わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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赤ちゃんや子育て世帯に小児皮膚科医がおすすめする炊飯器は?

昔から疑問に思っていたのですが、

なかなか普及しませんね。

と思う機能が炊飯器には存在します。

 

まず、炊飯器の蒸気というものは、必要ありません。

むしろ皮膚科医の立場から言えば、なくなってほしいものです。

 

炊飯器の蒸気でヤケドする子どもの多いこと。

毎年数人は必ず居ます。

言っても聞かない。目が届かない、初めて立てる様になったから。

いろいろと理由はありますが、機材側の理由はただ一つ。

蒸気が出る。

それだけです。

 

結構気になる子が多いんですよね。

加湿器の蒸気ですら手をかざす子が多いのですから、

普段は稼働していない炊飯器が時に蒸気を出すわけですから

加湿器より興味を持つのは当然なのです。

 

なのに、蒸気の出ない炊飯器はない。

おいしいご飯を作るのには蒸気を出さなければいけないの?

処理できないの?

と不思議に思ってしまいます。

 

炊飯器でやけどしたら、親はその炊飯器を捨てたいと思いますよね。

どんなにおいしくたける炊飯器でも、子どもをヤケドさせた(あえてこのように書きます)

炊飯器で炊いたご飯を美味しいと思って食べられると思いますか?

なんて、考えてしまいます。

 

今のところ、蒸気を全く出さない炊飯器はこのシリーズだけのようです。

小児皮膚科医としては、炊飯器はコレのみお薦めします。

ほかは薦めません。

三菱電機 蒸気レスIHジャー炊飯器 備長炭炭炊釜 5.5合炊き ルビーレッド NJ-XS106J-R

いや、まあ、高いのは重々承知なんですけどね。

 

小さな子どもがいるご家庭で炊飯器を検討されている方は

ぜひ比較対象にしてみてください。

 

子どもがヤケドになる確率はあまり高いものではありません。

でも、なってしまってからでは遅いのです。

 

赤ちゃんは夢に何を見る?

わがやのおチビさん。

寝返りはまだうてませんが、現在特訓中のようです。

 

今朝、出勤前に顔を覗いてみると・・・

お、よく寝ています。

 

そして、

にへらー

と、寝ながら笑っています。

 

どんな夢を見ているんでしょうねえ。

おっぱいの夢?とも思ったのですが、ママさん曰く、

「おっぱいを飲むときは結構しかめっ面」

とのことですので、ちがうかもしれません。

 

小さな赤ちゃんでもすでに夢を見ているんでしょうね。

赤ちゃんは冬でも当然のようにあせもを作ってきます(2022年11月)

 

だいぶ寒くなってきましたね。

北の方では大雪のようです。

でも、こんな気象状況でも赤ちゃんはあせもを作って診察室にやってきますというお話です。

 

お腹にぶつぶつ。お尻にぶつぶつ。

普通にあせもを作ってきますよ。

その理由はお家と親心にあり!

 

現在のお家が昔と違うところはというと、

一つは断熱性能。

もう一つは暖房器具。

で説明することができます。

 

お家の断熱性能は昭和の頃と比べて段違いに良くなっています。

少なくとも新築のお家で隙間風が吹くということはなくなりましたよね。

建材の高性能化、施工の精度上昇などなどが合わさっているかと思いますが、

専門家ではないのでこのお話はここまで。

一つ言えるのは冬でも家の中で薄着でいられるお家が増えてきたということです。

 

もう一つは暖房器具。東京で言えばエアコンですね。

石油/ガスストーブに比べての利点は、比較的空気の入れ替えを必要としないこと。

一酸化炭素はもちろんですが、当然二酸化炭素も出ません。

その分空気もきれいですので、あえて窓を開けての換気が必要なくなってきました。

もちろん省エネルギー性も高くなっています。

 

この2点から言えることは、薄着でも寒くないお家になってきたということですね。

ここに親心が加わると・・・

そうです。そんなお部屋で着ぶくれした赤ちゃんが出来上がるのです。

隣にいるお母さんは薄着なのにねえ。

あとは夜も同様に昭和の時代に比べて遥かに暖かくなった寝室に、

昭和の時代の布団の枚数となりますので、更に汗をかくわけです。

まあ、布団でしたら蹴飛ばせばいいのですが、お母さんが気を利かせて

再度布団をかけてあげたり、スリーパーを着せたりしているわけです。

なので、汗ダラダラの状態で寝ている。

最終的にはあせもを作ってしまう。

 

というわけなのですね。

 

まあ、赤ちゃんはものが言えないので周りが判断するしかないので、ある面ではやむを得ないと思うのですが、

もしも気になるようでしたら隣で寝ているお兄ちゃんやお姉ちゃんがどういう状況なのかを確認してみてもいいかもしれません。

もしもお父さんがあつそうにして布団を蹴飛ばしているなら、当然赤ちゃんも必要なさそうですよねえ?

 

赤ちゃんのお腹に、背中に、おしりにあせもを見かけたときには

少し室温、洋服、おふとんなどにも少し目を向けて上げてくださいね。

赤ちゃんはおむつの感触がわかるのか?

元記事はこちら

 

赤ちゃんに異なったおむつを履かせたところ、その感触により、

頭の快感を司る部分の血流に変化が見られたということです。

 

赤ちゃんは視覚はまだまだの状態です。

では外界をどのように認識しているかというと、

触覚や圧痛覚の果たす役割が大人よりも大きいようです。

実際、赤ちゃんは指しゃぶり(場合によっては拳しゃぶり、足しゃぶり)をすることで、

自分と外界を区別するようになっていきます。

 

当然おむつも始終触れていますから、その影響もあるのでしょう。

今回の記事はその詳細について触れています。

 

まあ、赤ちゃんに限らず、「きもちがいい」は触覚から入ることは理解できると思います。

ライナスの毛布

だって、触覚優位でしょう。(あとは嗅覚かな)

皆さんもお気に入りの毛布はありませんでしたか?

 

この記事からは

・大人ではどうなんだろう。

・おむつが汚れた場合にはどんな変化があるのか?

・布おむつと紙おむつの違いはどうなんだろう。

など、色々と追加してやってほしいことが浮かびます。

今後の研究に期待ですね。

 

 

 

赤ちゃんの顔の湿疹をそのままにしてはいけないという話

最近、食物アレルギーの原因についての話が変わってきています。

 

今までは食物アレルギーはアレルゲンがお腹の中に入って症状は起きるというものでした。

発生するのも口を通してアレルゲンは入るからとされています。

 

しかし、最近では食物アレルギー発生の原因はむしろ皮膚にあるのでは無いかというお話が出てきました。

具体的にはほっぺたの湿疹から食品のアレルゲンが入り、アレルギー反応をきたしてしまうということなのです。

最初にくっつくのは食材でもいいですし、お母さんのミルクに含まれている成分かもしれません。

また湿疹があるのはほっぺたかも知れませんし、指かもしれません。

しかし、大事なのは皮膚からアレルゲンがが入り食物アレルギーを誘発する可能性があるということです。

 

実際のところ診察室でははっきりしたことはわかりません

でも、これだけは言えるでしょう。

赤ちゃんのほっぺたの湿疹やガサガサ、乾燥は放置してはいけない。

ということなのでしょう。

 

赤ちゃんのほっぺたの湿疹やガサガサが心配であれば、一度皮膚科に相談してみてください。

もちろん、当クリニックでも診察していますよ。

また、もしも興味がありましたら勉強会にも参加してみてくださいね。

赤ちゃんの顔のひっかきにはどう対処するか

今日は赤ちゃんのお顔のひっかきのお話です。

 

 

まず、なぜ引っ掻いているのか?

原因は幾つか考えられます。

 

1)痒いから、湿疹が有るから。

まずは湿疹のせい。

赤くなってじくじくしている湿疹があるとかゆみを感じることがほとんどです。

なので、気にしていじってしまう。

ただ、気をつけてほしいのは湿疹とは目に見えるものだけでは有りません。

医療従事者はsub-clinicalと呼んでいる状態も有るのです。

subとは***の下。clinicalとは症状の事。

つまり、見た目の症状が出るほどではないけれども、

落ち着かない状態というわけです。

いわゆる予備軍の状態。

ただ、この段階でも既に痒みが出ているので、要注意ですね。

 

2)汚れているから。

汗や涙、その他のもので汚れていても気にして引っ掻いてしまうことがあります。

厳密に言えばいじっている。なのですが、

パット見た感じは引っ掻いているように見えますね。

 

3)暑いから。

1)と2)の複合ですね。

しかし、純粋に温度の上昇が痒みの増強効果があります。

なので、暑いと余計痒さを感じてしまうのが問題です。

 

月齢により、ひっかく場所や動作は異なりますが、

このようにして掻爬をしているのです。

 

 

ではどうすれば抑えられるのか?

解決方法です。

 

1)薬で抑える。

炎症や湿疹が有るからひっかくのでまずは薬を塗って抑えてしまいましょう。

ステロイドの塗り薬は上手に使えばトラブルなく、抑えることができます。

 

2)保湿剤を塗る

乾燥は湿疹の原因になります。なので、保湿剤をしっかりと塗ることが湿疹の予防になりますし、

ちょっとした湿疹であれば保湿剤だけで抑えることができます。

なので、乳液性のサラッとした保湿剤を使うことでひっかきを抑えることも出来るのです。

しかし、湿疹そのものを抑える効果はステロイドよりも弱いので、

かゆみ予防としての使いみちは限定的です。

 

3)保護剤を塗る

先程の保湿剤とは異なり、ベタッとした油性の者です。

保湿剤が皮膚に水分を与える役目が有るのに対し、

保護剤は皮膚の上に膜を貼るのが役目です。

つまり、皮膚の表面に異物が付着しないようにし、

湿疹を作らないようにするのが目的です。

しかし、ベタベタしてしまうので、逆にひっかく原因になることもありますので、

使い方は要注意です。

 

4)洗う、流す。

実は結構大事。

洗う、流すことによって皮膚の表面についた異物を物理的に除去してしまうのです。

ただし、流し方が弱ければ逆に石鹸が残存してしまい、湿疹になりますので、

要注意。

 

5)爪を切る

今までの項目とは少し毛色が違いますが、大事です。

つまり、爪が延びていると傷が余計についてしまい、

それが痒みを呼んでしまう。という悪循環になります。

したがって、爪をしっかりと切って、引っ掻いた時のダメージを減らすことは

ひっかきの予防として大切なことになります。

 

まず、お家で出来ることはやってみても良いかもしれません。

しかし、それでもひっかきが落ち着かないときには湿疹が残っているか

スキンケアにトラブルの種があるかのどちらかですので、

一度診察を受けてみても良いかもしれません。

 

痒いことは本人の生活の質を落としますし、

引っ掻いているのを見るのも周囲の人にとっては辛いことです。

早めに抑えてあげたい所ですね。

 

赤ちゃんの足先が乾燥して割れている時には

徐々に乾燥が強くなってきました。

そのせいもあってか、赤ちゃんの足の指が乾燥して受診する事が増えています。

これから、更にできやすくなるので注意しましょう。

 

赤ちゃんの足、特に指先の腹の部分が乾燥して割れるのは

生後半年から2歳くらいまでです。

その後も出る子はいますが、小学生くらいになるとだいぶ減り、

中学生以降ではほとんど見られません。

どうも生活習慣が大きく影響しているみたいです。

 

というのも、みんな裸足で歩いているから。

です。

 

話を聞いてみると、いつも靴下を履いている子でこのような症状が出る子はほとんどいません。

いつも裸足で歩いている子がほとんどです。

そして床はフローリングか畳敷きの事が多いようです。

じゅうたんという子はいません。

ただし、ホットカーペットは要注意です。

 

また、冬になって床暖房をしている家では多く見られるようです。

ホットカーペットもまた同様です。

 

ということから考えると、原因は乾燥と考えられます。

裸足で、床を歩くときに床に皮膚の油が取られてしまう。

そのために乾燥し、割れてしまうんですね。

ちょうど手荒れの足指版といったところでしょう。

 

対策も手荒れの時と同様です。

かゆみやひりひりが出るようであればステロイドを塗って抑えこむ。

そして保湿剤をしっかりと普段から使っていく。

そして靴下を履いて、乾燥した床を直接触らないようにブロックする

ということが大切になってくるのです。

 

もちろん痒みや痛み、ひりつきが出るようであれば受診して

薬をもらったほうがより早く治るでしょう。

 

あと、もう一点ケアで大切なこと。

それは素足のまま靴を履かないことです。

歩いて擦れて刺激になり、乾燥して割れる。

という流れで出ますので、靴をはくときもしっかりと靴下を予め履いたほうが良いでしょう。

 

冬になってから、症状が出てから治療を行うよりも、

冬になる前、症状が出る前に予防したほうが手間も暇もコストも掛かりません。

ぜひ、いまから注意してあげてくださいね。

赤ちゃんの爪切りはどうすべきか。

今回は前回に引き続き赤ちゃんの爪の話をしていきましょう。

 

前回のまとめですが、日常のスキンケアに対して大事な赤ちゃんの爪の特徴として

・伸びるのが早い

・薄い

ということがあります。

(それ以外はトリビアレベルのお話ですね)

つまり、爪切りもその状況に対応して行う必要があります。

 

大事な点その一。

大人よりも頻繁に爪を切ること

伸びるのが早いわけですからより頻度を多く爪切りをする必要があります。

外来で見ている印象からすると週1回では遅いくらい。

ベストは5日に1回位のペースでは無いかと思います。

 

その二。

白い爪は最小限に残すだけにすること

赤ちゃんだから気にして白い部分を多めにするお母さんがいますが、

それはあまりよくないですね。

大人と同じレベルまで切り進めて構いませんよ。

 

その三。

丸く爪を切ること

最近増えた印象があるのですが、爪が四角くなっている赤ちゃんがいます。

真ん中は白い爪が無いんですが、両脇にはネコミミの用にぴょこんと飛び出している爪の

赤ちゃんがいます。

この爪、ひっかくと結構な確率でかさぶたになって湿疹を悪化させますので、

あまりよくない形です。

なので、できればハサミを使って、丸く切って上げることが大事なんです。

 

その四。

最後にヤスリをかけること

赤ちゃんの爪は薄く、それを切っただけでは断面も鋭利な状態になっています。

それはちょうどカッターナイフの様。

切れ味はものすごくよく、お母さんの顔も切ってしまうくらい。

なので、最後にヤスリをかけて爪の角を柔らかくしてあげて下さい。

なお、ヤスリですが、爪切りについているのでは少し硬すぎます。

お母さんの爪の仕上げ用の目の細かい柔らかいヤスリが適していますので、

使ってみて下さい。

 

以上、赤ちゃんの爪切りのポイントでした。

しっかり切って上げてくださいね。

赤ちゃんの爪を切った後にやるべきこと

Emeryboard

ちいさなちいさな赤ちゃんの、ちいさなちいさなおてて。

その先っぽには更に小さな爪がちょこんと見えています。

この小さな爪がトラブルを引き起こすので、お母さんは大変なのです。

 

さて、赤ちゃんの爪ですが、とても良く物が切れます。

まず、お母さんのほっぺた。良く切られることがありますね。

うちも看板娘に両親共に切られたことがあります。

また、自分自身のほっぺや体も切ってしまうのです。

引っ掻いた時にかさぶたになるのもそのためです。

なぜでしょうか?

 

爪にも年齢とともに様々な変化が見られます。

例えば、加齢とともに爪の水分量が減少し、乾いてきます。

年を取ると爪が割れやすくなるというのはよく聞く話です。

 

そして、赤ちゃんや子供の爪の特徴は伸びるのが早いことがあります。

成長とともに爪の大きさも変わりますので、単純に伸びる速さでは比較できませんので、

生え変わる日数をみてみると、

子供では(残念ながら赤ちゃんの資料はありませんでした)親指で約90日ですが、

20歳では120日になります。

更に年齢が上がると伸びはより遅くなりますので、生え変わるのにもっと時間がかかります。

もう一つの特徴は爪が薄いこと。

これが、すぱすぱと本人や周りの人の皮膚を切ってしまうのです。

具体的な数字で見ると。0歳時の親指の爪が0.22mm(男児)0.12mm(女児)

これが7歳になるとそれぞれ0.44mmと0.39mmになります。

倍以上になってしまうのですね。

ちなみに成人では0.8mmですから、子供の、特に赤ちゃんの爪が

どれほど薄いかが、わかります。

 

参考までにカッターナイフの刃の厚さは一般のもので0.38mm、

カミソリは0.12-0.15mmですから、赤ちゃんの爪はカッターナイフと言うよりも

むしろカミソリに近い厚さです。

すぱすぱ切れるのも仕方ないですね。

 

 

と、関心ばかりしていても仕方ありません。

すぱすぱの原因は薄さだけではありません。

どんなに薄い包丁も使っているうちに切れ味が鈍くなるように、

鋭さも一つの要因になります。

赤ちゃんの爪の厚さについては時間が解決するのを待つしかありませんが、

鋭さは対処できそうです。

 

つまち、爪を鈍らせればいいのです。

ということは、爪やすりで磨くことが、赤ちゃんの爪によるすぱすぱ予防になるのです。

特に、お母さんが使っているネイル用のヤスリを使って、優しく磨いて下さい。

それだけで、スパスパはきっと減りますよ。

 

爪関連で一つおまけの話。

私は赤ちゃんの爪切りの頻度は2週間に3回くらいがちょうどいいと考えています。

経験上ですが、それぐらいが伸びすぎず、尖りすぎず、ちょうどいいと考えます。

 

 

参考文献。

皮膚科医必携の書です。爪のすべてが記されています。

でも、普通の人は、使わないかな?参考までに。

爪―基礎から臨床まで

赤ちゃんの爪は動きます

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といっても、爪だけがアチラコチラに動くわけではありません。

それはそれで怖いですが・・・

 

今回のお話は赤ちゃんの爪の形についてです。

診察中に意外に聞かれることの多いお話でもあります。

 

赤ちゃんの爪ですが、生まれたての時はほとんど平らか、側面が少し下がった形に湾曲しています。

その後、生後3歳くらいまで、逆に側面が上になる形に反り返ることがあります。 その後、またもとの形に戻ります。

 

 

じつは、この側面が上になる形に反り返る時が大変です。 時期はだいたい生後半年から生後3歳まで。

丁度ハイハイからつかまり立ち、伝い歩きの時に気が付かれます。

また、少し深爪をするとそれだけで、爪の周りにバイキンが入って腫れてしまうことになります。

結構多いです。そして、それをみてびっくりするお母さんも。

よく見るのは、爪の周りが腫れて、詳しく確認したところ、爪が反り返って入ることに気が付き、更にびっくりするパターンでしょうか。

 

治療については特に慌てる必要はありません。

爪のそりかえりは幼稚園に入るくらいには自然となくなってしまいます。

それまでの間に腫れることがあれば,それについては一般の爪囲炎の治療に準じて治療を行っていきます。

具体的には必要があれば中の膿を取り、抗生剤を塗り、必要があれば抗生剤を飲んでもらいます。

 

そうして、時間が立って、爪がしっかりとしてくれば問題はありません。

小さい時にはよく見られる爪囲炎も小学校の高学年くらいまではほとんど出ることはありませんので、ご心配なさらず。