わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

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コロナ禍で増えた病気減った病気 3:毛虫が増えすぎてヤバい話

コロナ禍で増えた病気減った病気 3:毛虫が増えすぎてヤバい話

前回、この記事を書いたあとに、なにか忘れているなあとずっと思っていたのですが、

思い出しました。毛虫の話していませんでした。

 

今年、毛虫、むちゃくちゃ多いです。

まあ、予想していましたが。

 

 

というのも、今年の社会状況のせいです。

毛虫は一般的に春と秋に発生する病気です。

毛虫の毛により、点々とした発疹が体の一部を中心に散在するのが特徴です。

 

なんで、春と秋か?

毛虫の生体として、その時期には幼虫になっているからです。

蛹や成体(蛾)にも毛はあるのですが、本数は毛虫の時期が極端に多いのです。

なので、毛虫が多い時期に発生する。

 

では今年はなぜ大量に発生したのか?

それは毛虫が大量に生き残ったからです。それはなぜか?

今年の春に誰も駆除できなかったからなのです。

 

つまり、毛虫が発生するとそれがその土地の管理者に情報として渡ります。

その情報を元に管理者が駆除を行うのですが、

今年の春はだれも外出しませんでした。

そのために毛虫が駆除されることなく大量に生き延びてしまい、卵を植え付けました。

その卵が孵化し、秋の毛虫の大発生につながっているというわけです。

 

なので、春の段階から予想はできたのです。

毛虫患者さんの多さと外出する人の少なさと。

それで、ヤバ。と思っていたのでした。

残念なことに予想はあたってしまいましたが。

 

どうも都市の中の生態系は人間が社会活動を行うことが前提で組まれているようです。

なので今回の騒ぎで人間の社会生活が変化したために生態系も変化した。

この様に考えても良さそうですね。

 

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