ここ数年で本当にいろいろな薬がアトピー性皮膚炎の治療に使われるようになりました。
副作用についても色々あるのですが、今まで常識と思われていた易感染性の副作用から
離れることのできる治療薬も出てきました。
今回は易感染性の副作用という観点から治療薬をまとめていきたいと思います。
>易感染性の副作用がある薬剤
・ステロイド(外用・内服・注射)
・シクロスポリン(内服)
・タクロリムス(外用)
・JAK阻害薬(外用・内服)
>易感染性の副作用のない薬剤
・デュピルマブ(注射)
・PDE4阻害薬(外用)
・抗アレルギー薬(内服)
となります。
以前はない薬剤が効果の弱い抗アレルギー剤内服以外にはない。
という状況でしたので、随分様変わりしたなあという印象を持っています。
選択肢が一気に増えましたので、上手に組み合わせながら治療を勧めていきたいですね。