わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

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長靴が・・光ってる!

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今年は梅雨入りが早い割には雨が降らず、油断していたところ、子供の長靴がキツくなっていました。

折しも、このあと3日間は雨の予報。
大至急で近所の靴屋さんを探したのですが、子供も親も納得できる長靴がなく、
仕方なくネットで探すことに。

幸いにも可愛い物が見つかったのですが、すぐ注文しても到着までに4〜5日はかかる模様。

それまで、連日雨なのにどうしよう・・・

悩みつつ、クリニックでの仕事帰りに靴屋さんの前を通ったら、子供の長靴を発見。

ネットで頼むつもりだったものは、靴箱に入るようハーフ丈の物を選んでいたので、
普段用に丈の長い物で安いのがあったら、買ってもいいなあ、明日も明後日も雨だし・・
なんて考えながら眺めていたら、

ん?
キラキラ?

なんと、光る長靴を発見!!

我が家の娘は、近頃、光り物好きなので、これは気に入るに違いない!

でも、光る靴ってお値段がねえ・・

ん???

1990円?

なんと、買おうと思っていた長靴よりさらにお安かったのです。
もちろん実店舗なので、送料だってありません。

しかも、“からだ想い”にこだわったシリーズ。

即買いしてしまいました。

コレなら、雨の日に帰りが遅くなっても、夜間の安全に一役買ってくれそうです。
写真でわかるでしょうか?
底が光ってます〜。

ただ、電池交換は出来ないので、あんまり大きいサイズを買っても、
2年目は光らなくなってしまうかもしれませんね。

我が家は、実寸+1センチの物を購入しました。

限定商品のようですので、ご興味のある方は、お早めの方がいいかもしれませんね。

これで、明日から雨でもご機嫌で行ってくれるかしら。

靴のチヨダ
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長期休みには眼科受診を

今日はアトピー性皮膚炎のお話です。

時間があるときには体をしっかりとメンテしましょうねというお話です。

 

アトピー性皮膚炎は一般的には皮膚だけの問題とされています。

もちろん別にアレルギーがあればそれはそこで治療をしっかりと行うべきですが、

アトピー性皮膚炎の子が皮膚科以外に受診をしたほうが良い科がありまして、

それが眼科なんですよね。

 

アトピーと目の関連、それはアレルギー性結膜炎だけではありません。

目の周りの湿疹、及びその湿疹治療薬のステロイドという問題があります。

 

特に目の周りの湿疹が強い子については、目を引っ掻いたり、叩いたりすることが往々にしてあります。

そのために目にも強く影響が出てきます。

まず起こり得るのは白内障。

こちらは目の周りをいじることだけではなく、アトピー素因がある場合がそもそも白内障になりやすいとされています。

もう一つは網膜剥離。

こちらはかゆみで目を叩くことが原因となります。

 

もう一つ、治療に伴い目で問題になるのは緑内障です。

こちらはステロイドの塗り薬に伴う副作用と考えられます。

どうしても眼圧が上がってしまうのですよね…

 

 

このようにアトピー性皮膚炎そのもの及び治療によって、目には様々な副作用が出てきます。

そこで問題になってくるのは目の症状の出方でして。

目の症状はかなり進行してから自覚症状は出てくることもあります。

その段階で対応しようとしても難しくなることが往々にしてあるのです。

つまり症状が出る前から定期的に症状を確認する必要があるのです。

そう。定期的に。

 

ということで夏休みの時間があるときには一度眼科の受診をすることを推奨します。

ただ、小さな子の目を診察するというのはある意味特殊技能ですので、

年齢によっては近くの眼科の先生では対応できないということもあるかもしれません。

その場合は声をかけていただければ少し離れたところにはなりますが、小児眼科専門の先生に紹介させていただきますね。

 

アトピー性皮膚炎の方は大人、子供を問わず、

年に最低1回。できれば2回は眼科で診察を受けてくださいね。

眼科の先生には、「アトピーがあるから目を診察してもらいなさいと皮膚科の先生に言われましたー」

と言えば、必要なポイントをしっかりと診察してくれますからね。

時間のあるときに、「症状が出ていない」ことをしっかりと確認していきましょうね。

錯覚

 

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問題  オレンジ色の丸は、右と左どちらが大きいでしょう?

答えは、同じ大きさです。

人間というのは、集団で生きる動物です。助けあって生きることで、人類は発展をとげてきました。

ですが、集団でいれば、当然そのなかで様々な比較がおこります。
このくらべる、という行動が、私たちの感情を支配し、時に厄介なトラブルの種ともなることがあります。

先日、某電機店のオモチャ売り場に子供たちを連れて行ったときのことです。
御多分にもれず、我が子もオモチャ付きのお菓子が大好きで、その日はそのシリーズがたまたま売り場に並んでいました。

ですが、5種類あるはずのオモチャは、すでに人気のなさそうな1種類をのこすのみとなっており、それもあと2個という状況でした。

当然、子供は欲しがりましたが、ふとあることを思い出し、なだめすかして別のスーパーのお菓子売り場に連れて行きました。

そこには、そのシリーズ全種類があり、在庫量も豊富でした。

もちろん、入荷の時期や量も差があると思いますので、一概にはいえないのですが、以前も同じような事があったため、一人の母親として、こんな推測をしたのです。

お菓子の価格は、380円。

オモチャ売り場では、1000円以上のオモチャが並びます。今日は買わないよ、と約束していたって欲しくなっちゃうのが子供です。

そんななかで、380円のオモチャ付きお菓子。

380円は、安く見えるのです。

ですが、スーパーのお菓子売り場では、まわりに100円のお菓子が並びます。

380円は高いのです・・

そのお母さん達の感情を反映したのが、この状況ではなかったのかと思うのです。

当院にかかられる患者様は、小さなお子様からご高齢の方まで、様々です。
症状もさまざまですが、皮膚の症状は外から見えてしまうため、お悩みの方も多くいらっしゃると思います。

有り難いことに、クチコミで来てくださる患者様もたくさんいらっしゃいます。
ですが、どうぞ周りと比較することだけで一喜一憂はしないでくださいね。

患者様ひとりひとり、症状も違えば生活環境も違います。同じお薬を使っても、治り方も同じではありません。
副作用の出方も違います。
皆様お一人お一人にあった治療、そして生活改善の方法をお話しして参ります。

仕事のある日中眠くなるのは困る、受験の間だけ痒みをしっかり押さえたい、保育園に通っているので薬は1日2回にしてほしい、などのご要望は、診察時に遠慮なくお話しください。

そして、周りに振り回されることなく、1日も早く皆様を笑顔にしたいと、スタッフ一同心より思っております。

野田のキッコーマンで醤油づくり体験をしてきました。

せっかくの夏休みですから、何かためになることをしましょう。

ということで家族で工場見学に行ってきました。

楽しかったですよー。

 

今回は時間の都合で車で行くことになりました。

高速道路を使って1時間半。

吉祥寺からなら外観を使えばもっと早いはずです。

・・・おおう、もう稲刈りをしている。

とのどかな田園風景の広がるなか、野田に到着です。

・・・駅前何も有りません。

 

で、いきなりそびえ立つ、大きなタンク。

 

きっとこの中に醤油がたくさん入っているに違いない!

と思いつつ見学開始。

 

醤油づくり体験は2部構成になっています。

まずは工場見学ですね。

最初にビデオを見ます。

そして、案内のお姉さんにしたがって、醤油の出来る工程を見学していきます。

 

小麦とダイスをまぜーの、

それに菌を載せーの、

発酵しぃーの、

圧縮しぃーの、

加熱殺菌しぃーの、

で、出荷です。

詳しくかいても仕方ありませんし、行った時の楽しみが薄れるので、簡単に書いていますよ。

 

で、次に場所を講堂に移して、醤油づくり体験です。

と言っても醤油ができるまでには数ヶ月かかりますから、

その触りだけでもやってみましょうということですね。

まずは、大豆と小麦を混ぜる所からです。

実は大豆と小麦の重量は同じくらいを必要とするのですが、

大豆はむす、小麦は炒るので体積は大豆の方が大きくなります。

で、振る、ふる、フル。

 

 

最後にこの混合物を器の上に並べていきます。

(一緒に菌も入れています)

ここで3日かかるのですが、

したから出てきた、昨日作成した器。

触ってみると、しっとりして、じわりとした暖かさがあります。

・・・かもしています。

しかし、更にその翌日には暖かさは消えてなくなっていました。残念。

その後塩水を入れもろみを作り、数ヶ月発酵させるのですが、

色やもろみの硬さ、香りが時間とともに変わってくるのがわかります。

菌の種類にも依存するらしく、工場で作っているもろみの香りと、

体験講座で作ったもろみの香りは微妙に異なります。

工場のもろみの方がやや柔らかい印象ありましたね。

(体験講座では工場で使っている菌とは異なるものを使用しているのです)

 

最後の体験は醤油絞りです。

もろみを布に入れると、最初にもろみの自重でお醤油が出てきます。

次に子どもが力をかけて出てきたお醤油。

最後に大人が力をかけて出てきたお醤油。

それぞれ、濁り具合が違いますね。

というのも、最初は布の線維の隙間が大きいから、

大きな粒子のものまで出てしまう。

しかし、線維が詰まってくるので、徐々に澄んだ醤油が出てくる。

という話のようです。

 

 

これで体験は終了です。

なお、工場見学は予約無しでいつでもOK。なんですが、

体験は事前予約が必要です。

どうも枠はすぐになくなってしまうので希望の方はお早めにどうぞ。

 

都道府県でお勉強

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我が家のお風呂の壁には日本地図が飾ってあります。

小学生向けの雑誌の付録ですが、なかなか侮れません。

 

もともと東北の人間なもので、九州や四国、山陰地方は難しいです。

鳥取と島根のどっちが東かわかる自信がありません。

(まあ、最も西国出身者に山形と秋田のどちらが北かを聞いても

同じ答えが帰ってくると思いますが)

 

「ご」のつく都道府県2つ。

出ませんでした。1時間以上悩んでいました。

・・・もう一度勉強しよ。

 

都市封鎖開始時は一時休診となります(2020年3月26日)

都市封鎖時の対応についてのお知らせです。

 

昨日、都知事より、COVID患者数の急激な上昇が見られること、

ときには都市を封鎖し、感染対策を優先して行う旨の発言がありました。

 

都市封鎖時の対応についてのご連絡です。

もしも封鎖が実行された場合、当初は多大なる混乱が予想されます。

また、医療機関の診療がどのような体制になるのかの情報は全くありません。

 

そのため、スタッフ及び患者さんの安全を確保するために

都市封鎖実行時は当分の間診療を行わず、休診にさせて頂きます。

少なくとも実行時の当日(休診日の場合にはその次の)診療日は休診となります。

それ以降の状況については随時Webなどでお知らせいたしますので、

ご確認ください。

 

状況の確認が取れ、スタッフが安全に通勤できるようになった時点より

診療を開始する予定となります。

 

ご協力をよろしくお願いいたします。

遠隔診療を希望される方への注意事項

注意事項です。

 

遠隔診療アプリにおける手続きや登録に伴う問題が発生したときに
当院に連絡頂いても対応できません。
アプリ内の状況については当院では把握できません。

相談や問い合わせについてはプリントに記載されている
アプリ運営会社の問い合わせ窓口もしくはアドレスにご連絡ください。

よろしくおねがいします。

遠隔診療のプリントを配布いたします(2020年3月25日)

まだ先の話になるかと思いますが。

 

今後COVIDの感染の拡大が続くようなことがあれば、

いずれは都市封鎖になるのかもしれません。

その時にクリニックを開けることができるのか、

診察することができるのか。

かなり不透明な状況になっていることが予想されます。

 

もしも上記のような状態になった時を考えて、

遠隔診療のプリントを用意いたしました。

 

対象者は当院IDをお持ちの方かつ

3ヶ月以内に当院を受診された方となります。

当院のIDをお持ちでない方、当院を3ヶ月以上受診されていない方は

遠隔診療を行うことができませんので、ご了承下さい。

 

なお、遠隔診療のシステムの稼働は行っておりません。

(稼働時には当ブログ、Web、予約ページなどから情報を提示できるかと思います)

だたし、その準備をしておいたほうが良いだろう。

という頃でプリントを用意させていただきました。

患者登録まで行うことができますので、ご検討下さい。

 

また、遠隔診療のシステムを利用して、処方箋のWeb送付も行うことができるようになっております。

ただし、こちらのシステムは薬局側での登録も必要となります。

薬局向けのプリントも配布いたしますので、

当院お近く以外の薬局を利用される方はぜひそちらもご一緒にお持ち下さい。

そして、いつも薬をもらっている薬局の担当者に声をかけて登録をお願いして下さい。

 

 

最後になりますが、遠隔診療のシステム使用料として、1名1回あたり200円が必要となります。

こちらはアプリ側のシステム使用料に追加で必要になるものです。

ご了承下さい。

 

過酸化ベンゾイルをニキビに使ってみませか?

今回のお話は、過酸化ベンゾイルについてのお話ですよ。

 

この薬は、日本ではべピオゲルとしてつい最近になって処方し、使用できるようになったのですが、実はこの薬はもう数十年も前から欧米ではニキビに対して使用されていました。

日本では細菌を殺す抗生剤の塗り薬や飲み薬が治療の主体になっています。

また、時には漢方薬を使用することもありますが、まあ、あまり一般的ではないので今回はこのお話はしないでおきましょう。

 

この新薬である過酸化ベンゾイルの良い所は、耐性菌ができないことです。抗生剤を使用していると理論上は薬剤に対する耐性菌が出現し、同じ薬を使い続けているうちに効果が徐々に落ちてくるのですが、この薬はそのようなことがないんですよね。

というわけで、長期間使っても問題のない薬となっています。

まあ、妊婦さんや授乳婦さんには原則として使用できない(ことになっている)んですが、海外で長期間使用していることもありますし、海外のデータも確認して、妊婦さんに使用できるのか確認しておくことにしておきます。

 

すでに外来で処方している子も居るのですが、印象としてはニキビに対する効果は直ぐに効いてくるものではなく、数週間たってから改善するような印象があります。

対しる印象として即効性のあるのは、抗生剤や抗真菌剤の塗り薬なのですが、合わせて使用することによって、より高い効果を発揮する印象があります。併用することで相乗的効果を示す印象があるんです。

 

まず抗生剤や抗真菌剤の塗り薬を使用することで一気に抑え、その後は過酸化ベンゾイルやアダパレン(日本ではディフェリンゲルとして処方することができます)を使いながら抑えていくのが効率的な治療法になるかと思います。

治療期間が長くなるのも心配な点ですが、すでに数十年の使用経験がある過酸化ベンゾイルですから、心配せずに使用して頂いて構いません。

 

もしも現在の治療でニキビがなかなか落ち着かないような方には非常に有効な治療法でもありますので、心配なようであれば一度皮膚科を受診してみても良いかもしれませんね。

 

 

 

運動会の練習で湿疹が悪化する季節(2024年9月)

今回は湿疹のお話。

 

 

運動会の練習のお話が聞こえてくると、ああ、湿疹が悪化する季節になるのねというお話です。

 

秋の湿疹の悪化はいろいろな要因があるというお話をしてきましたが、

春秋の湿疹の悪化の要因の一つは運動会の練習もありそうですねえ。

 

運動会をすること自体は良いんじゃないと思うのですが、

練習の量がそれに比べて多すぎるよねというのは個人的な印象です。

 

まずホコリをたくさん浴びる、汗をたくさんかく、

紫外線をずっと浴びる。

これらはいずれも湿疹の悪化要素になります。

裸足で校庭を歩く。こちらはヤケドとイボのリスク。

 

と考えると皮膚科的にはリスクがまとめてやってくる学校行事に見えてくるのです。

現状のこのシステムでの運動会、本当に必要なんでしょうかねえ?

よくわからなくなってきました…