わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

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〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

おはなし絵本

「てぶくろ」

ロシアによるウクライナ侵攻が続いています。
それぞれの言い分があるのでしょう。
それについては、私たちの価値観だけで判断するのは難しいことです。ただ、同じ子供をもつ親として、子供達が犠牲になることは看過できません。

日常を失い、家を失い、親を失い、故郷を失い、最悪の場合自らの命さえ失う現状。

どうか1日も早く、戦いを終わりにして欲しいと願います。

他人事と思ってほしくなく、我が家の子供達に読んだ身近なウクライナをひとつご紹介。

子供の頃、誰もがどこかで目にしたことがあるのではないでしょうか。

『てぶくろ』

ウクライナ民話です。

こんな日常が1日も早く戻ってほしいと願いながら、子供達に読み聞かせました。

英語版もおすすめです。

小学校でも英語の授業が始まっていますが、やはり語学は習うより慣れよ、だと思います。

こちらの英語版にはCDがついており、1文ずつ英文→日本語訳の繰り返しでしたので、子供が遊んでいるときにかけ流しをしても、完全なBGMにはなりませんでした(笑)

冬のおはなしなので、最後に「silent night」と「jingle bells」もフルコーラスで入っていました。

絵本を楽しみつつ、ウクライナの子供達にできることを、みんなが考えて欲しいと思います。

「あのときすきになったよ」

あのときすきになったよ (教育画劇みんなのえほん)

しばらくぶりの絵本紹介です。

 

『あのときすきになったよ』

 

娘の学校で、夏休みに読みたい本として紹介されていた中の1冊です。

 

正直、この絵のタッチは好きではありませんでした。

好みの問題なので仕方ないのですが、我が家は女ばかりということもあり、柔らかい色彩、可愛らしい絵の絵本に偏りがちでした。

 

学校からの、なかば強制に近い形でなければ、まず手に取らなかったと思います。

本の紹介文にも、『おしっこを漏らしてばかりいるので、ついたあだ名がしっこさん。最初は、私もしっこさんが好きではなかったけれど・・』と。

 

しっこさん、って・・・。オイオイ、イジメじゃないんかい。

ぜーんぜん興味をそそりませんでした。

 

でも、まあ仕方ありません。とりあえず、課題となっている8冊を全部目を通してみようと思い、大型書店に行きました。

数冊は、その場ではとても読み終えられない長さでしたので、パラパラ見で、短い本だけ全部読みました。

この本は、その中で一番短いものだったので、本を読むことがあまり好きではない子向けだったのでしょう。

 

このしっこさん。まあ、このあだ名は完全にイジメですよね。発行が1998年ですので、時代背景も違ったのでしょう。

まあまあ、期待どおりな子供です。しっこさんと呼ばれているのを知ってか知らずか分かりませんが、

登校拒否になることもなく、堂々としております。お勉強も、あまり出来そうではありません。

 

でも、この子は人の気持ちの分かるこでした。

一生懸命書いたであろう手紙、『わたし』をかばって、言い訳もせず、廊下にだまって立つしっこさん。

 

小学生の描く人物画のような絵。出てくるのは可愛げのない子供。

 

私のストライクゾーンからは、ほど遠い絵本でしたが、ラストまで読むと、たまらなくこの子が愛おしく思えました。

 

ぜひ、一度読んでみていただきたい絵本です。

はらぺこあおむし

はらぺこあおむし エリック=カール作

エリックカールさんの著書、『はらぺこあおむし』は、子供を持つ親なら一度は聞いたことのある絵本だと思います。

我が家の下の子は、この絵本にどハマりし、保育園にまでぬいぐるみ持参で行く始末です。

心優しい保育園の先生方は、はらぺこあおむしの大型絵本を持ち出し、我が子のぬいぐるみと一緒に読んでくれました。

このぬいぐるみ、たまたま立ち寄った旅行先の本屋さんで見つけ、買ったものでしたが、なんと絵本の穴にぴったりサイズ!
園児に大ウケで、みんなで楽しんだようです。

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その様子を見ていた、工作の上手な先生が、ちぎり絵をはじめ、あっと言う間に作り上げたのが、下の作品。
下書きも何もなしで、作っちゃうなんて、すごい技術!

子供達、さらに大興奮!!
お迎えに行ったママも大興奮!!

ありがとうございました(^-^)
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「はやおきおばけ」

はやおきおばけ

はやおきおばけ (ころころえほんぷち)

著:くろだかおる

 

早起きなお化けです。以上。

 

というわけにもいきませんね。

そもそもお化けは夜に出るもの。

早起きで夜に早く寝てしまうお化けなどありえません。

 

では早起きのお化けはどうするの?

というお話です。

 

 

早く寝てしまうお化けは、夜に人を驚かせることはできません。

人を驚かせることのできないお化けに意味はあるのでしょうか。

・・・つまり、落ちこぼれのお化けです。

 

で、そのお化けはどうしたの?

落ち込んだの?いじけたの?

 

いえいえ、そうではありません。

では何をしたのかは実際に本を読んでみてください。

 

 

私がこの本を気に入っているのは、その考えかたです。

夜に起きていられないお化け。

確かに致命的とも言える欠点を抱えています。

しかし、最終的にはその欠点を利用して、

特徴に変えてしまうのです。

 

すべての人に欠点はあります。

あって当たり前なのです。

でも、その欠点を上手に利用して、

利点に変える事ができるのか?

多分、それが大事なことなのでしょう。

 

 

 

さてさて、実際に私がはやおきおばけだったらどうしましょう。

そうですねえ。日本は朝でも、ヨーロッパなり、アメリカなりは夜でしょうから、

Skypeでも上手に利用して、海外の人を驚かせましょうかね。

それとも、YouTubeなどで世界展開でも図りましょうかねえ。

 

 

「おへんじ、はあい」

おへんじはあい (はじめてのあかちゃんあそびえほん)

「おへんじ はあい」

著:あらかわしずえ

 

我が家で「画伯」という言葉が使われる場合は2人のどちらかです。

あらかわしずえさんと、もう一人はいりやまさとしさんです。

どちらも、娘が大好きな絵本の著者です。

 

次女もこの本が大好き。

どうも、「はーい」のセリフが好きなようで、

「はーい」と言われるたびにきゃっきゃと笑っています。

 

1歳未満の赤ちゃんには楽しいようです。

上の娘は幼稚園に入ってもたまに読んでいましたが・・・

 

でも、残念なのは現在新品ではほとんど出回っていないようなのです。

うちにある本も、上の娘が赤ちゃんだった時に購入したものをとっておいたから

残っていただけなんですよね・・・

それだけが残念です。

「パパ、ちょっとまって」

パパ、ちょっとまって! (アルフォンスのえほん)

 

我が家での定番の会話です。

「◯◯◯、お風呂はいるよー」
「パパ、ちょっとまってー」
「おーい、アルフォーンスぅ」
「違ーう!」

 

この本の少年アルフォンスはパパといつも一緒です。

でも、子どもなので、いつも遅れがち、よそ見がち、イタズラがちです。

そのたびにパパに

「おーい、アルフォーンスぅ」

呼ばれてしまいます。

そして、アルフォンスの返事は決まって

「ちょっとまってー」

なのです。

 

我が家でも、いつも「ちょっとまってー」の毎日ですが、

その言葉が出るたびに家族の誰かが「おーい、アルフォーンスぅ」と混ぜっ返します。

 

普段はイライラしがちの環境で出てくる言葉ですが、

この一言で、いい意味で力の抜けた状態になります。

パパもママも怒るに怒れません。

 

家で、いつも怒ってばっかりのお父さん、お母さん。

是非この本を呼んでニヤリとしてくださいね。

 

最後に少しだけ本のお話を。

いつも「ちょっとまってー」のアルフォンスですが、

少しだけ仕返しが出来ます。

その時の状況も読んでいてニヤリとさせられるものです。

さて、その時パパは何をしていたのでしょうか。

 

この本はパパが子どもに読み聞かせをしてほしいものですね。

 

 

 

・・・余談です。

アルフォンスというと、最初はどうしてもこの子が出てきてしまいました。

そういえはそろそろ実写映画化されるとか。

見に行きたいけど、イメージが壊されていそうで、少し怖いです。どきどき。

機動警察パトレイバー 劇場版 [Blu-ray]

「シートン動物記」

オオカミ王ロボ/ぎざ耳坊やの冒険/ほか4編 シートン動物記 (1) (シートン動物記)

子どもの読み聞かせのために購入しました。

昔読んだことがあると思っていたのですが、完全に内容は忘れてしまい、

新鮮に読むことができます。

 

1900年頃の動物の毎日が活き活きと描かれ、楽しめます。

人間が狡猾なこと、狡猾なこと………

人間と動物の知恵くらべがまだいたるところで見られた時代の名残ですね。

 

子どもに読んであげながら、ゆっくりと楽しみたいと思います。

 

「いま、なんさい?」

いま、なんさい?

3歳くらいから、こどもたちはお互いの年齢が気になり始めるようです。

 

幼稚園や保育園で、お誕生日会などのイベントがあったり、

遊園地の乗り物などでの年齢制限、チケットやビュッフェのこども料金の発生まで・・

 

様々なシーンで年齢を尋ねられるようになり、

こどもたちにも『わたしは◯歳!』という意識が芽生えてゆくのでしょう。

今日紹介するのは、そんなお年頃のこどもたちにぴったりな絵本です。

 

主人公はお誕生日をむかえた女の子。

ひとつ大きくなったことを自慢したいような、

でもみんなが知っててくれたらもっと嬉しいような・・

そんな子供心をみごとに表現した本です。

 

女の子は、まわりの大人たちに 『いま、なんさいでしょうか?』と聞いて回りますが、

『はくさい!』

『ぼんさい!』

『おならくさ〜い!』

と、はぐらかされてしまいます。

 

でも、本当はみんな知っていました。

 

最後はちゃあんとみんなから『おめでとう!!』って祝福してもらい、めでたしめでたし。

 

お誕生日が近いお子様に、ぜひ読んであげたい1冊です。