わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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秋の病気

保湿剤は秋冬仕様に切り替えていきましょう(2022年10月)

寒くなりましたねえ。

季節も徐々に秋に移り変わっていきました。

もう秋もそろそろ終わりなのかもしれません。

 

空気も乾燥が徐々に進んできたこともあり、

皮膚のかさつきも徐々に広がってきた感じがあります。

それに伴い、乾燥に対する治療も少し力を入れていく必要があります。

 

そして保湿剤については剤形により効果に違いがあります。

一般的にですが、化粧水<乳液<クリーム<軟膏の順に保湿力は高くなります。

でも塗りやすさは逆ですね。

 

これからの時期には乳液は小さい赤ちゃんを除いてはあまりおすすめはできません。

今後はクリーム剤のものを優先して処方していく形にしています。

特にこの剤形でなければ塗ってくれないとかイヤだというのでなければ

冬場はクリーム状の保湿剤に切り替えていくことを推奨します。

今年の秋は早いですね(2022年9月)?

今回は秋のお話です。

まあ、暦の上では秋なのですが、お肌の方にも秋がやってきましたね。

というお話です。

 

ここ数日、乾燥の悪化で受診される患者さんが増えてきました。

実際にお肌を触ってみると少しカサカサが出始めている皮膚のテクスチャです。

 

つまり、秋がやってきた。

ということですね。

 

例年であればこのように感じるのは9月の下旬なのですが、今年は半月早いようです。

理由ははっきりしないのですが、ひょっとするとここ数日の夜間の気温の低下が関係ありそうです。

 

仮説としてはこうです。

夜間の20度前後への気温の低下があります。

そのために飽和水蒸気量が減少します。飽和量を超えた部分は露になって水になります。

昼になって気温が上がります。

大気中の水分量は理論上変化はありません。

そのために気温があがり飽和水蒸気量が上がることにより、相対湿度は一気に下がります。

 

そんな理屈で秋の湿度は徐々に下がっていくのです。

 

今年は皮膚にとっての冬は早く来るのかもしれません。

いや、もう一回暑い時期は来るのでしょうか?

 

うーん。そのあたりはなかなか読むのは難しそうですが、少なくとも現在乾燥肌の悪化が見られる方は早めに保湿剤を使っていったほうが良さそうですね。

手荒れの季節到来のお知らせ

洗い物をしているときに水が冷たく感じられる季節がやってきました。

我が家でもそろそろ洗い物をお湯で行うようになってきました。

 

ということは手荒れの季節の到来でもあります。

お湯よりも水の方が手の油分を保持してくれますので、

お湯に変わるこの時期から徐々に手指の乾燥は悪化してくるのです。

 

ということで特に家事仕事をしているみなさん。

手荒れ対策の準備を始めていきましょう。

今年は例年以上にしっかりとしていきましょうね。

消毒剤の使用も増えていることですし、がっちりと洗い、

ガッチリとケアをしていく。

そんなNewNormalの生活が必要となります。

 

準備はいいですか?

保湿剤の衣替えも必要ですね。

秋が徐々に深くなってきました。

気温の低下も少しずつ進んでいるようです。

同時に湿度も少しずつ下がってきました。

 

ということで、当院でも少しずつ保湿剤の衣替えを行っております。

フォームだった人はローションに

ローションだった人はクリームに

少しずつ変えていっています。

 

皮膚の乾燥具合が主体になりますが、

その子がもう冷たいのはいやだ。とかベタベタしたほうがいいとか

意見がありましたら積極的に説明ください。

使い心地も大事ですので、使用感の良い製品に切り替えを進めていきます。

 

もちろん今までの方がいい子、あまり乾燥の悪化が無い子の場合は

夏と同じものを使用していくこともありますので、ご心配なく。

 

季節が変われば症状も変わる。

症状も変われば処方も変わる。

 

ということで、衣替えを進めていきますので、

もしもしばらく受診していない方がおりましたら診察を検討ください。

夏と一緒をいつまでも続けるのはあまりいい方法ではありませんよ。

 

というお話でした。

乾燥肌が徐々に増えてきた印象があります

直接データを取っているわけではありませんが。

 

ここ1週間から2週間ほど、乾燥肌の受診が増えています。

定期的に受診されている方でも悪化したとの訴えが増えてきました。

 

時期的にちょうど湿度の低下が徐々に進み乾燥の悪化が見られる時期です。

また気温の低下傾向もあり、シャワーなどのスキンケアの低下があること、

風邪を引いてしまい全身の体調が悪化したこと

 

などから湿疹が悪化する要因が揃ってきた印象があります。

 

ひっかきが強くなってから治療開始するよりも乾燥だけが見える段階で

治療開始したほうが必要な薬の量もコントロールの状態も

全然変わってきますので、乾燥肌の段階で受診して治療を開始したほうが

よろしいかと思います。

 

というお話でした。

 

風邪っぴきが増えてきました?

最近にいたり、風邪っぴきの子が増えてきた印象があります。

特に赤ちゃんで。

 

まあ、今までの経緯を考えるとやむを得ない面もあるかと思います。

特に今年の春はガチガチに対人接触が減少していましたので、

赤ちゃん同士の接触も春から初夏に比べれば増えているのでしょう。

そのために風邪のウイルスをうつしっこしていると思われます。

 

皮膚科で気をつけるべきは湿疹の悪化です。

赤ちゃんの場合、風邪を引いたあとに湿疹が悪化するのはよく聞く話です。

風邪のウイルス自体が悪くするというわけではなく、

炎症そのものが湿疹を誘発する。汗の出方が変わるので湿疹が悪化する。

入浴等のスキンケアが変化するので、荒れる。

という理由が考えられますが、いずれにしても悪化するものとして

スキンケアや保湿剤、必要であれば塗り薬も使って抑え込んでいく必要があります。

 

特にこれからの季節は乾燥の悪化から皮膚の状態の悪化が予想されますので、

先手を打って早めに抑え込むことも大事になるかと思います。

 

秋をしっかりと抑えることが冬の悪化を防ぐことに繋がります。

対応を早めに始めていきましょうね。

親の唇が乾くとき、子供の皮膚は乾燥が始まっています。

今年も乾燥の季節が始まりました!

 

例年同じ様なお話となって申し訳ないのですが、

乾燥肌の季節が始まりました。

 

湿度の目安などありますが、最もわかりやすいのは

親の生活・習慣に関わるものであろうと思います。

 

特にこの季節、乾燥の目安となるのは親の唇の乾燥です。

当然冬場は乾燥するという方も多いかと思われますが、

なぜ最初に唇が皮膚よりも早く乾燥するのでしょうか?

それは唇の皮膚が普通の皮膚に比べて弱いからなのです。

弱さで言えば皮膚の表面の中でも最も弱いレベル。

だから最初の最初に乾燥症状が出るのです。

 

で、今までの診察の経験から、大人の唇の乾燥具合が、

どうも子供の皮膚全体の乾燥具合を図る良い目安となっているようです。

 

大人の唇がかわくとき、子供のお肌もまた乾燥している。

 

ということなので、しっかりと保湿剤を開始するようにしてくださいね。

 

というお話でした。

虫刺され、とびひは秋の病気なのか?

今回のお話は気候の変動が病気の出現頻度に影響してくるのかな?

というお話です。

 

今年の夏にきがついたのですが、虫刺されを夏に見なくなってたような気がします。

 

なんでかな?と少し考えてみたのですが、いくつかそれらしい理由が見えてきたような気がします。

 

一つ。外に出なくなった。

いや、とても暑くなったではありませんか。

自分が子供の頃はこんなに暑かったかな?と思うくらいの気温の変化があるように思えます。

そのために、外出が減ってしまった。だから虫刺されが減った。

というのも一つの理由になるかと思います。

 

もう一つ。虫も暑くて出てこれない。

というのもあるのでしょうかねえ。

 

とびひも同様の傾向があるように思えます。

まあ、こちらは温度というよりもむしろ湿度が影響するので

台風や多雨の影響かと思うのですが今年も夏よりも秋に多く診察をしている印象を受けます。

 

環境が変われば病気の出方も変わるもの。

特に虫刺されととびひは、虫や細菌といった相手のある病気なので、それが如実に現れるんでしょうね、きっと。

保湿剤が徐々にクリームにきりかわっています

朝夕がだいぶ寒くなってきました。

また皮膚の乾燥を訴えて受診する患者さんの受診も増えてきました。

なので当院の処方する保湿剤も徐々にクリームに切り替わってきましたよ。というお話です。

 

ここ12年でしょうか。保湿剤のバリエーションが増えてきました。

今までは、ローションとクリーム(ソフト)を主体に使用していたのですが、現在は更にフォーム(スプレー)と軟膏も追加し、4種類を使用するようになってきました。

そのために少し複雑な処方携帯になっているのですが、それぞれの保湿剤を切り替えるようになっています。

 

スプレー→ローション

ローション→クリーム(ソフト)

クリームはもう少しベッタリとした配合比率

にそれぞれ変更を行うことがあります。

 

現在の保湿剤ではなかなか効果なくなってきたな。

という方は保湿剤の変更を検討してみてもいいかもしれませんね。

台風が過ぎたので、冬用の保湿剤に切り替えよう(2019年10月)

台風が通り過ぎました。

なので、冬用の保湿剤に切り替えます!

 

というお話です。

 

保湿剤の使用条件は気象条件によって決まるところがあります。

暑いとき、湿度が高いときにはクリーム基剤の保湿剤は

汗疹の原因にもなりますし、ベタつきが嫌われます。

逆に湿度の低いときにはローション基剤の保湿剤では

十分な効果が出ません。

 

という形で、気温と湿度を見ながら保湿剤を調整していくことが

毎年の春秋の仕事の一つとなります。

 

そして、今年の気象条件ですが、

とにかく長い夏だった。

というのが感想ですね。

 

でも、もう流石にそれもおしまいになるでしょう。

 

今後は一気に温度と湿度が下がっていくことが予想されます。

 

なので、保湿剤はそろそろクリームに切り替えることも検討していきましょう。

というお話でした。