公式に情報が公開されました。
以前より問題点としてあった、デュピクセントの自己注射器のトラブルですが、
基本的には、注入を人力で行うということが問題でした。
今回発表されたのは自動で注入が行われる器材です。
ちょうど糖尿病などにも使用されるようなペン型の器材で、
ぶすっと刺して薬液の注入を行うところまでボタン一つで全自動で行ってくれます。
まあ、問題もありまして、注入速度を選べないようです。
つまり、注入速度が高いと、痛みになってしまうということで、
患者さんによっては非常にゆっくりと注入したりと、
注射器型では比較的自由に投与状況を決めることができました。
しかしペン型器材ではある一定の速度のみになります。
なので、人によっては痛みが強くなる可能性が否定できません。
ただ、選択肢が増えるのは確実に良いことです。
痛くないので、ゆっくりと自分で注射することもできますし、
怖いからボタン一つで全部済ませてしまう。
と選択することができますので。
今後当院にも製剤見本が入ってくると予想されます。
その製剤見本を確認して、
自動注入に変更しても構いません。
また自己注射指導の際にはどちらを希望するのかを選択してもらうことになります。
最後に注意点ですが、こちらは処方箋上は別の製品扱いになります。
受診し、処方箋を渡す際に変更することは可能ですが、
注射中に別の器材に変更することは不可能ですので、
ご注意ください。