わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
それぞれの趣味の話などを掲載しております。

2017/3/14
ブログ内文章及び画像について、転載される場合は、予めご連絡をくださいますようお願いいたします。
無断転載につきましては、関係機関と相談のうえ、削除をお願いすることもございます。
ご了承ください。
なお、DeNA社およびDeNA社との資本・人的関係を含む関連諸団体からの転載申し出については、
一切お断りさせていただいております。

2021/3/1
ブログ記事に対する返信は行っておりません
2023/1/3
Twitterはじめました
最新の情報はこちらかもご確認ください。
2023/1/3
Noteはじめました
ブログよりも長くなりそうなお話、まとめたお話はこちらで記事にしております。



ブログ一覧

今年の秋は早いですね(2022年9月)?

今回は秋のお話です。

まあ、暦の上では秋なのですが、お肌の方にも秋がやってきましたね。

というお話です。

 

ここ数日、乾燥の悪化で受診される患者さんが増えてきました。

実際にお肌を触ってみると少しカサカサが出始めている皮膚のテクスチャです。

 

つまり、秋がやってきた。

ということですね。

 

例年であればこのように感じるのは9月の下旬なのですが、今年は半月早いようです。

理由ははっきりしないのですが、ひょっとするとここ数日の夜間の気温の低下が関係ありそうです。

 

仮説としてはこうです。

夜間の20度前後への気温の低下があります。

そのために飽和水蒸気量が減少します。飽和量を超えた部分は露になって水になります。

昼になって気温が上がります。

大気中の水分量は理論上変化はありません。

そのために気温があがり飽和水蒸気量が上がることにより、相対湿度は一気に下がります。

 

そんな理屈で秋の湿度は徐々に下がっていくのです。

 

今年は皮膚にとっての冬は早く来るのかもしれません。

いや、もう一回暑い時期は来るのでしょうか?

 

うーん。そのあたりはなかなか読むのは難しそうですが、少なくとも現在乾燥肌の悪化が見られる方は早めに保湿剤を使っていったほうが良さそうですね。

アトピー性皮膚炎治療外用薬の比較(2022年9月版)

現在のアトピー性皮膚炎に使用される塗り薬についての比較表を簡単ではありますが、作ってみました。

それぞれ利点・欠点がありますので、うまく組み合わせて副作用がより少ない、そしてより効果の高い治療法を目指していきたいところです。

いつか時間があったらそれぞれに文章を書いてまとめてみたいところですね。

 

円形脱毛症の飲み薬を実際に始めてみてのお話

今回は6月に少しだけお話をした円形脱毛症の飲み薬についての続編になります。

 

現在円形脱毛症の方でJAK阻害薬の内服を開始している方が数名おられます。

またアトピー性皮膚炎に円形脱毛症を合併したたために、アトピーの治療薬としてJAK阻害薬を内服している方も数名おられます。

今回はその経過についてのお話です。

 

現在日本では円形脱毛症に対してオルミエントというJAK阻害薬の内服が認められています。

ただし、内服を開始するためには条件があり、

・頭部の面積の50%以上に円形脱毛症があること

・半年以上の脱毛期間があること

をそれぞれ満たす必要があります。

つまり重症の円形脱毛症の方であることが前提条件となっております。

 

また、アトピー性皮膚炎についてもオルミエントは内服可能であり、

そして円形脱毛症を合併することはアトピー性皮膚炎では稀ではありません。

つまりアトピー性皮膚炎治療中の患者さんに円形脱毛症が合併する場合、

オルミエントを飲んで一緒に円形脱毛症の治療を行うことも可能ではあります。

こちらはアトピーのために飲んでいるので、円形脱毛症の面積や脱毛期間は関係ありません。

 

以上の2つのパターンの円形脱毛症の患者さんがJAK阻害薬を飲んでいるのですが、

やはり前者に比べて後者の発毛状況の方が良いようです。

本当にどんどん生えてくるというのは正直な印象ですね。

あっという間に消えてなくなってしまう患者さんが多い印象をうけます。

円形脱毛症がなくなって、アトピーの治療を別の薬剤に変更したくても

同意してくれないくらいの満足度があります。

 

逆に新規適応内服開始となった円形脱毛症については長期戦の覚悟が必要なようです。

どんどん生えてくるという印象はあまりなく、そろりそろりと出てくる印象ですね。

数週間をかけて少しずつ生えてくるという印象を受けます。

 

こちらについては薬剤内服前から長期戦の覚悟を持って治療を始める必要がありそうです。

説明書にも、内服開始後36週間程度は継続して様子を見ることとありますが、

まさにその通り、変化が目に見えるようになるまでには時間がかかりそうです。

そこをいかにして治療意欲を保ち続けるかというところがポイントになりそうです。

 

ゆっくりじっくりと治療を進めていく必要がありそうです。

あとはより早い時期から、より面積の小さい時期から治療を開始できるようになるといいのですが。

 

男性型脱毛症の採用薬品追加のおしらせ

男性型脱毛症、いわゆるAGAについてですが、

今月より薬剤を新規に追加いたしました。

 

<既存薬>

プロペシア 28日分 8000円

フィナステリド 28日分 4500円 (プロペシアの後発医薬品)

ザガーロ 30日分 10000円

 

<新規追加薬>

デュタステリド 30日分 7000円(ザガーロの後発医薬品)

 

ザガーロについても後発医薬品が販売開始されておりますので、

取り扱いを開始することにいたしました。

 

フィナステリドよりも効果の高い薬剤をお手軽な価格でお渡しできます。

ぜひご検討ください。

IPL2022年秋キャンペーンのお知らせ

夏の日差しも徐々に和らいできました?来ましたよね!

ということでことしもIPLの秋キャンペーンを行うことに致しました。

期間は9月末まで。

過去の処置者・新規の処置者の関係なく、すべての方の金額を

割り引きます。

ポスターを院内院外に掲示しておきますが、

ブログでも今回からは掲示することにいたしました。

 

顔のシミやくすみが気になるという方はぜひぜひ検討してみてくださいね。

IPL・フォトフェイシャル202208秋キャンペーンA3