わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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小学生の太ももの湿疹と洋服との関係

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新学期になり、2ヶ月が過ぎました。

春の運動会シーズンも、もうおしまいですね。

今回はその運動に関係するお話を一つ。

 

小学生の診察をしていて気がつくことがあります。

特に男の子に多いのですが、太ももの内側に症状が強く現れる事があります。

年齢は年長さんから小学生にかけて。

もう少し大きくなると、太ももの前面に湿疹が多く出やすくなるようです。

 

この太ももの湿疹。どうも洋服と体型が関係しているみたいです。

太もも内側の湿疹が出来る子を見ていると、どうもぽっちゃり系の子が多いようです。

 

・・・ということは、

洋服で擦れているんですね。

ズボンの内ももの部分にこすれるために湿疹ができると考えていいのかもしれません。

 

もちろん薬を塗れば症状は落ち着きますが、一番の根本的な治療法はというと、

ダイエット

ということになるわけですね。

 

でも、ここで注意点が一つ。

子供のダイエットは十分に注意する必要があります。

大人のようにただ栄養素を削れば良いというものではありません。

成長するのに必要な栄養素を取りつつ、体重を減らす必要があるので、

綿密に計画をたてる必要があります。

専門家の指導の元に治療をする必要があるのです。

小学生がお化粧をしてもいいですか?

んー。別に悪くはないと思いますよ。

ただ注意することがいくつかあるので、気を付けて使ってねというお話です。

 

 

昨今の社会状況そして子供の成長の様子を見ていると、

小学生高学年くらいからお化粧をしたいと思うのは普通にあることだとは思いますし、

それを頭から否定する必要はないと思います。

ただ使い方にだけ気をつけてください。

 

まず大前提です親と一緒に選び、使い方を教わること。

これは非常に大切なことです。

 

自分のお小遣いで買うというのはあまりおすすめはしません。

というのはお化粧品でもトラブルがおき、その影響は時には一生続くからです。

もともと子供のお肌は大人と比べ弱いです。これはもう仕方の無いこと。

そのために大人では問題のない刺激でも子供の皮膚には耐えられない。

ということも起こり得ます。

そのことは同様に、ある成分に対してアレルギーを起こす可能性が高いということにも繋がります。

化粧品の成分へのアレルギーはあまり発生率は高くはないのですが、一度発生すると

理論上はその後ずっとその成分は使えなくなります。

子供は今後の人生が影響もより強くなると考えられるのです。

また親と一緒に購入し、使うことで、正しい使い方についても教わることができますし、

ドラッグストアなどでも親子であればお化粧の指導をしてもらうことも問題はないでしょう。

子供だけの場合はお化粧の指導は難しいですよね。

 

あとはきちんとした製品を購入するということです。

プチプラとは言いますが、逆に言えば安かろう悪かろうの可能性もあるのです。

海外の製品をそのまま輸入するのであればコストは掛かりませんから販売価格も安く抑えられます。

しかし逆に言えば何が入っているか不明瞭というリスクでもあります。

少なくとも大手ドラッグストアで購入できる製品についてはそのようなリスクは

雑貨店で購入できるプチプラの製品よりも少ないと考えてよいかと思います。

誰もが知ってるような日本のメーカーの製品であれば、何が入っているか、それがきちんと安全であるかと考えたときに

問題が起きる確率が極小と言えるでしょう。

こういった安全性に関わるお話を親子でしながら、

お化粧品を購入するというのは大事なんですよ。

どうしても子供は目に見えないリスクは軽視する傾向にあります。

あるいは存在しないと思っているか。

そのリスクが値段に乗っているということをお話をするちょうどいい機会かもしれませんね。

 

子供のには一律に禁止すると逆にこっそりと買い、裏でこのような問題に遭遇する可能性もあります。

その状況に直面してうろたえるよりは、表にしながらしっかりと話し合い、

コントロールしながら製品を選んでいくと言う方が良いのではないかと思うのです。

早熟ではなく、成長の一つの過程として、親は見てあげてもいいのかなあと思うのです。

 

小児の舌下免疫療法は準備中です!7月使用開始予定です。(2018年5月)

ごめんなさい。発売が遅れているようなんです。

 

今年の春に沢山お問い合わせをいただきました、小児用のスギ舌下免疫療法ですが、

2018年5月現在、使用可能になるのは7月頃を予定しております。

メーカーさんからの販売開始が微妙に遅れているようなんですね・・・

 

なので、夏休み前には治療開始できるのではないかと思います。

当初は小学生以上が対象となります。

もう少しだけ、お待ちくださいませ。

小児の舌下免疫療法は7月開始となりました

春ももうおわりなのかな・・・梅雨なのかな・・・

という不安定な天気ですが、嬉しいニュースが飛び込んできました。

 

小児に対する適応を持つシダキュアですが、6月下旬発売開始が決定しました。

それに伴い、当院でも小児に対するシダキュアの舌下免疫療法を7月より開始したいと思います。

 

成人の治療に遅れること数年、いよいよ小児でも治療が開始できるようになりました。

嬉しいですねえ。

 

しかし注意事項もあります。

初回は

1、診察

2、処方箋受け取り

3、薬局にて薬を受け取り

4、クリニックに戻り初回投与

5、初回副作用の確認30分

という流れになりますので、結構な時間を必要とします。最低でも2時間は見ておいたほうが良いかと思います。

なので、早めの時間に起こしください。

また、時間の余裕のある時にお越しください。

 

以上、当院からのお知らせでした。

小児アトピー性皮膚炎/乾燥性湿疹アンケートにご協力いただきありがとうございました。

今年の夏に行った小児アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹のアンケートですが、

やっとデータの集計ができました。

 

普通にプリントでお渡しするのもねえ。と思ったので、今回は動画という形で告知させていただきました。

現在、動画は頑張って制作中です。

まずは紹介動画から、どうぞ。

 

尋常性乾癬の新薬。「オテズラ」処方を開始しました。(2017年3月)

春です。少しずつ暖かくなってきましたね。

早いところでは桜も咲いてきたようです。

伊豆の桜はきれいでしたよ。

 

さて、尋常性乾癬の治療にも春がきたのでしょうか?

新薬の登場です。

 

新薬?すでにいっぱいあるよねという方。

正解です。

ここ数年、尋常性乾癬の新薬はいくつも登場してきました。

いわゆるバイオ製剤ですね。

 

でも、これは重症の患者さんに対する恩恵です。

というのも、このバイオ、いくつかの問題も有るのです。

 

一つは注射であること。

薬剤によっては数時間かけて点滴を行う必要があるのです。

したがって時間の制約が強い。

休日に数時間病院を開けてくれるところも多くはないので、

お仕事によってはお休みをして。ということになってしまいますよね。

 

もう一つ。

施設が限られていること。

結核など、過去の感染症の再発がリスクとしてありますので、

事前にしっかりとした検査が出来る施設でないと治療ができません。

そのためにどこでも出来るわけではないこと。

また、使用できる施設は学会により審査され、可能施設が登録される形になるので、

どの病院でもOKと言うかたちではないのです。

 

最後の一つは薬の値段です。

かなり高く、1回の治療で数万円かかってしまいます。

つまり、お財布に優しくないんです。

 

そんなこんなで、どこでもいつでも使える治療法ではないという難点がありました。

重症の方が、総合病院や大学病院で行う感じですね。

 

あまり症状の強くない、でも、なかなか抑え込めない乾癬の症状に対しての治療という意味では

今回の薬は久々の新薬と言えるものなのです。

 

メーカーさんの資料を確認する限り、効果は結構あるようです。

気になるお値段も3割負担の方で月1万5千円と、バイオ製剤に対してリーズナブルです。

副作用も、免疫そのものを完全に抑えるわけではないので、

感染症の再発などは有りません。したがって事前検査をガッチリと行う必要もないのがメリットです。

また、処方可能施設の制限も有りません。

 

とまあ、ここまで、良いことをお話してきましたが、難点も当然あります。

値段は今までの飲み薬や塗り薬に比べて高いことは高いですし、

まだ新しいタイプの薬ですので、どのような使い方をすればよいのか?

どんな人に効くのかわからない。などの問題点もあります。

副作用も時間が立ってから出るタイプのものも出るかもしれませんし、

思いもよらない副作用が出る可能性も当然ながらあります。

こればっかりは、わかりません。

 

ということで新しい薬。

最初は、処方する側も飲む側もおっかなびっくりではありますが、

少しずつ処方は増えるのではないかなあ。

などと考えております。

 

 

久しぶりに乾癬の治療をしっかりとしてみようかと考えている方がおりましたら、

使用を検討してみてはいかがでしょう。

なお、当院では処方可能ですが、他の病院ではまだ使えないところも多々あるようですので、

可能でしたら予め電話で問い合わせしたほうがいいですね。

寒いと赤ちゃんは布団を蹴飛ばしません

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最近の写真です。

 

あらあら珍しい。

というのも、夜に寝てから朝に起きるまでにうちの娘は布団を蹴飛ばしているのですが、

今日は蹴飛ばしていませんでした。

 

そうですね。

今日は寒いですもんね。

 

 

赤ちゃんの診察時に聞かれる質問の一つに

赤ちゃんのお布団があります。

曰く、

「寝ている時に布団を蹴飛ばしてしまうんですが」

と。

 

いいんですよ。大丈夫です。

お母さんや他の家族と一緒に寝ていると結構室内の温度が上がります。

そうすると一番暑がりな赤ちゃんが真っ先に布団を蹴飛ばします。

それでOKなんです。

無理に布団を重ねる必要はありません。

布団をかけた瞬間に蹴飛ばすようであれば尚更です。

ほっといていいんです。

逆に布団をかけすぎてしまうと、あせもになってしまうんです。

 

逆に寒かったら?

赤ちゃんは大泣きします。

周囲の状況を見て、寒いかもしれないと思ったら

布団をかけて下さい。

それですやすや寝るようであれば大丈夫です。

(布団を蹴飛ばして泣いていた場合は別の要因で泣いているのでしょう)

 

というわけで、寒い朝には、

いつも布団を蹴飛ばしている娘も布団をかぶってすやすや寝ているのです。

 

・・・もうちょっと寝ていてくださいね。

家族に多発する毛のう炎を見たときには洗濯槽も確認すること

いやあ、全くの盲点でした。

 

お腹、背中を中心にいくつもできる毛のう炎を見た時にその原因として考えること。

それはまずお風呂関連です。

特にスポンジ、アカスリ、ナイロンタオル。

ついで考えるのは洗浄剤のボトルです。

 

なぜか?

そこに雑菌が住み着いているからなんです。

毎日使用する入浴器材はどうしてもずっと濡れてしまいます。

そして、それを日中だけでは乾燥しきれない。

結果として、ずっと湿った状態になってしまい、中心部から雑菌が繁殖してしまうわけなんですね。

ボトルの中も一緒です。その中の水が混入した場所から雑菌が湧いてくるんです。

 

でも、今回の子に聞いても全くそれは無し。

じゃあ何だ・・・

と悩んでいるうちに兄弟にも出現。

なんかも受診し、何回も問診しているけど改善せず・・・

 

解決は以外なところから出てきました。

お母さんからひと言、

「洗濯槽が汚いんです」

・・・それだ!

 

洗濯槽が汚ければその中に雑菌がたくさんつきます。

それが当然洗濯物につきますね。

その洗濯物ですが、外に干せば紫外線でだいぶ数を減らすことができます。

部屋干しではその紫外線がないので、菌が洋服に沢山残る可能性があります。

(もともと、洋服にはそれなりの数の雑菌は住んでいるので本来は問題になりません)

多分その悪条件が重なったために感染症は出たのかなあ。

 

とストーリーを考えてしまうのです。

 

いやあ、洗濯物は盲点でした。

家族ができました

家族?いえいえ。人形です。

写真

かわいいでしょ。

入浴指導や実際の指導を行うときに使おうと思って購入しました。

洋服は我が家のお古です。

 

左手を上に上げている格好が噺家の林家さんところの三平さんに似ているとのことで、

なまえは「さんぺいちゃん」に決まりました。

講演などにも登場する予定ですので、可愛がってあげてください。

 

 

・・・なお、顔が日本人じゃ無いのは仕様です。

家の中が地雷原になるという恐怖

何を言っているのかわからないと思いますが、

ある日突然家の中が危険地帯になってしまったというお話です。

どーすんの、これ?

 

ことの始まりは昨日の夕方に遡ります。

うちの下の娘がおもちゃで遊び始めました。

四角い積み木を組み立てて遊んでいる模様です。

その積み木のブロック、真ん中に小さな穴が空いているんですね。

多分、水に使ったときの水抜き穴のようなものかと思うのですが、

こともあろうに、料理の準備をしていて母親が手を離せないのをいいことに

母親の隣の棚から爪楊枝を抜き取って、積み木のブロックの穴に

爪楊枝を立て始めたんですね。

 

で、問題はここからで、

あとでその爪楊枝を抜き取ったのはいいんですが、

それを適当なところに放り投げたという・・・

そして、行方不明・・・

 

勘弁してくれー。

リビングを歩くときに一歩ずつ足元を確認して歩く必要があるなんて、

どれだけ精神力を消耗するおうちになってしまったんだ・・・