外来でしもやけの患者さんを見ることが増えてきましたね。
冬です。
しもやけですが、気温は0度以上のときにも見られる病気です。
意外でした?
皮膚が凍りついて障害を起こすのではなく、寒さにより血流が低下して損傷を起こすためです。
肌感覚として気温5度以下になるとき、もしくは気温10度以下の雨のときに見られる印象を受けますが、とうとう今年もその温度になってきたようです。
多くの場合は小学生くらいまでの小さな子に起こるのですが、循環の悪い高齢者でも起こることがあります。特にしもやけのなりやすさは遺伝するので家族や兄弟にしもやけになって事がある人は要注意ですね。
場所は晴れた日であれは耳や手袋をしない指。雨の日だと更に足の指も出てくることが多いようです。つまり末端部分ですね。
予防はまず温めること。そして乾かすこと。
逆に言えば冷えて濡れたときにはその状態から早く抜け出すことも大事になります。
耳あて、手袋、厚手の靴下やしっかりとした靴をはくようにしてください。
冬の病気、しもやけ。
しっかりと予防して対処していきましょう。