という例を毎年経験するので、簡単に解説をしてみましょう
足の裏の皮むけを理由に受診される患者さんが毎年夏に見られます。
幼稚園児から小中学生くらいまでかな?
もちろん大人も多いのですが、大人の場合は水虫。
でも子供の場合は少し話が異なりまして。
その原因、実は汗なのですよ…
もちろん水虫の検査はしますが、水虫はいません。
ではなぜ皮がむけるかというと、汗っかき。
その汗が足の皮をふやかして皮むけを作るのです。
ではなぜ汗がたくさん出るのか?
おおもとの原因は夏だから。
なのですが、もう一つ理由がありまして。
それがクロックスをはじめとする靴なのです。
ゴムやビニール底の靴が原因です。
つまりスニーカーのような布や革の靴と異なり、
吸水性・吸湿性が一切ありません。
なので、汗をかいたその汗が靴の裏にそのまま残り、
皮膚の方へと再度浸透します。
そのために皮膚がふやけてしまい、結果として弱くなり剝けてくる。
という現象が起きるのだと考えます。
こういう子にはスニーカーを履くように、靴下をはくように指導すると
症状が良くなることも多いので、たぶんそうなんだろうなあと思っています。
勿論水虫は考える必要があるので、
心配な方は一度皮膚科を受診してください。
検査して有無を確認しますので。
足の皮むけが気になる方はまず足元のチェックをしてみてはいかがでしょうか?