わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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雑記

転勤医師のための荷物収納術3 空間のコストを下げる方法

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さて、次にこの空間のコストを下げる方法を考えてみましょう。

コストを下げるにはどうするか。

 

まず安いコストを利用することにしましょう。

しかし、これには限りが有ります。

空間のコストがかからないということは、不便であることと同義語です。

使いにくい、そもそも遠いなどの問題出るために限度があるでしょう。

 

ついで空間の使用効率を上げるのも方法になります。

先ほどの計算でも見ましたが、普通のお部屋でもトイレやお風呂場などの部分にはモノを置くことは出来ませんから。

そういった意味では大きな家の方は空間の効率は良いのです。

但し、気をつけるべきは、逆にコスト総数が増えてしまうことでしょう。

 

もう一つ、収納の使用効率を上げるのも一つの方法になります。

実はこの収納の使用効率。データ密度と言っても差し支えないでしょうが、

大きく二つに分けることが出来ます。

ひとつは、あくまでも書籍・雑誌のまま保有するという考えかた。

もう一つはデジタル化するという考え方です。

 

この二つの考え方については次回お話をしていきましょう。

転勤医師のための荷物収納術2 空間のコスト

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さて、医師のための荷物収納術の2回めです。

今回はまず、荷物のコストについてお話を進めていきたいと思います。

 

コスト、大事ですよね。

医師にとっては当たり前のように聞く話ですが、

部屋の一つが医学書及び雑誌で占拠されているという話があります。

幸いにしてまだ医学書で床が抜けたという話は聞いたことがありませんが、

多分、床が傾いたり、かしいでいるというのは十分にありうるでしょう。

また、一般に医師は本好きな人も多いですから、更に専門書以外の書籍も加わることになります。

 

ここで考えたいのが空間のコストです。

実際に書籍をおいておくことにより、どれだけのコストがかかるのか考えてみたいと思います。

さて、取り出したるは1冊の文庫本です。

縦15cm,横10cm,厚み2cmの本で660円でした。(計算を簡単にするために概算値を出しています)

このコストを計算してみましょう。

対象となる物件は吉祥寺です。おや、クリニックの上の物件が空いていますね。

24.83平米で月7万8千円です。でも、バス、トイレなどがあるので、実際に使えるのはその1/3と言ったところでしょう。

部屋の高さ2.5mと仮定して、文庫本1冊の占めるコストを考えましょう。

ちょっと計算してきます・・・・

 

 

 

 

 

出ました。

年間0.5円かかっています。

さて、660円の文庫本に対して年0.5円の維持費です。

大体年率にして0.1%を少し切るくらいでしょうか。

 

もちろん、この中には機会損失のコストは考えていません。

機会損失とは、その行為をやめて(今回は本をおいておくことですね)そこに別の物をおいておくことで

得られたかもしれない利益のことです。

 

いかがでしょう。

そして、その本を年に1回見ることもなかったら・・・

と考えると、結構空間のコストがかかっていることが理解できるのではないかと思います。

言い換えましょう。空間対効果は悪くないでしょうか?

もちろん、その本はなによりも大切なモノだと考える方も居るでしょう。

そのようなものはしっかりと取っておけば良いのです。

問題は、そこまで大切ではない本についてなのです。

前項でお話した、たまにしか見ない医学雑誌なども当てはまるかもしれません。

 

では、どうすれば空間のコストを下げることができるのかを、次に考えていきましょう。

転勤医師のための荷物収納術1 はじめに

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そろそろ年度末です。

私の周りでも、人事異動の声が聞こえてきました。

まだまだ友達の先生は医局に所属しており、それに伴って引っ越しも多くなるのです。

今回は、それに絡めて、転勤する医師のための荷物収納術について考えてみたいと思います。

 

お医者さんは一般に本を沢山持っているというイメージをお持ちでしょうか。

もちろん、本も沢山持っています。

でも、はるかに本よりも雑誌を多く持っていることが多いのです。

 

ある学会に所属すればその学会の雑誌が届きます。

みんな幾つもの学会に在籍していますので、その数だけ雑誌は届きます。

また、それぞれの分野についての商業雑誌も沢山持っています。

総合的な雑誌もあれば、随筆がたくさんある雑誌もあります。医師会からも雑誌が届きますねえ。

しかし、医師にとって最も大切なのは症例報告や総論の乗っている雑誌なのです。

 

これらの雑誌はどのように使うのか?

ある特定の分野についてまとめられた論文(これを総論と言います)は、読み物として読めます。

逆にある意味厄介なものは症例報告と呼ばれるものです。

この症例報告は「私はこういった患者さんを経験しました」というお話なのです。

つまり、珍しい病気を持った人、ある特異な合併症を持った人、一般的な治療では良くならず特殊な治療が必要だった人、

世界で始めての病気の人、などなど、

非常にバラエティに飛んでいます。

 

この症例報告の難しいところは、いつそのお話が必要になるかわからないことです。

診断のつかない患者さんについて過去の記録をひっくり返してみる、

とある病気の患者さんに対して一般的な治療法で良くならなかった場合の、第2の方法を考える。

珍しい病気と病気が合併している患者さんの治療を考える。

薬の珍しい副作用を調べてみる。

など、ある時に必要になる「かもしれない」というところが厄介なのです。

その時に過去の雑誌をひっくり返して確認するという作業が必要になるのです。

 

そのため、医学雑誌は捨てることが出来ません。

・・・そして、医師の経験年数とともに雑誌の数が膨大になってしまうのです。

 

多分、このような問題は弁護士さんや学者さんなどにも共通して存在する悩みかもしれません。

でも、医師の場合違うことが一つあります。

転勤が多いのです。ひどい時には年に1回。これを数年繰り返すこともあります。

そのために荷物 の収容というのはとてつもない問題になってしまうのです。

 

次回以降は私の過去の転勤生活で経験した、荷物特に本や雑誌の収納術についてお話をしていきたいと思います。

コンビのベビーカートラブルに思うこと

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昨日でしょうか。

コンビのベビーカーがリコールになったというニュースが有りました。

 

コンビといえば、子育て中の家族であれば必ず一度は耳にした、目にしたことのあるメーカーかと思います。

ベビーカーでコンビ製品を使っている人が多いように思えますが、

それ以外にもアパレルなど、様々な分野で商品を販売しているメーカーです。

 

そのコンビのベビーカーのアームレスト部分に破断が生じたためにメーカーはリコールを始めたというのがニュースでした。

製造台数は2万3千台。トラブルの報告数は600件にもなりますが、重大な事故はなかったとのことから、

メーカーの正式な対応は2012年7月の最初の報告から1年半経過した、2014年1月になったということです。

 

メーカーは安全基準は満たしていた。重大事故はなかった。

都のことで、発表が遅くなったということですが、では、それで対応は良かったのでしょうか。

 

うん、ちょっとまずいよね、これは。

と思う人もおおいのではないでしょうか。事実、私もこのニュースを聞いた時には呆れてしまいましたから。

メーカーの「ルールさえ守っていればそれでよい」という考えにはどうも納得できません。

ケガをするのは赤ちゃんですよね。それに、事故が起きたら「重大じゃない」事故でも

一生、皮膚に傷が残る場合もありますよね。

それって、本人や母親によっては大事なことだよね。

と思ってしまうのです。

 

さて、メーカーはこのように考える人にはどのように答えるのでしょうか。

気になるところです。

 

あと、ひとつ気になった点が有ります。

2万3千台の中の650台。発生率は2.8%です。

といっても、ピンと来ないかもしれないので、言い換えましょう。1/35です。

35台ベビーカーがあったら1台にトラブルが発生したということです。

さて、学校のクラスで例えれるならばクラスで1人。

サイコロでたとえるなら、2個サイコロを振って、1と1の目が出る確率。

これは多いか少ないか。いかがでしょうか。

よくゲームをやっていた人間としては、結構でる確率だと思うんですが。

 

 

最後にコンビ社の「製品への想い」のページから抜粋しました。

赤ちゃんを育てることが、いつも楽しく幸せであってほしいから。
コンビが何よりも優先しているのは、子育てする家族が心から信頼を寄せられるものづくりをすることです。
安心して使えるよう、厳しく品質管理をすることはもちろん、育児の専門家集団による赤ちゃんの快適性も追求しています。

残念です。

幼稚園児でわかる、ソ連がアメリカに負けたわけ。

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幼稚園児「にも」わかる、ソ連がアメリカに負けた訳を教えるのはきっと難しいと思います。

しかし、今回は幼稚園児の行動を通してみることで、その理由を知ることができるかな。というお話です。

 

幼稚園児というのは、ある意味欲望に忠実というか、本能の赴くままに行動するので、

観察していても結構楽しい物が有るのです。

 

先日の事です。家族でクリニックでお仕事をしていました。

父親はネットワーク関連の整備、

母親は軟膏づくり、

娘はプリントを折っていました。

 

最近の娘のお仕事はプリント折りです。今回はゲーム1回分をお駄賃として渡す約束に成っていました。

しかし、プリントを折りはじめて10分位してからでしょうか。勝手に休憩に入ってしまい、待合室で絵本を読み始めました。

どうも、娘の中ではプリントを全部おらなくても、その日が終了すればお駄賃がもらえると思ったみたいです。

 

ここで慌てたのは親です。娘の認識を訂正し、「約束の分が終わらなければ、お駄賃はなし。」

「もしも終わらない時には家に持ち帰ってでも仕事をしてもらう。そうすればお駄賃を上げる。」

というように説明したのです。

その後、目の色を変えた娘は10分位で仕事を全部終わらせることが出来たのです。

 

これって共産主義と資本主義の違いですよね。

仕事の時間に対する対価をもらうのか。仕事の成果で対価をもらうのか。

たった、その小さな違いだけで、仕事の生産性については大きな差が出てきてしまうのです。

その違いが積もり積もって、ソ連とアメリカの違いになり、結果として冷戦にソ連は負けてしまったのでしょう。

 

ということを考えながら、幼稚園児のお仕事を見ていたのでした。

ヴァンパイア・ニッポン

年末に時間があったので献血してました。

久しぶりに全血で400ml採取しました。

いつも、ヘモグロビンが少なめで色々言われることが多いのですが、

今回は比較的数値が高かったです。

もともと血液薄めの人間と思っていたのですが、いったい自分の体に何があったのでしょうか。

というわけで、少し気になったので、調べ物をしてみました。

 

献血センターに初めてお世話になったのは、大学の実習に入ってからでした。

田舎なので、献血センターなどはなく、行く機会がなかったんですよ。(今はできたみたいですが)

そこでのお話。

実は日本は血液は自給できていません!!(な、なんだってー)

赤血球や血小板などは大丈夫です。

でも、アルブミンやグロブリン、血液分画製剤などは自給できていなかったんですね。
(アルブミンやグロブリンの使用期限は赤血球や血小板に比べてはるかに長いのです)

これが15年位前のお話です。

 

さて、最近はどうかな。と思い確認してみました。

厚生労働書のHPに記載されています。

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ありゃりゃ、まだまだ自給されていないようですね。

分画製剤についてはほぼ問題ないようです。

しかし、グロブリンやアルブミンといった血液内の蛋白に関しては

まだまだ使用量が足りていないみたいですね。

不足分については輸入に頼っているのが現状のようです。

輸入状況についてのデータはなかなかないのですが、

どうも、いくつかの地域から供給を受けているようです。

 

さて、ここまで調べてみて、血液の供給に問題であろうということはわかりました。

でも、これを解決するのはなかなかむずかしそうです。

献血する人を増やすのが一番手っ取り早そうですが、うまくいかないみたいですね

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そもそも、献血可能な人数が減っているのに、血液が必要な人が増えていますから。
(一般に血液が必要な人は大きな手術を要する人です=高齢者になるほど必要になるのです)

iPS細胞が血液分野でも騒がれる理由がよく分かるというものです。

最終的には人工的に合成するしか無いのしょうが、途は長そうです。

それまでは、日本は吸血し続けなければならないのでしょうか。

駅ナカ施設と案内放送

本日往診中です。

でも、電車がこない・・・

どうも人身事故で運転見合わせのようです。

本日はもともと朝ごはんを途中で食べようと思っていたのでいいんですけどね。

ということで、本日は駅の改札の目の前のお店で朝ごはん中です。

禁煙席しか空いていないので、煙たいんですけど。

 

 

と、のんびり朝ごはんを食べているうちに目の前の路線が運航再開したみたいです。

というのも、電光掲示板が、「運転見合わせ→遅れ」になったのが見えたから。

見る見るうちに人が減っていきます。

ある意味非常に興味深い光景です。

 

というのを見ながら考えてみました。

これって、電車が止まった時にはよくあることですよね。

みんな、電車の再開を待つ間に少しお茶しますよね。

そして、こういう時は大体駅のそばですよね。

 

実はここに、一つの問題が発生します。

電車の運転が再開した時には、その情報がなかなか受け取れないこと。

今回は微妙に改札の外なので、その影響はもろに出てきます。

駅ナカでもわかりにくい施設もあるでしょうけど。

 

なので、駅のそばの飲食店に一つのお願いがあります。

必要に応じて駅の中の放送を聞くことはできないのでしょうか。

 

必要な情報が必要な時に届けることも一つのお仕事かと思うのです。

電車が動かなくなったので、お茶をしに来てくれたお客さん。

彼らの中には急いでいる人もきっといます。

サービスの一つとして、必要な時に駅構内に流れる放送を流してあげることもできると思うのです。

 

と、そんなことを考えながら朝ごはんを食べたある師走の朝でした。

 

通勤ルートは3つあるとよい

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といったのは誰なのでしょうか。

はっきりとは覚えていませんが、なかなかよい言葉だと思います。

 

現在東大和療育センターでの勤務が始まり、そこへの通勤をどうしようかと考えています。

一番早いルートはしかし、混雑が激しいです。

一部の区間では満員電車の中を通勤しなければいけません。

また、乗り換えも非常に混雑した中で行う必要があります。

 

別のルートはより時間がかかります。

しかし、乗り継ぎは始発、始発で(Ⅰ本待つ覚悟さえすれば)座って通勤することができます。

 

他にも都心を経由する方法などがあります。

 

いつも同じ所に通勤するうちに通勤手段がひとつに固まってくることも多いのではないでしょうか。

人によっては、この時間帯のこの電車、この車両の、時にはこのシートとまで決まっていることもあるでしょう。

階段に近いところ、乗り継ぎに便利なところに行きたくなる気持ちもよくわかります。

でも、少し立ち止まって考えてみましょうか。毎日同じ、代わり映えのしない景色では飽きませんか?

たまには違うルートで行ってみませんか?急行はやめて、各駅停車で行ってみませんか?

と思う時もあるのです。

いつもと違う景色を見ることで何か得るものがあるのではないでしょうか。

たまには外をぼんやりと眺めてみてもいいのでは無いでしょうか。

 

そんなことを思いながら外を見ていました。

すると、西の方に、綺麗な富士山が出ていました。

 

ああ、そういえは冬至も過ぎましたね。

 

 

追記

無粋な理由ですが、いくつかの通勤ルートを知っておくには安全保障の問題もあります。

鉄道が事故にあって普通になった時に、別の路線にすぐに乗り換えることができるか。

地震などの自然災害の時に、寸断された道路を通って、どうやって家に帰ることができるのか。

これは、色々とルートを探し、知っている人が一番強いのです。

時間があるときにいつもとⅠ本違う交差点で曲がってみてもいいですね。

時に迷うこともありますが、これもまた一興です。

今は携帯電話で現在位置をGPSから検索すればすぐに自分の居場所がわかりますから、

いつものルートに戻ることも簡単ですよ。

サンタを追いかけて

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今年もサンタクロースを追いかけるサイトがオープンしたようです。

 

なんのことやら?と思った人に簡単な説明を。

このお話はもともとアメリカ軍の施設に子どもから間違い電話が来たことが発端です。

軍の係官が「飛行機でサンタを追いかけています」といったところから話が広がり、

現在では、プレゼントを渡しに地球を巡るサンタをブラウザで追跡出来るように成っています。

 

今年は

Google

Microsoft

のそれぞれで追跡サイトが作られ、当日はサンタを追いかけてくれるようです。

現在はミニゲームが遊べるようですね。

 

昨年は我が家でもサンタを追いかけていました。

ちょうど地デジ録画用のパソコンがリビングに置いてあるので、

テレビにつないでじっくりと見ていました。

残念ながら東京にサンタさんが来たのは夜中だったので、ウチの娘は寝ちゃいましたけどね・・・

 

我が家は今年は既にサンタさんにプレゼントの連絡を済ませています。

プレゼントの変更があっても現在はeメールがあるから大丈夫です。

便利な世の中になりましたね・・・

クリスマスのイルミネーション

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先日、成育での診察を終えて、夕方(というよりももう夜ですね)に帰ろうとしたら、

入り口のところにイルミネーションが飾られていました。

 

入り口の木と、いくつかの動物の形にLEDが光っています。

また、遠くの建物は研究所なのですが、

その壁面とテラス部分にも同様にLEDが飾られています。

 

特に研究所のイルミネーションは成育の病室からも良く見えます。

普段は研究所が対面に建っているために見晴らしの悪い、東側のお部屋ですが、

この時期だけはイルミネーションが綺麗に見えるお部屋に様変わりします。

 

ね、きれいでしょ。