わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
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2017/3/14
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2021/3/1
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2023/1/3
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2023/1/3
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2019年度夏休みのご案内 8月6日から13日

2019年度、今年の夏休みの予定についてお知らせいたします。

 

8月6日火曜日

から

8月13日火曜日

まで

となります。

 

例年よりも少し早めの夏休みとなりますので、

お間違いの無いようにご注意ください。

 

なお、予約センターは夏休み期間中も予約受け付けを行っております。

電話対応については5日診察終了を以て停止となりますので、

処方箋の薬局へのお早い提出を推奨いたします。

電話対応は14日診察開始から通常通り行わせていただきます。

往診依頼についても夏休み期間は対応不可となります。

 

 

取材や原稿等のメール依頼については行う予定にしておりますが、

通常よりも返信が遅れる可能性が高いので、

必要な方はよりお早めにお願いいたします。

テレビ出演については夏休み期間は一切不可となりますので、

ご了承ください。

「指先採血」やってます

今年の春から始めた検査法ですが、

通常の採血とは異なるアレルギー検査方法が出てきたので、

今回はそのご紹介をしていきましょう。

 

うちでは「指先採血」などと読んでいますが、

正式な名称は・・・なんだろう。

 

こちら、指先で血を数滴取ればある程度のアレルギー検査が即日できるという

スグレモノの検査なのです。

 

一般的な採血では小さな子どもの場合、ルート確保に大騒ぎになります。

そして大量の検査を行うには良い方法なのですが、

ある程度単純化した検査を行うには必要以上に採血する結果となります。

また恐怖心も採血より指先からの方が少なくて済むでしょう。

トラウマのリスクも減りますし。。。

 

結果が出るまでの時間が短いこともメリットとなります。

20分で結果が出ますので、待たせる必要がなく、ありがたいです。

 

しかし欠点もあります。

まずはきちんとした数字で出ないこと。

あるか、ないか、強いか、

くらいしかわかりません。

次に検査項目が限られること。

現状8品目のみの検査となっています。

 

花粉系として

スギ(ヒノキ含む)

カモガヤ

ブタクサ

ヨモギ

の4種類。

 

ハウスダスト系として

ヤケヒョウヒダニ

ネコ

イヌ

ゴキブリ

の4種類

 

合計8種類しか検査できません。

 

しかし小さな子が花粉症がないか?

ダニアレルギーがないか?

検討するには十分ではないでしょうか。

現在は舌下免疫療法という対処法もあるのですから。

 

ということで新しいアレルギー検査についてのご紹介でした。

繰り返すヘルペスに「1日だけ飲む」内服薬誕生

どんどん新薬が出てきます。

皮膚科についても例外ではなく、当院でもここ2年で

「オテズラ」、「デュピクセント」

という新薬を使う機械が増えました。

 

そして、以前からあった薬についても新しい使用方法が出てきました。

今回はそんなお話です。

 

ヘルペスの治療薬としてファムビルというおくすりがあります。

現在ヘルペスの内服薬はいろいろな種類が出ており、

どれも飲み方は似たり寄ったりなのですが、

このファムビル、新しい飲み方が出てきました。

 

それが、一日だけの内服という方法です。

 

通常の抗ウイルス薬は何日か連続して内服する必要がありました。

現在一般的に使用されている薬剤では5日間かな?

それが1日で良くなる?

なんだか騙されているようにも感じてしまいます。

 

しかし、そのためには条件がいくつかあるので注意が必要です。

新規の処方の場合、年に数回以上の発症履歴があること、

そして、症状の出現後6時間以内の受診であること。

その二点が必要となります。

 

そして、処方された直後に1回4錠、

その12時間後に更に4錠内服する。

それで終了。

 

つまり、発症のごく早期に内服を開始し、

ウイルスの増殖を一気に止めてしまおう

という考え方なんですね。

 

したがって飲むまでの条件は厳しい。

しかし飲み方は単純。

 

という形になるのです。

 

 

早く飲んで、早く効く。

どこぞのCMのようですが、こんな治療法、いかがでしょうか?

梅雨だから「とびひ」に注意です(2019年7月)

本当に今年の梅雨は雨が多いですねえ。

気温もあまり上がらない毎日です。

昨年の今頃を考えたらまだ過ごしやすいと言えるのでしょうか?

 

さて、こんな気温の上がらない梅雨の毎日ですが、

想定よりも多く受診している病気があります。

それはとびひです。

 

とびひ、正式な名称は伝染性膿痂疹ですが、

こちらは細菌により発生する感染症です。

細菌ということで気温が上がれば発生確率が上がる疾患ではありますが、

もう一つ、湿度という要因があることは知られていません。

尤も、日本の夏は気温と湿度が並行して上がりますからねえ。

 

しかし、今のような気温は低いけど湿度の高い季節も

とびひの発生確率は上がることが知られています。

どうしても汗をかいてしまうこと。

そして油断してシャワーが少なくなることがその要因と考えられます。

 

この時期、少し寒くても朝にしっかりとシャワーをして

皮膚の表面の汗を流すことは皮膚の病気を抑えていく上では

非常に大切なことになっていくのです。

 

シャワーはしっかりとしましょうね。

デュピクセント自己注射指導中に決めておいてほしいこと

今回は前回の話の続きになります。

デュピクセントの自己注射指導を開始された方なんですが、

一つだけ足を運んでいただきたいところがあります。

 

それは調剤薬局です。

 

このデュピクセントは非常に高額な薬です。

一般的な調剤薬局が一般的に用意するような薬ではありません。

なので、処方箋交付前に調剤薬局を決めること。

そして、そちらに予め話を通しておくことが必要になるのです。

 

つまり、

いついつまでにデュピクセントが何本必要なので、

予め準備をお願いします。

ということを調剤薬局に相談に行ってほしいのです。

また、高額な薬剤ですから支払い方法についても

確認をしておいたほうがよろしいかと思います。

 

予め調剤薬局の方とご確認をお願いいたします。