わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

ブログ
わかばひふ科クリニック院長野崎誠(皮膚科医)及びスタッフのブログです。

医療の事、病気のことだけではなく、子どもに関する話や
それぞれの趣味の話などを掲載しております。

2017/3/14
ブログ内文章及び画像について、転載される場合は、予めご連絡をくださいますようお願いいたします。
無断転載につきましては、関係機関と相談のうえ、削除をお願いすることもございます。
ご了承ください。
なお、DeNA社およびDeNA社との資本・人的関係を含む関連諸団体からの転載申し出については、
一切お断りさせていただいております。

2021/3/1
ブログ記事に対する返信は行っておりません
2023/1/3
Twitterはじめました
最新の情報はこちらかもご確認ください。
2023/1/3
Noteはじめました
ブログよりも長くなりそうなお話、まとめたお話はこちらで記事にしております。



ブログ一覧

アトピー性皮膚炎の全身療法を実行中の方が転院するときに気をつけること

デュピクセントを始めとする次世代型アトピー性皮膚炎の治療が開始されて4年目に入りました。

オルミエント、リンヴォック、サイバインコ、ミチーガと薬の種類も増え、使用中の患者さんも増えてきています。

それに伴い進学転居などの社会的変化に伴い転院されるかたも増えてきました。
その方にはもちろん転居先で治療を継続するようにお話をし、紹介状を記載しています。

紹介状にはいくつか記入が必要な事項もあるのですが、紹介状にそれが抜けていることを経験したために今回記事にします。

いや、だってこれが書いていないとおくすりを処方できないんですもの。

 

アトピー性皮膚炎の治療薬は非常に高価です。窓口で支払う金額でも十分に高価なのですが、それ以外の7割(から9割)の金額は実は保険者から出ています。

そのお金はもとをたどると毎月給与から引かれている保険料および税金となっています。

医療機関は毎月保険者にレセプトという名前の書類を提出し、その金額を請求することになっているのですが、そのレセプトには必ずいくつかの事項を記載しなければなりません。

特にアトピー性皮膚炎の場合には上記の写真にあるIGA、EASI、BSAというデータを記載する必要があり、そのデータがある数字以上でないと処方できないルールになっております。

で、問題になるのが治療中に転院した場合。調子が良くなって転院すると、転院先の病院でとった数字ではクリアできなくなる可能性があるんです。

この数字は患者さんがある時点でクリアしていることが証明できればいいので、一番合理的なのが全身治療を行う前の調子が悪い段階でのデータを使用することなんです。

なので、転院前の病院が持っているそのデータが一番大事なのですが、その数字が書いていない。となると転院先の病院は途方にくれてしまうのです。

もちろん、一番悪いときのデータを見ることでもともとその患者さんがどのくらい重症なアトピーだったのか、ひいてはどれだけしっかりと治療を行うべきなのかを知ることも大事なのですが。

 

なので、転院前の病院にお願いです。このIGA、EASI、BSAのデータはかならず紹介状に記載してください。処方薬のデータは患者さんのお薬手帳を見ればある程度確認できるのですが、この3点だけは紹介状に記載が無いと全く判断ができません。

あとは患者さんも可能であればこの3つの数字は教えてもらってお薬手帳などにメモしておくと良いかもしれません。実際に起こりうる話ですが、洪水で・地震でクリニックのデータが全部なくなってしまうことも理論的にはありますから。しっかりと自己防衛することも大事ですよね。

 

転居するときには紹介状をしっかりと書いてもらいましょうね。

 

 

低刺激性綿手袋、取り扱いしております(2022年11月)

冬になってきました。乾燥の季節です。

手荒れの患者さんも多く、悪化再発も良く聞く話となります。

 

以前より取り扱いをしておりましたが、低刺激性の綿製手袋の紹介をしていきましょう。

こちら、タダのコットンではなく、特殊な加工がされたコットン製品です。

刺激感を取り除き、柔らかい肌触りの製品となっております。

商品説明はこちら。

 

手荒れ対策の手袋については随時受け付けに用意しておきますので、

ご希望の方はご相談くださいね。

インフルエンザワクチンの夜間接種を行っています@武蔵野市吉祥寺(2022年11月)

インフルエンザの季節がやってきました。

学級閉鎖などの話もニュースになっているようです。

 

現在当院ではインフルエンザワクチンの夜間接種を行っております。

13歳以上の当院の診察券をお持ちの方でしたらどなたでも大丈夫です。

月曜日から金曜日の午後夜間の診療枠に時間を合わせて受付予約を行っております。

月曜日、金曜日においては夜間午後7時(19時)までの受付となります。

金額は3500円となっております。

なお、65歳以上の方は所定の予診票を持参いただくことで全額公費負担での接種を行えます。

 

学校や仕事の都合で夕方まで受診できないという方はぜひご検討ください。

 

また、ワクチンの接種は原則1回となりますが、2回めの接種も可能です。

感染を特に気をつけなければ行けない方は2回めの接種も検討してみてくださいね。

手のひび割れもでてきましたね(2022年11月)

冬の乾燥の症状がもう一段強くなったようです。

 

手の甲の乾燥とそれによるひび割れのお子さんの受診が目立ってきました。

真っ白に粉を吹いている状態で一目で乾燥とわかります。

 

そうです、冬のカサカサが出てきたのです。

外出時は常に手袋をさせたほうが良い季節になってきたということですね。

 

しっかりと北風をブロックして乾燥の予防に努めましょう。

もちろん保湿剤や湿疹のおくすりを使ってあげたほうが症状の抑え込みにもなりますので、

早めの受診をお願いします。

現在クリニック内がハッカ臭いかもしれません(2022年11月)

色々と思うことがあり、現在ハッカ油を使っていくつかの実験を進めています。

今まで現象面で知られていたことに理論面が追いついてきたのかなと思いまして。

 

なので、現在クリニック内にハッカの香りが漂っております。

スタッフは鼻がなれてしまっているかもしれませんが・・・

 

来院時にいわゆる湿布の香りが漂っているかもしれませんが、

お気になさらず受診ください。

 

一時的なものになるのは上記香るようになるのか、

そして皆さんになにかをお見せできるようになるかはわかりませんが、

色々と試していきたいと思います。