わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
それぞれの趣味の話などを掲載しております。

2017/3/14
ブログ内文章及び画像について、転載される場合は、予めご連絡をくださいますようお願いいたします。
無断転載につきましては、関係機関と相談のうえ、削除をお願いすることもございます。
ご了承ください。
なお、DeNA社およびDeNA社との資本・人的関係を含む関連諸団体からの転載申し出については、
一切お断りさせていただいております。

2021/3/1
ブログ記事に対する返信は行っておりません
2023/1/3
Twitterはじめました
最新の情報はこちらかもご確認ください。
2023/1/3
Noteはじめました
ブログよりも長くなりそうなお話、まとめたお話はこちらで記事にしております。



ブログ一覧

加湿器の準備はしましたか?(2018年10月)

前回の記事の続きです。

加湿器の準備はもうお済みですか?

というお話ですね。

 

空気の乾燥から皮膚は乾燥してきます。

なら空気に水分を与えればいいよね。

というのが皮膚科の加湿器に対する考え方。

 

昨年までの経験からすると湿度の目安は50%。

これ、意外に難しかったりします。

また、湿度を上げることで少し肌寒くなってしまうのも

使用を躊躇してしまいますよね。

 

でも、流石にそろそろ用意したほうが良さそうですよ?

 

Dry Day (2018年10月)

外来で診察をしていると、ある一日に同じ症状や病気で受診する患者さんが

一気に増えるときがあります。

たまたま偶然というときもありますが、環境の変わり目でその影響で症状が出ることもあります。

昨日がちょうどそのような日でした。

 

今週に入って、顔や口の周りの乾燥で受診される患者さんが一気に増えました。

特に幼稚園児から小学生の学童レベルに多く見られます。

大人でも少し湿疹が悪化する方もいるようですね。

 

そうです、乾燥の症状が出てきたようです。

 

これから空気はどんどん冬に向かっていくと考えたほうがよさそうです。

特に小さなお子さんは保湿をしっかりとしたほうが良さそうです。

また、部屋の過失もそろそろ考えていったほうが良さそうですね。

 

ちなみに、かゆみが出てしまうと加湿や保湿だけでは湿疹をコントロールすることは

非常に難しくなってしまいます。

痒みが出ているときにはしっかりとステロイドなどで湿疹を抑えたほうが

良さそうですよ。

秋なのに手足口病が流行しています(2018年10月)

珍しいパターンですけどね。

秋なのに手足口病が流行しているみたいです。

 

症状については過去の記事を参照してみてください。

 

珍しいのはこの時期に流行しているということ。

一般的には春から初夏なのですが、珍しい。

初夏に熱波が来たからかもしれませんけどね。

外出が減ったからその時期の感染が減少したものの

その分が秋に来たと考えると辻褄が合う・・・のかな?

パッチテスト始めました(2018年10月)

寒くなってきましたね。

流石に外出時にそうそう汗をかくこともなくなってきましたね。

 

というわけで当院ではパッチテストの検査を開始することにいたしました。

金属パッチテストおよびその他のパッチテストを開始いたしました。

 

いや、夏にもやろうと思えば実施はできるんですけどね。

汗をかいてしまうので、あまりおすすめはしていませんでした。

でも、流石に大丈夫かと思います。

 

当院にてのパッチテストは1週間に4回の受診が必要です。

パッチテストを貼る日。

48時間後に剥がす日。

その翌日に確認する日。

(テープでかぶれることもありますので、その影響を除外します9

そして貼ってから1週間後の最終判定の日。

と、少しスケジュールがタイトですので、

余裕を持って受診ください。

また準備の都合もありますので、受診した日に即テスト開始ではありませんので、

ご注意ください。

デュピクセント長期使用患者さんのその後

今年の春にアトピー性皮膚炎の画期的な新薬である

デュピクセントが使用開始となりました。

当院でもすでに数名の方が使用を開始しております。

長期の方で3ヶ月以上経過された方もおりますので、

その傾向を簡単にお話していこうかと思います。

 

効果

もう皆さん効果出ていますね。

前回も書きましたが、

かゆみや睡眠問題は当日から改善する。

赤みは2週間で改善する。

といったところまでだったかと。

その後ですが、

ざらつきはやはり3ヶ月位かかります。

また。皮膚の厚みも3ヶ月で結構良くなりますがまだ残っているかな

といったところですね。

6ヶ月経てばずいぶんと良くなるかなと思って見ています。

 

副作用

直後は逆に意外にないような印象を受けます。

まあ、注射事態は痛いのですが、

その後数ヶ月立ってから目に症状が出るようです。

もともと言われていたアレルギー性結膜炎に似た症状が出ることが

結構ありました。

飲み薬と目薬で抑えることができるひとが多いのですが、

個人差が結構大きな印象がありますね。

 

コスト

こればっかりは厚労省がどう考えているかになるのですが、

皆さん、コストについては了解されて治療を開始しているので、

トラブルに成ることはありません。

でも、高いですよね・・・

この件についてはいかんともしがたいのですが、

再来年の4月の薬価改定を待ちたいところです。

ただ、朗報が一つありまして、3ヶ月治療を継続された方で

非常に調子が良くなった方の場合、本来2週間毎のところを

3週間程度に余裕をもたせて注射できるようになったひとがいます。

残念ながら全員大丈夫とまでは言えないのですが、治療間隔を

当初よりすこし伸ばしても大丈夫なひとがいました。

これは良いお話ではないかと思います。

 

治療を開始して3ヶ月が経過した方を見ていると、

そのような感じがしています。

 

非常に効果は高いですし、皆さん満足度も高く治療をしています。

近くの先生に塗り薬は処方してもらい、当院には注射のためだけに

受診している患者さんもおりますので、アトピーが全身に出ていて

日常生活を送るのが大変という方はぜひ一度ご相談くださいね。