先月末から今月にかけて、小さな子のアトピー性皮膚炎は
軒並み改善を見せています。
この現象、昨年までには見たことがありませんでした。
・・・ということは、今年のこのうっとおしい天候が
湿疹を抑え込む要因になっているような印象があります。
小さな子のアトピー性皮膚炎は気象に関連する病気です。
その中でも特に湿度に依存する傾向があります。
湿度の下がる冬には明らかに患者さんの数が増え、
症状が強くなる傾向があります。
では、逆に湿度が極端に高くなったら?
そうですね。乾燥が改善するために
アトピー性皮膚炎の症状がよくなってくる。
ということが理論的に考えることができます。
実際、ここ数週間の平均湿度は100%近辺をウロウロするという
例年以上に高い傾向がありました。
そのために湿疹もきっと落ち着いてきたのです。
ということで非常にいい季節になっていたんだなと。
残念ながら年長児には改善傾向が少なかったようです。
多分年齢が上がってくると乾燥のために湿疹ができるというよりも
汗やホコリなどの刺激が原因になっているからなのでしょう。
むう。