わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

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只今水いぼ治療中です!

ということを周りの方にしっかりと知っていただくためにあらたにカードを作りました。

 

水いぼの治療中での問題の一つがプール問題。

治療の前には感染の問題のためにプールに入れてくれ無いというのはまだわかるんです。

でも、治療を行っているつまり水いぼのウイルスの量が減っているのにプールに入れてくれないのはいくらなんでも問題ありませんか?

というのは以前より考えていたのです。

 

そこで今年新しく水いぼの治療を行っている方にはカードをお渡しすることにしました。

題して「水いぼ治療中カード」です。そのままですね・・・

 

内容は至ってシンプルです。

治療しているから(学校・プール管理者は)配慮してね。

ということ。

つまり、その子の感染リスクを考えた上で個別に対処してね。

という問い掛けをするためのカードです。

 

なお、現在水いぼを治療中の方でこのカードがほしい方はスタッフに言っていただければ用意しますので、声をかけてください。

 

え、プール行きたくない?

そういう子はカードを学校に渡さないでプールはお休みしても良いのではないかとー

 

必要なのは選択肢を用意することであり、なにかを理由にして一律に行動を決めることではないと思うのですよ。というのが当院のコンセプトでもあります。

老健施設入居者に対するZOOMを用いた遠隔診療を行っています

新型コロナの感染者、なかなか減りません・・・

 

現在当院では老健施設入居者に対する往診を行っております。

しかし昨今のこの社会情勢の中、感染症伝播のリスクもあり、

現在は往診にての診察は最低限となっております。

クラスターが出ても怖いですからねえ・・・

なので、患者さんを診察したい/させたいとしてもできる数が限られてしまう。

そんな問題に悩んでいました。

 

そこで、今年に入ってからZOOMを使用して診察を行うこととしました。

当院と施設を直接ネットワークで画像データを送ってしまおうというわけですね。

すでに数回、延べ数十名に実施をしています。

 

結論。

当初予想していた以上にしっかりと診察できます。

まず診察診断はしっかりとできるかの問題。

微妙にわかりにくいところもありますが、診断は問題なく可能である。

少なくとも感染症なのか湿疹なのかの判断は問題なし。

しかし、一部画像のあらさ、ピントのあわなさが気になりますね。

治療については診断がしっかりとできているのであれば問題なく進められます。

効果の判断もある程度はできるようです。

 

現状では最初の診察から全て遠隔診療で行うことはあまりやりたくはないですね。

最初の診察、治療開始は肉眼で確認したいところです。

対して2回目以降の効果確認及び治療薬の選択は遠隔でも問題はなさそうです。

特に減薬、休薬の判断は遠隔で全く問題ありませんでした。

 

移動にかかるコストや柔軟性を考えると今後も老健施設に対する遠隔診療は

進んでいくような気がしますね。

必要な患者さんのみ往診もしくはクリニックに来ていただき、

落ち着いている患者さんは遠隔で診察を行っていく。

という流れが進んでいくことになりそうです。

 

なお、当院では新規老健施設に対する遠隔診療もお受けしております。

詳しいお話が聞きたい場合は問い合わせより連絡をお願いいたします。

また、個人に対する遠隔診療も外来通院との組み合わせになりますが、行っております。

料金授受などのためにZOOMではなく別のシステムを使用しますので、詳細については外来受診時に受付スタッフにご確認ください。案内させていただきます。

 

ここ2年で医療システムもずいぶん様変わりしてきました。

最新の技術もうまく使っていきながら、よりよい医療を提供していきたいと考えています。

顔の長引く赤みに対する治療のお話

今回は顔の湿疹のお話についてです。

診察をしていると数年にわたり顔の湿疹が落ち着かないと受診される患者さんが来られます。

それ、「しゅさ」かもしれませんよ?

 

しゅさ。酒さとも書きますが、以外に悩まれている方も多いような印象があります。

特に思春期以降の初老期までの女性が多いのですが、

顔面特に頬部から鼻翼にかけて、また眉間部から鼻背、人中部にベッタリとした赤い湿疹がでてきます。

経過は長く、数年にわたりいろいろな治療を試されていることも多いようです。

しかしなかなか効果が無いというお話もよく耳にします。

 

原因ははっきりしないのが治療にも結びつかいところであり、厄介なところでもあります。

体質が関係しているとか、皮膚の表面の小さな環境とその菌のバランスの崩れも影響しているとか言われています。

あとは、皮膚の表面の炎症ですね。

 

現在当院では皮膚の炎症を抑えるための抗炎症剤と微小環境のバランスを整えるための抗真菌剤や抗生剤を併用して使用しています。

そこに最近新規の薬剤が使えるようになりました。ちょうど6月から使用可能ですね。

「ロゼックス」というお薬になります。

こちらはゲル状の外用薬で必要な部分に塗って頂く形になります。

成分としては一部の菌にのみ効果のある抗生剤のような薬剤になります。

また皮膚の表面の炎症のバランスを整えるとか・・・(詳しく話すと難しくなってしまうので)

当院では少しずつ処方を開始するようになっています。

 

以前から治りにくい、顔に湿疹がある方、「しゅさ」と診断され、もう少しガッチリと治療を行いたい方、一度皮膚科に相談してみてはいかがでしょうか?

 

こういう日は暖房つけてもいいですよね

寒い、そして雨が降っています・・・

6月なのに肌寒い日もありますねえ。

 

そういう日の服装だったり環境の管理だったりは難しいものがあります。

厚着してもいいのですが、ジメジメベタベタしてしまいますし、汗もかいてしまいます。

かと言って薄着は嫌だし・・・

 

そんな日にはあえて暖房を少しだけ付けてみてはいかがでしょうか?

もしくは除湿に設定して温度を高くする。

 

温度を上げることはもちろん考えてとしてありなんですが、

湿度を下げるのはこの環境では難しいです。

確かに下げるのは簡単なのですが、今度は温度が下がり肌寒くなってしまいます。

 

なので、除湿をする時には設定温度を上げる方向で設定してみてください。

だいぶ快適になります。

 

暖房でも気温が上がる分飽和水蒸気量が上がり、相対湿度は下がります。

その分快適さが増しますので、こちらもおすすめ。

ちょっとだけ気温を上げたいときには除湿。しっかりと上げたいときには暖房。

 

こういう日にはしっかりと環境を整えて汗疹の予防もしっかりと進めていきましょう。

モイゼルト軟膏のアトピー性皮膚炎に対する処方を開始します

本日モイゼルト軟膏の販売が開始されました。

薬局にも納入されたとのことでもあり、処方を開始します。

 

モイゼルト軟膏はアトピー性皮膚炎に対する新規の塗り薬です。

特筆すべきは過去の他の塗り薬と異なり、感染症を起こしやすくする副作用がないこと。

したがってより安全に使用できる薬と考えています。

 

しかしまだ何分情報が足りていないので当初は少しずつ使用を開始することになりそうです。

現在の軟膏に追加して処方する感じになるのではないでしょうか?

副作用についてもプロトピックの刺激感のようなクセのあるものはありませんので、

そういった意味では使いやすいのですが、まだ炎症を抑える効果の強さが未知なんですよね。

 

というようにいくつかの小さな不明点はあるものの治療の選択肢が増えるのは

とても良いことではあります。

 

モイゼルト軟膏。今後に期待です。

またどの様にこの薬の特徴を生かしていけばよいのか、

当院での今年の課題になりそうです。

古くなったお化粧品はどうしましょう?

コロナ第6波が終了し、心配していたGW後の波もどうやら小なさそうな状況です。

感染対策についての再検討も始まり、人のいない屋外のマスクについても検討がなされています。

その際に問題になるのはお化粧品ですよね。

コロナ前に購入したお化粧品の再活躍はアリなのでしょうか?

 

まずお化粧品の有効期限について。

特に記載はされていないことも多いかと思います。

記載されていたらその指示に従っていただく必要があるのですが、

記載がない場合の考え方は「3年」です。

法律上、3年以下である場合は有効期限の明記が必要になるわけですね。

 

ただし、この期間は「開封前」である状況においてのみ有効です。

蓋を開けたらダメですよ?

また保管がしっかりされていることが前提条件となります。

直射日光の当たらない冷暗所で安静保存されていることが条件です。

洗面所に置きっぱなしは残念ながらNGです。

冷蔵庫も実はNG。温度の変化にさらされますので、実はあまり良くないです。

 

 

では開封後の期限はどうなのか?

一般的に毎日使用して使い切るまではOKと考えてよいでしょう。

しかしそれ以上の期間についてはあまり想定はされていないと考えた方が良いでしょう。

開封前に比べ、温度変化、酸化、湿気など、状況は化粧品に取って更に過酷になります。

そのために期限は短くなると考えてください。

 

同様のシチュエーションの塗り薬については一般的に3ヶ月くらいと考えられます。

したがって化粧品でも医薬品と同レベルを考えるのであれば3ヶ月。

もう少し余裕を見ても6ヶ月といったところでしょうか?

1年以上は確実にアウトですね。

実際の診察現場でも1年経過した化粧品でかぶれるケースを目にします。

 

なので、「コロナ禍前に購入した化粧品を使っていいか?」という質問に対しては

未開封かつ期限の記載の無い製品であればギリギリかな?

未開封で期限の記載のある製品についてであればその期限に従ってください。

開封品であればすべてNG。

となります。

また、いつ購入したか覚えていない開封品はやっぱりダメでしょうねえ・・・

 

 

あとはコットンなどの付属品になりますが、こちらもコロナ禍前に使用中のものは

もう何も考えずに捨ててしまったほうが良いでしょうね。

化粧品もそうなのですが、表面や内部で雑菌やカビなどが繁殖している可能性があります。

なので、消耗品についてはもったいないのですが、新品を購入の上での使用をおすすめします。

自分の体を健康に保つための製品でトラブルを起こすリスクは最低限にしたいところです。

自動ドアの故障について

2022年5月27日現在、自動ドアが故障しております

外からの手押しセンサーの調子が悪く反応しないことがあります。

(現在修理対応を相談中です)

 

ドアの自動を切って開けておくこともあるかと思いますが、

雨の状況によってはドアを閉めざるを得ません。

ドアが閉まっている場合、センサーが反応しない場合は

ノックして声をかけてください。

 

お手間をおかけして申し訳ありませんが、よろしくお願いします。

春の毛虫の季節の到来です

また今年の春も毛虫の季節がやってきました。

 

とうとうチャドクガと思われる虫刺されの患者さんが来院されました。

実際に「黒い毛虫」を確認されていますし、刺されたところの分布も

特徴的ですので、確定でしょう。

 

昨年の春はとても患者さんが多かったのですが、今年は遅い印象があります。

このまま患者さんが少ない状況で落ち着いてくれると嬉しいのですが・・・

 

毛虫に注意。

もしも虫を見かなくてもパラパラと分布する小さな赤くて痒い発疹を見つけた場合は

早めに皮膚科受診を考えてくださいね。

ワキ汗の治療薬の選択肢が増えました:ラピフォートワイプ新登場

今週からワキの多汗症治療の薬の選択肢が増えました。

ラピフォートワイプの登場です。

 

現在当院で処方できる治療薬は2種類あります。

・塩化アルミニウム

・エクロックゲル

 

ここに3種類目が登場したわけですね。

 

今回の薬は不織布に染み込ませた形の剤型となります。

珍しいですよね。

しかしその形から想像できるように使用方法は簡単。

中に入っている布を取り出して腋の下を拭い、

そのままゴミ箱にポイ。

すればいいだけです。

 

なんて簡単なんでしょう!?

 

ただし注意点もいくつかあります。

目が眩しくなる、しみる。口が渇くなどの副作用があります。

特に塗った後に手を洗わないでいるとその手で顔を触った後には

その副作用が強く出るかもしれません。

また、手や足の多汗症には今のところ使用はできません。

新薬ですので、1回の診察で2週間分しか処方ができません。

 

ただ何よりも簡便なのはありがたいところです。

 

これからの季節に気になるワキの汗ですが、

一度受診されてみてはいかがでしょうか?