わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

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運動会と日焼け止め

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運動会シーズンになりました。

私が子供の頃は運動会といえば毎年秋だったのですが、

最近は春に運動会を行うところも多くなったようですね。

今週、来週に運動会を行うところも多いようです。

 

運動会の準備、いろいろありますが、忘れてはいけないのは日焼け止めです。

太陽の高さが高いということは紫外線の量も多いということ。

しっかりと日焼け止めを使うようにしましょう。

 

さて、ここで気をつけてほしいことがあります。

昨年蓋を開けたものをそのまま使用していませんか?

これ、あまりオススメは出来ません。

というのも、蓋を開けて時間が経っていると、劣化や変質の可能性があるからなのです。

 

蓋を空けることにより、空気中の雑菌が侵入します。

また、日焼け止めの成分も時間とともに変質し、

日焼け止めの効果が落ちる可能性はあります。

また、場合によってはかぶれたりすることもあるでしょう。

 

ということもあり、蓋を開けたままの日焼け止めはあまりオススメできませんよ

というお話でした。

 

皆さん、運動会がんばってくださいね!

運動会では日焼けに注意しましょう

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先週、今週、来週と関東では運動会のラッシュですね。

まあ、今日は雨なので、今日の運動会は明日に順延になるかと思いますが。

 

さて、運動会ですが、日焼けにはくれぐれもご注意ください。

実際に患者さんで受診された方もいるのですが、

この時期、地上に降る紫外線の量はまだそれなりにあります。

また、運動会の場合最低でも半日以上は、太陽の下に過ごすことになります。

そうすると、結構な紫外線を浴びてしまい、日焼けの症状が強くなってしまいます。

 

また、雨天順延も要注意ですね。

雨が降った翌日には空の色が澄んでいるようにみえることもあるかと思います。

これは雨により、空気中の微粒子(つまり、ホコリ)がすべて洗い流されたから。

日光が途中で散乱されることがなくなったからなんですね。

逆に言えば、散乱されない光が直接地上に降りそそぎます。

なので、逆に紫外線への露出がより強くなります。

ご注意ください。

 

もちろん、日焼けで痛くなってきた場合はこれはヤケドと同じ状態ですので、

一度皮膚科を受診ください。

ステロイドの塗り薬を塗るだけで、全然楽になりますよ。

長くても数日で収まるものですから副作用の心配も殆どありません。

気になる方は一度受診されてはいかがでしょうか。

 

さて、うちも子どものかけっこの練習に付き合うことにしましょうか・・・

通勤ルートは3つあるとよい

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といったのは誰なのでしょうか。

はっきりとは覚えていませんが、なかなかよい言葉だと思います。

 

現在東大和療育センターでの勤務が始まり、そこへの通勤をどうしようかと考えています。

一番早いルートはしかし、混雑が激しいです。

一部の区間では満員電車の中を通勤しなければいけません。

また、乗り換えも非常に混雑した中で行う必要があります。

 

別のルートはより時間がかかります。

しかし、乗り継ぎは始発、始発で(Ⅰ本待つ覚悟さえすれば)座って通勤することができます。

 

他にも都心を経由する方法などがあります。

 

いつも同じ所に通勤するうちに通勤手段がひとつに固まってくることも多いのではないでしょうか。

人によっては、この時間帯のこの電車、この車両の、時にはこのシートとまで決まっていることもあるでしょう。

階段に近いところ、乗り継ぎに便利なところに行きたくなる気持ちもよくわかります。

でも、少し立ち止まって考えてみましょうか。毎日同じ、代わり映えのしない景色では飽きませんか?

たまには違うルートで行ってみませんか?急行はやめて、各駅停車で行ってみませんか?

と思う時もあるのです。

いつもと違う景色を見ることで何か得るものがあるのではないでしょうか。

たまには外をぼんやりと眺めてみてもいいのでは無いでしょうか。

 

そんなことを思いながら外を見ていました。

すると、西の方に、綺麗な富士山が出ていました。

 

ああ、そういえは冬至も過ぎましたね。

 

 

追記

無粋な理由ですが、いくつかの通勤ルートを知っておくには安全保障の問題もあります。

鉄道が事故にあって普通になった時に、別の路線にすぐに乗り換えることができるか。

地震などの自然災害の時に、寸断された道路を通って、どうやって家に帰ることができるのか。

これは、色々とルートを探し、知っている人が一番強いのです。

時間があるときにいつもとⅠ本違う交差点で曲がってみてもいいですね。

時に迷うこともありますが、これもまた一興です。

今は携帯電話で現在位置をGPSから検索すればすぐに自分の居場所がわかりますから、

いつものルートに戻ることも簡単ですよ。

転居した年の虫さされは要注意です。

虫さされの季節です。

外来で虫さされの患者さんが気た時は当然確認をするのですが、

時に年齢の割に虫さされの反応が激しい方がいます。

刺されたのは吉祥寺の近くのようですが。

そのような方にはどんなことを聞けばよいのでしょうか?

 

 

実は、引っ越しをしたかどうかなのです。

結構高い確率で吉祥寺に越してきて間もない人のことが多いですよ。

(初めての夏ですかね)

 

多分、これもアレルギーの反応の特徴なのです。

元住んでいた地域と東京ではどうも同じ蚊でも、アレルギーの出方が

異なるようなのです。

原因はわかりません。蚊の唾液成分が微妙に違うからかもしれません。

 

逆にほかの地域に引っ越しをした時の初めての虫さされは

強く、そして痒くなるので要注意とも言えるでしょう。

しっかりと予防して、しっかりと治療しましょうね。

 

転勤医師のための荷物収納術9 デジタル化のために、本を壊す

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さて、今回からは書籍のデジタル化についてお話を進めていきましょう。

 

最初の話は本の壊しかたです。

・・・いきなりですね。

 

本をどのようにしてデジタル化しやすいように壊すか?

実はこれが結構難しい問題だったりするのです。

 

いわゆる「断裁」や「裁断」と呼ばれる行為ですが、

解決策は2つ。

・外注する

・自分で壊す

のいずれかです。

 

外注するのは、業者にお願いする方法。

インターネットで検索すると、幾つもの業者が出てきます。

私が以前から使用していた業者さんも出てきますね。

また、ビジネスコンビニでも断裁を行ってくれるところもあります。

 

もう一つは自分で断裁を行う方法。

自宅に置いてあるのはこちらです。

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1冊ずつ断裁していきます。

 

それぞれの方法にメリットとデメリットが有ります。

外注すると時間とお金がかかります。

自分で購入すると最初に一気にお金がかかります。

また。厚い書籍では対応できません。

 

というわけで状況に応じて使い分けるのが一番です。

厚いものは外注で。薄いものは自分で購入して。

という考えが基本になるでしょうか。

転勤医師のための荷物収納術8 外付け倉庫という考え

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今回は、そのまとめた書籍をどこに保管するのかについて考えてみたいと思います。

 

書籍や雑誌の保管場所は使用頻度に応じて決まってきます。

収納術では必ず出てくる考え方ですよね。

使用頻度の多いものは、取り出しやすいところに。

使用頻度の少ないものは、取り出しにくくてもOK。

これは書籍や雑誌についても同じです。

 

取り回しの良さは使用頻度に応じて決めるべきでしょう。

 

では、逆に使用頻度の少ないものがどうすべきか。

このような書籍や雑誌についてはいっそのこと、別に倉庫を借りてしまうのです。

場所は家の近くでも構いません。職場の近くでも構いませんし、

もしも可能でしたら実家を倉庫扱いにしてしまうのも方法です。

たまに大学に顔をだすのであれば、大学の側でも良いのです。

(特に大学の医局に所属し、関連病院を回る生活をしているのであれば有効な方法でしょう)

 

自宅には完全に仕事関連の書籍を置かないと考えるのも一つです。

狭い我が家にあえて仕事の書籍を置く必要があるのか、考えてみても良いのかもしれません。

 

 

と、ここまで書いておいて気が付きました。

自宅に本をおいておくと、子どもにいたずらされるリスクも有りますね。

そういえば。

転勤医師のための荷物収納術7 コンテナ化というパラダイムシフト

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前回の記事からすこし時間が開いてしまいました。

今回は実際に書籍をリアルで保管するための方法について考えたいと思います。

キーワードはコンテナ化です。

 

コンテナといえば何を思いかべるでしょうか。

鉄道のコンテナ?船のコンテナ?

実はこのコンテナという考えからは20世紀の物流において、大きな役目を果たした発明だったのです。

つまり同じ規格にすることで取回しを便利にする。

パッケージ化したまま輸送することで、港での作業を減らし、流通末端までそのまま運んでいくことができる。

と言った利点があるのです。

 

書籍や雑誌についても同様のコンテナ化を進めることができます。

同じサイズの箱を用意し、その中に書籍や雑誌を入れておく、

運搬も便利になるし、保管も便利になります。

必要があれば蓋のみ開けておけば、棚の代わりにもなるのです。

 

ここでこのコンテナ化に必要な条件を考えてみます。

まず、あまり必要なサイズがあること。これは当然ですね。

逆に大きすぎても行けません。

なぜかといえば、運べないから。

大凡の目安として女性で15キロ、男性で20キロくらいでしょうか。

これより重くても何とか運ぶことができますが、取り回しが大変です。

特に肩より高いトコロに持ちあげるのが非常に難しくなってしまいます。

 

もう一つ大切なのは安いことです。

コストを掛けるのはあまりおすすめできるません。

1個あたり500円以下。可能であればタダで何とかしたいものです。

 

といろいろと探していました。

過去に山形で使っていたのは、1.5lペットボトル梱包用のダンボールでした。

1.5l×8もしくは2l×6の梱包用ダンボールが丁度良かったのです。

その時には引っ越しの時間が取れず、苦肉の策でしたが役に立っていました。

引越し先の病院の自分のブースの本棚の上にはこのダンボールの蓋が開けられ、中の雑誌が見えるようにおいてありました。

 

でも、これって、見栄え悪いんです。

もう一つの問題は奥行きが深いことです。

 

なかなか代わりになるいいものは見つかりませんでしたが、最近丁度良い物を見つけました。

それは、ヤマト運輸の宅急便用ダンボール100サイズです。

 

今までは子供服を保管するのに120サイズはよく利用していました。

でも、書籍や雑誌を入れるには120サイズは少し大きかったのです。

今回、ためしに100サイズを使用したところ、ドンピシャの大きさでした。

横置きにすれば丁度B5サイズの雑誌を入れることができます。

縦置きにすれば大きな書籍や図譜なども入れられるサイズです。

 

外の印刷も白い段ボールで、クロネコのロゴがしっかりとありますが、

ペットボトルのダンボールのように無秩序に見えることは無いでしょう。

(え、同じ銘柄を揃えればよい?そんなコトするのにどのくらいの時間がかかると思っているのでしょう)

 

他にも引越し業者さんや雑貨屋さん、ホームセンターにもいいものがあるのかもしれません。

でも、クロネコやコンビニは少し行けば必ず営業所はあるのです。

クロネコは電話すれば持ってきてくれるので、手間もあまりかかりません。

 

ぜひ試してみてください。

 

転勤医師のための荷物収納術6 リアルはリアル?

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いつの間にか長期連載になりつつあるこのお話ですが、今回は少し話の向きを変えていきましょう。

 

リアルのお話です。

不動産は英語で何というか。リアル・エステイトですよね。

 

このリアルは「実際の」とか「現実の」といった意味ではありません。

正確には「リアル」というよりも「レアル」に近い意味合いを持っています。

「レアル」と言われてもピンと来ないかもしれませんが、サッかーの

レアル・マドリード」といわれると、ああ。と思う方もいるかもしれません。

 

この「レアル」という言葉は「王様の」という意味です。

つまり、不動産は王様のものなのです。

まあ、実際のところ日本には王様はいませんので、厳密には国家のものということになるでしょうか。

つまり、土地は国から預かっているものと考えることもできるわけです。

実際に国家が土地を収用するというお話はあるわけです。

実際にそのための法律も存在しています。

 

日本だとあまりそこを意識することはないかと思いますが、お隣の共産中国の場合はよりはっきりと見えます。

共産主義ですから土地は国家のものです。じゃあ、あの上海や北京に林立するのは誰のものかって?

ですので、中国の人は土地を買っているわけではないのです。

あの土地は厳密には借りているんですね。住居で70年などと年限を区切って。

 

こうして考えてみると、「自分の土地」といった考えからは非常にあやふやな基盤の上に成り立っているのです。

実は今回の連載を始めるに至った理由の一つにこの考えがありました。

こんな不安定なものの上に、たくさん荷物を抱えていることができるのか?

いまだに考えてしまうテーマです。

 

 

転勤医師のための荷物収納術5 デジタル化に向くもの向かないもの

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さて、少し時間が空きましたが、今回はデジタル化に向くもの、向かないものと題してお話を進めていきたいと思います。

 

本をデジタル化する時に、なんでもデジタルにすればよいのかというと、答えは否です。

いくつかの考え方がります。

 

まず、その本をいつ使うのか。どんなシチュエーションで使うのか?

毎日何回もいろいろな場所を開ける必要がある本や雑誌は正直デジタル化には向いていません。

比較的頻度のすくない雑誌などはデジタル化に向いているでしょう。

 

どんな題材なのか?

その本が持っている題材も重要なものになります。

写真集や画集は現在のデジタル化の解像度を考えると、デジタル化は向きません。

書籍は比較的デジタル化に向いているでしょう。

漫画は好みが分かれます。私は全部デジタル化しましたが、スクリーントーンのがらがデジタル化により

変わってしまうものもあります。

また、精細なものを見たいのであれば、デジタル化はあまりお勧めできません。

 

いつ見たいのか?

いつでも、どこからでも見たいというのであれはリアルは絶対的に向きません。

いくつかのツールを使いデジタル化してしまえば、インターネットにつながっていればどこから確認することも可能になります。

 

以前は本のサイズなども一つの要因となっていました。つまり、大きな本は物理的にデジタル化できませんでしたからね。

でもいまはだいぶその制約もなくなっています。

 

などということを考えた結果、私はこのような形でデジタル化を進めています。

漫画、小説→原則デジタル化。

トイレにもっていきたい本のみリアル

医学雑誌

症例集に近いもの→デジタル化

写真を確認したいもの→リアル

なにかのテーマに沿っているもの→リアル

医学書→デジタル化

 

さて、ここで問題になってくるのが、教科書と辞書です。

つまり、索引から検索したいものがある本です。

こちらは実際の書籍を持っているのであればそのままにしておいたほうがよいでしょう。

手元において追いたいものならなおさらです。

特にこれらの本はデジタル化はすることはお勧めできません。

なぜならこれらの本の索引を探すことが非常に難しくなってしまうからです。

可能であれば電子書籍版を購入しておくことをお勧めします。

 

転勤医師のための荷物収納術4 リアルとデジタルの違い

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さて、今回は収納術の中でもリアルとデジタルの違いについて考えましょう。

リアルの反対はバーチャル?ですが、データそのものは手元に持っているので、

デジタルの方が良い気がするので、今回は「デジタル」として話を進めていきます。

 

私の隠れた?趣味の一つに旅行が有ります。

といっても、飛行機や新幹線を使う旅行ではありません。

普通電車(各駅停車)を乗り継いで旅行をするのです。

その時の旅のお供に文庫本が有りました。

もう10年以上も前の話になりますが、山形から東京までそうやって旅行していました。

山形から東京まで最短で8時間。文庫本は5冊くらい読めるでしょうか。

でも、それだけ文庫本を持って行くと、荷物は本でいっぱいになってしまいます。

今はといえば、iPad1個持っていけば用が足りてしまいます。

ちなみに、手元にあるiPad64GBの中にはなんと200冊以上の本が入っています。

これだけの本を書籍のまま運ぶことを考えたらクラリとしてしまいますね。

 

実はこれがリアルとデジタルの違いです。

デジタルの方が、圧倒的に情報密度を上げることが出来るのです。

現在文庫本と同じ位の大きさの2.5インチハードディスクの用量は最大で2TBになります。

文書データのみを保管するのであれば1冊1GBもあれば十分すぎるほどですので、(実際は数百MB以下です)

ハードディスクの中に2000冊程度を入れることが出来るというわけです。

つまり、リアルで文庫本1冊の中にデジタルで2000冊のデータが入るというわけですので、言い換えれば密度は2000倍になります。

 

ただ、デジタルにすれば良いというわけではないのです。

デジタルには向いているもの、向かないものが有ります。

 

これは次にお話しましょう。