今回は秋のお話です。
まあ、暦の上では秋なのですが、お肌の方にも秋がやってきましたね。
というお話です。
ここ数日、乾燥の悪化で受診される患者さんが増えてきました。
実際にお肌を触ってみると少しカサカサが出始めている皮膚のテクスチャです。
つまり、秋がやってきた。
ということですね。
例年であればこのように感じるのは9月の下旬なのですが、今年は半月早いようです。
理由ははっきりしないのですが、ひょっとするとここ数日の夜間の気温の低下が関係ありそうです。
仮説としてはこうです。
夜間の20度前後への気温の低下があります。
そのために飽和水蒸気量が減少します。飽和量を超えた部分は露になって水になります。
昼になって気温が上がります。
大気中の水分量は理論上変化はありません。
そのために気温があがり飽和水蒸気量が上がることにより、相対湿度は一気に下がります。
そんな理屈で秋の湿度は徐々に下がっていくのです。
今年は皮膚にとっての冬は早く来るのかもしれません。
いや、もう一回暑い時期は来るのでしょうか?
うーん。そのあたりはなかなか読むのは難しそうですが、少なくとも現在乾燥肌の悪化が見られる方は早めに保湿剤を使っていったほうが良さそうですね。