わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

病気の話

梅雨だから「とびひ」に注意です(2019年7月)

本当に今年の梅雨は雨が多いですねえ。

気温もあまり上がらない毎日です。

昨年の今頃を考えたらまだ過ごしやすいと言えるのでしょうか?

 

さて、こんな気温の上がらない梅雨の毎日ですが、

想定よりも多く受診している病気があります。

それはとびひです。

 

とびひ、正式な名称は伝染性膿痂疹ですが、

こちらは細菌により発生する感染症です。

細菌ということで気温が上がれば発生確率が上がる疾患ではありますが、

もう一つ、湿度という要因があることは知られていません。

尤も、日本の夏は気温と湿度が並行して上がりますからねえ。

 

しかし、今のような気温は低いけど湿度の高い季節も

とびひの発生確率は上がることが知られています。

どうしても汗をかいてしまうこと。

そして油断してシャワーが少なくなることがその要因と考えられます。

 

この時期、少し寒くても朝にしっかりとシャワーをして

皮膚の表面の汗を流すことは皮膚の病気を抑えていく上では

非常に大切なことになっていくのです。

 

シャワーはしっかりとしましょうね。

2019年7月のデュピクセント開始は3日がおすすめです

来月のデュピクセント情報です。

 

スケジュールを確認したところ、7月3日水曜日からのデュピクセント開始が

最も経済的に合理的な治療を進められるようです。

 

1日月曜日とも思ったのですが、15日はお休みなんですね。

 

なので、7月3日開始がおすすめとなります。

こちら、当院以外でも該当しますので、ご確認ください。

 

注意事項です。

一般的にクリニック内には薬剤の在庫は無いものとお考えください。

その日に受診して注射を行うのは(当院の場合は)不可能です。

問屋さんに発注をかけて納品されるまで数日かかります。

そのために初回の受診は少し早めに行うことをおすすめします。

よろしくお願いいたします。

 

2019年6月から土曜日にも痛くないイボ治療を行うことになりました

一部の人が熱望しておりました、

お知らせです。

 

2019年6月より痛くないイボ治療を行う特殊外来の予約枠を

土曜日に新設することにいたしました。

 

4時間後にシールを剥がさないといけないので

現状予約枠は9時00分のみとなります。

 

土曜日に受診ができずに治療に踏み切れなかった方も

もしも時間帯に間に合いましたらご検討ください。

 

(なお、6月1日は一般予約が満席である都合上運用は行っておりません。

6月8日スタートとなりますので、ご注意ください。)

デュピクセントの治療は2019年6月1日からの開始がおすすめです

今月もデュピクセントのお話です。

 

5月は残念ながらゴールデンウイーク及び改元の影響のために

長期お休みがありましたので、デュピクセント導入に適した外来受診日が

ありませんでした。

 

しかし、6月もデュピクセントの導入に適した日がありますので、

ご案内いたします。

 

6月1日土曜日

 

に導入を行った場合、6月には3回、4本注射となります。

したがって多くの方は高額療養費に該当しますので、

自己負担の割合を比較的少なくしたまま治療を行うことができます。

 

つまり、注射薬1本あたりの自己負担額2万5千×4本

ということで月間の薬剤費10万円/月となるのですが、

高額療養費に該当しますので、それ以下の自己負担額で

治療を行うことができます。

 

治療間隔は2週間以上と厳密に決まっておりますので、

この日に始めると効果的かと思います。

 

最後に注意事項なのですが、

6月1日に限らず土曜日はかなり混雑をしております。

1週間以上前に予約が埋まることもありますので、

お早めにご予約をお取りくださいますよう

お願いいたします。

運動会の2週間前からはイボの治療は中断です(2019年5月)

今年も春の運動会のシーズンがやって来ようとしています。

恒例となりつつあるご案内です。

 

5月25日運動会の方は5月11日から

6月1日運動会の方は5月18日から

 

イボの治療は一時中断となります。

理由はトラブルを起こす可能性が高いから。

これは通常の液体窒素によるものも該当しますし、

新しい薬を使った治療についても同様です。

 

特に裸足で行う運動会が多いので、

イボの治療のあとに水ぶくれになってそれが破けて

じくじくしたまま運動会なんかできませんよね。

というのが理由です。

 

同様に”人生を左右するレベルの”大会や

修学旅行(はあまり問題にはなりませんが)林間学校・校外合宿についても

2週間前から中止としたほうが良い場合があります。

つまり、イボの治療のせいで足の裏の皮が剥けてしまい、

そのために大事なイベントが楽しめないと困ります。

という場合は大事をとって延期したほうが良いです。

しかし、その判断は当院で行うことは難しいので、

予めそのようなイベントの前は治療を避けていただければと思います。

 

なので、運動会の2週間前からはお休みとなります。

スケジュールの確認をよろしくおねがいします。

しもやけが心配? であればまず足元のチェックを

ああ、真冬のような日が続きます。

誰ですか。今日雪は降らないと言った人は・・・

なんか、空から白いものがちらついているですけど。

 

という日の数日後にはしもやけの人がたくさん受診します。

しもやけですが、やはり気候の影響を強く受けるんですね。

と思う外来風景です。

 

でも、そのときに気になることが一点あります。

あ・し・も・と。

 

スニーカー率が極めて高いのが特徴です。

しかも、スノートレーナーのようなしっかりとした作りではない

メッシュのスニーカーですね。

 

このメッシュのスニーカーはしもやけとは非常に相性が悪いです。

というのも、風通し、通気性がよ「すぎる」から。

 

冷たい北風が入り込んでしまい、足先の温度を下げてしまう。

また防水性が無いために、すぐに足先が濡れてしまう。

そのために結果としてしもやけを作ってしまうんですね。

 

なので、しもやけの場合、足元から予防することが大事になってくるのです。

 

寒い日にはまず足元を見直してみて下さい。

 

しもやけが出てきました(2018年11月)

冬ですね。

 

すでにしもやけの患者さんが出てきました。

今までお話をしているように、しもやけは一般的には子供んの病気ですが、

高血圧の薬を飲んでいる高齢者にも出現することがあります。

 

最低気温が10度以下、特に体感気温が5度以下になると

しもやけの患者さんが増加するような印象があります。

 

つまりすでにしもやけの季節が始まっているんですね。

 

もう、耳あて、手袋は準備しましたか?

冬用の暖かい靴は準備しましたか?

 

冬支度はしっかりと行ったほうが良さそうです。

慢性蕁麻疹にも注射ができるんです

今回は蕁麻疹のお話をしましょう。

 

実は慢性蕁麻疹にも注射の薬が使えるようになりました。

その名もゾレア。

IgEという蕁麻疹に関与する抗体に作用します。

非常に効果が高いのも特徴ですが、

高価であることも特徴だったりします。

 

3割負担のかたで1回あたり3万円がかかります。

ただ注射の間隔は4週間とアトピーに対するデュピクセントに

くらべて1ヶ月あたりの金額はやや少なく済むといえばいえるのですが。

 

ただ、これだけ高価な薬剤ですので、院内に常に常備されている

わけではありません。

投与希望されての受診後約3営業日お待ちいただくことがあります。

ご了承くださいませ。

 

どんどん皮膚科領域においても新薬が出てきています。

高価ではありますが、効果も非常に高いですので、

なかなか落ち着かない蕁麻疹の患者さんは

一度ご相談くださいませ。

 

炊飯器は床置きしないで

秋も深くなり、やけどで受診される患者さんが少し増えてきた印象があります。

そのやけどでときに受診する原因は炊飯器。

その上記でやけどする子が来るのです。

 

一般的に1歳から2歳位の男の子が多い印象にあります。

理由は好奇心。

炊飯器から蒸気が吹き出すのが面白く、また不思議で手をかざしてしまい

やけどができてしまうのです。

 

もう一つ、やけどができる原因があります。

炊飯器の位置です。

炊飯器を床においているのです。

 

だから、子供が蒸気に手をかざすことができてしまう。

そのためにやけどができてしまうのです。

 

まず炊飯器を子供の手の届かないところに置くことから

やけどの予防が始まるのです。

お気をつけください。

今秋の手足口病は少し変わっているようだ?(2018年10月)

今年は珍しく秋に手足口病が流行しています。

でも、少し変なやつなんです。例年と比べて

 

手足口病なので、当然口の中、手のひら、足の裏に症状が出ます。

また、膝、肘、お尻にも症状が結構見られます。

ここまでは例年通り。

 

少し違うのが

足の甲やスネ、腕の外側といったようにいつもよりも体の中心側に

発生しているようなんですね。

 

治療の経過は例年と大きく変わることはありません。

 

そして、逆に爪の脱落はなさそうなんですね。

 

例年と少し違った手足口病、なんとなく流行しています。

お気をつけあれ。