新しいイボ治療を始めてから3ヶ月がたちました。
ということでここで簡単に今までの事をまとめてみましょう。
経過としてはおおよそ想定したとおりですが、一部に想定外の事がありましたので、
その後報告も兼ねて、簡単に説明をまとめてみたいと思います。
★処置時の痛みはやっぱりありません。
(ほとんど)と少しだけ弱気にお話していましたが、処置のときに痛みを感じることは
まったくと言ってよいほどありませんでした。
まあ、薬を塗るだけですからねえ。
こちらは看板に偽りなしです。
★自宅での痛みが少し出る方がいました。
処置終了後、帰宅後の状態についてですが、
こちらはどうしてもゼロにはなりません。
というのも、水疱ができてそれが押されていたくなる。
水疱が破れて痛くなる。
ということはどうしてもなくなりません。
こちらの痛みの発生頻度は液体窒素とあまり変わりはないようです。
なので、治療全期間に於いて痛みが全く出ない治療法ではありませんので、
ご注意ください。
★こんな理由で治療を中断したの?
ほとんどの方が液体窒素に戻ることはありませんでした。
唯一あった方の理由が「テープが嫌だから」でした。。。
いや、これは完全に想定外でした。
まあ、4時間ずっとテープを貼らなければいけませんので、
ある意味仕方ない面はあるのですが、
まさか、テープの刺激よりも液体窒素の痛みを取るとは・・・
いやあ、考え方はいろいろですね。
★治りやすいイボはあるか?
治療をしていると治りやすいものと治りにくいものがわかってきました。
治りやすいイボは柔らかいイボ、薄いイボです。
薄いイボは当然液体窒素でも治りやすい傾向にありますので、
ある意味当然といえばそうかも知れません。
柔らかいイボについてですが、これは薬剤の浸透が良いからかもしれません。
現時点では仮説ですが。
★治りにくいイボはあるか?
こちらは先程の項目とは逆の要因ですね。
治りにくいイボは硬いイボと厚いイボです。
厚いイボは液体窒素でも手こずります。
硬いイボもまた同様です。
なので、この治療を行う場合も最初に削って薄くすることは有効かもしれません。
★想定外の副作用はあるのか?
数はあまり多くないのですが、イボの周りが全体的に赤く・硬くなることが
ありました。
押すと少し痛みやかゆみを感じているようです。
この理由ははっきりませんがどうもある程度の確率で起きるようです。
多分イボのウイルスに対して免疫が生じて反応している可能性があります。
★効果は液体窒素とどちらが上ですか?
こちらに答えるのは非常に難しい質問です。
全体的な効果については液体窒素と同等かと思われます。
また、一部の柔らかいイボについてはひょっとすると液体窒素よりも
効果が高いかもしれないと考えます。
まずは3ヶ月行ってみて、想定以上に治療を希望される方がいること、
想定以上に効果があることを認識しています。
正直なところ、痛みが無ければ液体窒素よりも治療効果が落ちる可能性があることは
やむを得ないと認識していましたが、その考え方は改める必要がありそうです。
4月からは予約枠を更に増やすことにしました。
まずは、4時から5時までの枠を開放し、一日20人程度まで対応できるようにしています。
シールを4時間後に剥がす必要がありますので、年長児のみとなるかと思いますが、
逆に年長児にも受診しやすい時間帯を開放いたしました。
予約枠が既に溢れている夜間、土曜日の設定はまだ行っていませんが
希望が多いようでしたら開設も兼用したいと思います。
今後も(ほとんど)痛くないイボの治療を進めていきたいと思います。