薬が無くなりそうだけども受診できないという場合はこのような方法も検討してみてくださいね。

水いぼをつまむときの優先順位の付け方

水いぼの季節がやってきました。

プール前に全部取っておきたい気持ちわかります。

なくしておきたいですよね。

ただ問題になってくるのは取る個数ですね。

多すぎると嫌になってしまうし、少ないと時間がかかってしまいます。

また、取るもの次第ではなかなか落ち着かないということにもなってしまいます。

今回は、水いぼを取る際の優先順位についてお話をしていきたいと思います。

 

当院独自の方法かもしれませんが、

水いぼを取る場合には1日あたり12個までと決めています。

これよりもおおいと取っている間に子供が嫌になってしまい、

結局来てくれないという事になってしまいます。

したがって優先順位を決めることはとても大事になります。

 

優先順位ですが、原則は

1)大きいものからちいさいもの

2)変化の無いものから変化のあるもの

となります。

 

大きいものを優先するのは人るは取りやすいからと言うのもあります。

もちろんちょっとでも盛り上がっているものはつまんで取れますけどね。

ただ大きいものはそれだけウイルスの量が多いということであり、

今後他の場所にもウイルスをばら撒いてしまう可能性も高いというものでもあります。

したがって感染拡大リスクの大きな、サイズの大きいものを優先したいところです。

 

次に変化の有無についてです。

水いぼ自体は皮膚の色は変わりません。ただ盛り上がっているだけです。

では色の変化はどのようなものがあるのか?

赤くなっているか否かを確認していきます。

赤くなる原因はいくつかあります。

まず、感染を起こしていること。細菌感染を起こしているわけですね。

こちら、取るときにはとても痛いです。

そして、取らなくても膿が出るかかさぶたになるかの変化を起こして

数日で消えていくことがあります。

もう一つは自分の免疫で認識され、炎症がおきていること。

この状態では自分の体が自分で水いぼを「敵」だと認識して攻撃を加えています。

そのために時間が経過すると水いぼを完全に駆除し、自然に赤みと盛り上がりはなくなります。

したがって慌てて対処する必要はありません。

最後に自分でいじってしまい赤いかさぶたを作っていること。

こちらも物理的に水いぼの中のウイルス量が激減しています。

またかさぶたになることで上記の炎症を引き起こします。

そのために消えてなくなっていくのです。

 

このように赤くなった水いぼは普通の皮膚色の水いぼに比べて何らかの変化がおきています。

多くはウイルスの量も減少傾向にあり、それに対してつまんで取ったときの痛みも強く出ます。

 

結論として、真っ先に取るべき水いぼは

1)皮膚の色をした大きな水いぼ

です。ついで

2)皮膚の色をした小さな水いぼ

3)赤くなっている大きな水いぼ

4)赤くなっている小さな水いぼ

の順となります。

 

水いぼのシールを貼る場所に悩んだときはこのような順番で貼っていけば良いのではないでしょうか?

あとは一気にとって一気に直してしまいましょう。

 

保湿剤のヒルドイドローション/フォームへの変更を進めています

今年は春が短いのでしょうか?

あっという間に暖かくなってきましたね。

 

それに伴い、当院で処方される保湿剤は冬用のヒルドイドソフトから

夏用のヒルドイドローション・ヒルドイドフォームに移行を進めております。

症状と希望を見ながらの変更になりますが、ご希望の方はお早めに受診ください。

暖かくなってきて、ベタベタすると言われたら変更のタイミングですね。

ただし、ローション・フォームは保湿力はクリームに劣りますので、

それだけはご注意くださいね。

おむつ外しの季節がやってきました

今年の春もだいぶ進んできました。

桜も散り始め、時には夏日のニュースが町に流れるようになりましたね。

 

つまり、おむつ外しの季節の始まりです。

 

おむつ自体は乳幼児の成長の上ではやむを得ないものと考えています。

なしでの生活はありえませんからね。

しかし2歳を過ぎてくるとおむつをしている事自体による弊害が徐々に出てきます。

皮膚科で目立ってくるのは湿疹かぶれと感染症の2点ですね。

 

湿疹については運動が激しくなることに伴う擦れからの湿疹の出現がまずあります。

あとは交換頻度の低下及びおしっこ・うんちの絶対量の増加に伴う、

尿や便の付着に伴う皮膚の負けがあります。

感染については上記要因に伴う湿度の上昇により、

カンジダなどの真菌感染症、とびひなどの細菌感染症のリスクを上げることが知られています。

 

このように必要なものではあるのですが、年齢とともに徐々に弊害も出てくるのです。

 

かと言って外すのも時間が必要です。

どうしてもおねしょやおもらしなどの対応を必要になってきます。

まあ、手間はかかるのが事実ですよね。

最終的には親御さんのスケジュールや時間の余裕といったものもオムツはずしには

必要になってくるのですが、季節的な要因としては春から夏にかけての

洗濯物がよく乾く、濡れても寒くないといった条件も加味すると、

一般的にはこの季節からオムツはずしを行い、秋までにある程度済ませてしまうというのが

環境要因から想定される最も合理的な方法かと思います。

 

暖かくなってきた今の季節からしっかりとオムツはずしを進めて行きたいところですね。

春の毛虫のシーズンが始まったようです。

今年度初めての毛虫の患者さんが来院されました。

 

もう毛虫のシーズンの開始です。

今春の毛虫ですが、現時点で予想されるのは昨年同様に多いでしょうね。

ということ。

季節要因としては例年よりも寒かったので、

もしかすると生育状況に悪影響があるのかもしれませんが、

社会的な要因として冬季に人の出が悪かった

→毛虫を見つけて除去する機会が少なかった

という流れで毛虫の残存率が上がっている可能性があります。

実際に2020年の秋、21年の春と毛虫の発生が多かった印象がありますが、

いずれも行動抑制期間のあとでした。

 

ある時突然体の一部にとても痒みの強いぶつぶつが出現する。

同時に生活している家族にも出現すること。

などがありましたら毛虫を疑う所見です。

長引かせるとかゆみのために治癒に余計時間がかかってしまいますので、

早めの治療開始が良いでしょうね。