わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

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秋のチャドクガによる湿疹が出てきました

いや、本当に話を聞いていると先週末からなのですが、

チャドクガよる虫刺されの湿疹が多く出てきたようです。

卵が孵化したのかな?

 

一般に毛虫皮膚炎とも呼ばれますが、チャドクガ及びその幼虫の毛を原因とする

湿疹は春と秋の一時期に集中して発生します。

その理由はチャドクガの生態にあります。

チャドクガの卵が孵化するのは早春と晩夏です。

特に今年は秋が早く来ているので例年よりも少し早い可能性があります。

 

チャドクガの幼虫は1齢、2齢くらいまでは固まって生活し、

34齢の大きな毛虫になると、それぞれ分散して生活をおくるようになります。

そのため、チャドクガによる症状も幼虫の年齢とともに変化します。

小さな幼虫がたくさんいる中で刺された場合には

密度の濃い湿疹が集中して体の一部に発生します。

逆に大きな幼虫になると、

広い範囲にバラけた形で症状が出るようです。

 

もうしばらくは毒蛾皮膚炎または毛虫皮膚炎に注意したほうが良さそうです。

茶色いシミを見たら要注意。ですよ。

 

秋のチャドクガが出てきました(2019年9月)

秋ですね。

チャドクガの季節がやってきたようです。

 

本日経験した方ですが、

サザンカの葉の裏に多数の毛虫が存在しており、

その処理を行っている最中に腕に毛虫の湿疹を受けました。

話を聞いていると、どうもチャドクガの若齢幼虫から受傷したみたいです。

 

今年の春のチャドクガは非常に少なかった印象がありますが、

もしかすると今年の秋は大量に発生する可能性がありますね。

 

チャドクガには注意を払ったほうが良さそうです。

秋に流行する皮膚病って何がありますか?

今回は秋のお話。

もうそろそろ夏もおしまいですからね。

 

秋に流行する皮膚の病気はいくつかありますが、

代表的なものはこの3つでしょう

・いぼ

・みずいぼ

・しらみ

この3つは夏にすでに種がまかれているのですよ。

 

種がまかれていると言っても植物のように本当にタネがあるわけではありません。

原因となる微生物はすでに取り付いているというお話です。

いぼはイボウイルス(ヒト乳頭腫ウイルス)

みずいぼは水イボウイルス(伝染性軟属腫ウイルス)

しらみはシラミ

ですね。

 

いずれも潜伏期間を持って発症する病気です。

潜伏期間というのは感染が成立してから症状が出るまでの時間のことですね。

いぼとみずいぼはウイルスが皮膚に感染して発症するわけですが、そのウイルス粒子は非常に小さいので

当然目には見えません。

ウイルスが多く出現し、皮膚に変化を起こして初めて症状として捉えることができます。

そういうタイムラグが生じるのが特徴です。

シラミは逆に目に見えます。

ただ、隠れるのは上手なので、シラミが取り付いた段階では目で見つけることはまず不可能。

ではなぜ症状が出るかというと、シラミが頭皮から血を吸う。その時皮膚に入るシラミのタンパク質に対する

アレルギーとして痒みが生じるんですね。

つまり、刺された当初は何も起きないのですが、何度も吸われるうちにある日突然アレルギーが成立する。

そのために症状が出る。

ということでしらみが取り付いてから症状が出るまでの時間差が潜伏期間ということになります。

 

でき方は違うとは言え、潜伏期間はそれぞれ数週間暗いと考えます。

つまり秋に流行する病気というのは今頃に感染が成立している可能性が高いというわけです。

秋の病気は夏に始まっているわけなのです。

秋に悪くなるアトピー、春に悪くなるアトピー

今回もアトピー性皮膚炎と季節のお話です。

最近、診察をしていると、季節の変わり目に悪くなる人の層が違うように思えてきました。

春と秋ですよ。

 

まず秋。こちらは乾燥です。

多くの子を見ていると、全員乾燥してくるのですが、

湿疹が悪化するのは幼稚園児くらいまでの子が多く、

それ以上の年齢になると、カサカサするものの引っかき傷はあまりできない印象があります。

 

対して春。こちらは汗です。

で、悪化するのは幼稚園児以上の傾向があります。

それ以下の子は汗疹と言うかたちで出ることが多いように見えます。

 

年齢とともに秋に悪化するパターンから春に悪化するパターンに切り替わる。

そんな傾向が見えてくるのです。

 

不思議なお話です。

秋なのに手足口病が流行しています(2018年10月)

珍しいパターンですけどね。

秋なのに手足口病が流行しているみたいです。

 

症状については過去の記事を参照してみてください。

 

珍しいのはこの時期に流行しているということ。

一般的には春から初夏なのですが、珍しい。

初夏に熱波が来たからかもしれませんけどね。

外出が減ったからその時期の感染が減少したものの

その分が秋に来たと考えると辻褄が合う・・・のかな?

私が湿潤療法を勧めるわけ

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だって、痛いのはイヤでしょ。

というのが一番の理由です。

 

傷の治り方は湿潤療法の方が幾分早い印象がありますが、

従来までの治療法であったとしても適切な方法であれば、子どもの傷は

早く、綺麗に治ります。

 

しかし、違いは痛みです。

特にじくじくした傷では、従来のガーゼでは傷口にくっついてしまい

剥がすときには強い痛みがあります。

また、乾燥している傷でもガーゼがこすれてしまい、体を動かすたびに

痛みが出てしまいます。

結果として、ずーっと痛みを感じてしまうのです。

 

逆に、湿潤療法では、傷をすべてフィルムまたはゲルで覆うために

貼っている傷の痛みは比較的に少なくなります。

また、剥がすときも傷には固く、くっついてはいませんので、痛みはガーゼより弱いです。

これだけでも子どもの傷に湿潤療法を使う十分な理由になります。

もちろん、大人であっても不必要な痛みを加える必要はないと考えています。

 

湿潤療法を進めるもう一つの理由は可動性です。

貼り付ける基材を適切に選ぶことにより、自由に痛みなく動かすことができます。

また、ガーゼがずれて傷口が露出することも防げます。

子どもの運動や活動を、不必要に制限する必要がないということは、

湿潤療法を積極的に選ぶ理由としては十分では無いでしょうか。

着衣水泳に行ってきました

ゴールデンウイークですが、みなさんはいかがお過ごしですか?

私は先日、着衣水泳の講習会があったので、娘と行ってきました。

今回はそのお話です。

 

まずインストラクターの方のお話から。

服を来たまま水に溺れた場合、泳いではいけませんとのこと。

な、なんだってー。

という感じですが、実際に洋服を来てプールに入ってみるとよくわかります。

腕、上がりません。

クロールで10m泳ぐのと水着で25m泳ぐのとが同じくらいです。

したがって、ものすごく体力を消耗します。これでは救助が来るまで保ちません。

というわけで、基本はぷかぷか浮かんで時間をかせぐ形になります。

 

では、何で浮かぶか。

意外と洋服効果あるんです。

ボタンの上着はダメですが、ファスナーの上着の襟ぐりをつかむ。

可能であればお腹も抑える。

それだけで、浮力が生じます。

あとはズボン。

ジーンズやコットンパンツでもOKですが、

脚を入れる部分を縛り、輪っかにします。

その輪っかを首に入れているだけで、空気が結構入って浮かぶんですね。

知りませんでした・・・・

 

あとは、手近にあるものを使って救助する訓練。

これも、イロイロなものが役に立ちます。

1.5lのペットボトル。(少しだけ中に水を入れないと、ほおり投げるときに明後日の方向に行きます。注意。)

ビニール袋。(同上。)

リュックサック。(中に入っている水筒や弁当袋、お菓子の袋が浮くので、結構な浮力になります。)

などなど。

投げ方。声のかけ方などを練習しながらお話を聴く形になりました。

 

時間はだいたい1時間半くらい。

でも、ヘトヘトです。

洋服をきたまま、プールから体を上げることが出来ません。

 

いやあ、洋服をきたまま泳ぐのがどれだけ大変か身にしみて確認できました。

 

これからの季節、いろいろなところで講習会があるかと思います。

時間に余裕のある方は参加してみるといいかもしれませんね。

看護師募集のお知らせ 2019年8月(8月30日追記)

わかばひふ科クリニックではただいま看護師を募集しております。

ハローワークさんにも求人票がありますので、興味のある方はご確認ください。

 

募集の詳細について

看護師 若干名

を募集しております。

 

業務内容

皮膚科看護師業務一般

・軟膏塗布

・イボに対する液体窒素

・水いぼに対する摘除

・皮膚科軟膏塗布

・創傷及び熱傷処置(被覆材・軟膏を使用して)

その他看護業務など

 

一般補助業務

・洋服の脱ぎ着、歩行介助(一時的に)

 

美容皮膚科業務

・IPL(フォトフェイシャル・光脱毛)

 

未経験の方でも構いません。

丁寧に指導を行います。

また、特にIPL業務経験者は大歓迎です。

(経験に応じ、給与UPしますので、ご相談ください)

 

勤務形態

パートタイム勤務となります。

希望により、正社員登用もあります。

 

勤務時間

基本的に午後及び夜間の勤務となります。

1)月曜:1300-1930

2)月曜:1700-1900

3)木曜:1300-1730

4)金曜:1300-1930

5)金曜:1700-1900

6)土曜:0830-1230

 

上記6コマのうち、2コマ以上勤務可能な方。

長期間勤務可能な方を優先いたします。

 

 

 

労働条件

給与

1)ー5)平日午後1730まで2200円/H。

2)5)平日夜間1730以降2300円/H

6)土曜日2400円/H

となります。

 

交通費支給あり

最大月2万円まで

遠方の方は当院までバスを使用していただく形になります。

 

賞与

あり。

来院患者数に応じて支給。

昨年実績3.6ヶ月分+α

 

前項に記載の通り、

IPL経験者及び皮膚科勤務経験者は優遇いたします。

ご相談ください。

 

なお、雇用後3ヶ月間は試用期間となります。

金額は上記額より-100円となります。

 

その他注意事項

労災保険、雇用保険加入。

定年は60歳。延長雇用制度あり。

 

募集方法

履歴書同封の上、

当院まで郵送ください。

180-0002

東京都武蔵野市吉祥寺東町2-11-2-1F

わかばひふ科クリニック

採用担当者

宛にお願いします。

 

またFaxで履歴書をご送付頂いても構いません

Fax:0422-22-1232

診察時間内でしたら当院に直接連絡を頂いても構いません。

Tel:0422-22-1232

 

なお、こちらのブログ及び問い合わせフォームからの受付は行っておりませんので

ご注意ください。

 

看護師募集のお知らせ

m030508

 

現在わかばひふ科クリニックでは看護師を募集しております。

人数

若干名

 

勤務地

住所

180-0002

吉祥寺東町2丁目11-2伊藤ビル1F

わかばひふ科クリニック

電話/FAX

0422-22-1232

HP

www.wakaba-hifuka.com

 

業務内容

看護業務

その他

 

一般的な診療時の補助、

採血等を行っていただきます。

 

勤務時間

月金 9:30~19:30

水木 12:00~19:30

土 8:30~12:30

土曜日に勤務出来る方優遇。

上記の勤務時間内のシフト制です。

週3日以上働ける方希望。

短時間勤務や曜日指定勤務なども承ります。

なお、年に数回、休診日に研修を行うことがあります。

 

時給

時間1800円~2000円(研修中は-100円)

(時間帯や曜日により、異なります。)

なお、保有する資格や技能については手当として支給することがあります。

交通費支払い規定あり(上限あり)

 

福利厚生あり(正式採用後)

正社員登用あり

 

その他の詳細については

面接時に説明致します。

 

予め確認したい方はその旨メールやFAXに記載ください。

 

 

当院での勤務を希望される方は

fc@wakaba-hifuka.com

まで履歴書を添付したメールを送付してください。

またはFAXにて

0422-22-1232

まで履歴書を送付ください。

 

折り返し当方よりメールまたは電話で連絡致します。

48時間経過後に連絡がない場合は事故により連絡が届いていない可能性がありますので、

再度ご連絡ください。

看板娘が増えました

新生児

 

最近、ブログの更新頻度が落ちています。

申し訳ないとは思っているのですが、実は事情があります。

 

個人的な事情で申し訳ないのですが、

実は赤ちゃんが我が家にやって来ました。

 

現在その対応に追われています。

数年ぶりの子育て、しかも体力の衰えを実感する中での子育てということもあり、

再度一からやり直しの状態です。

 

また、今回の妊娠、出産、子育てのお話の中で皆さんの参考になるお話もあるかと思います。

アラフォー小児皮膚科医のやり直し子育て、2回戦。

さてさて、どんなことになりますのやら・・・

はじまり、はじまりです。

 

まあ、かくいう私自身もだいぶ心配ですが・・・