秋も深くなってきました。
子供の乾燥肌やアトピーが悪くなってきたのは診察室でよく目にしますが、
つまりそれは大人の手荒れの悪化もしてくる季節になったということでしょうね。
手荒れの原因は色々ありますが、乾燥は大きな要因の一つとなります。
空気が乾燥するのでそれに伴い皮膚も乾燥する。
というわけですね。
また気温が下がるとお湯を使うようになりますが、
そのことも皮膚の脂分を除き湿疹を悪化させる要因となります。
悪化が予想されるのであればまずは先手を打って予防を進めることも大切です。
ちょうど寒くなってきたので、普段から綿の手袋をしてみるのも一つでしょう。
それだけでまずは乾燥を防ぐことができます。
また色々なものを直接指先で触ることもなくなりますので、
その分の刺激が減少することにもなります。
そのために湿疹の悪化も防げるということになるわけですね。
そして可能であれば水仕事をするときもゴム手袋をしてから
行うのも悪化を防ぐためには重要になります。
今からしっかりと準備を行い、今後の湿疹の悪化を予防していく。
そしてそれを習慣化させて気持ちの面から手袋をすることを当たり前と
考えるようにしていく。
結構大切なことなので早めに予防を進めていきたいものです。
最後に、手荒れの悪化の前に早めに皮膚科の受診をおすすめしています。
保湿剤や湿疹を抑えるおくすり、色々と使えるようになってきたので、
以前よりも安全に治療できるようになりました。
皮膚科受診もご検討くださいね。