皆さんのお家にあって、我が家にないもの。
それも、意識して導入していないもの。
その中の筆頭が電気ポットです。
赤ちゃんがいるお家にはいらないものと考えていますので。
特に皮膚科医の立場からもいらないと考えています。
冬になり、ヤケドの患者さんが多く来院する用になります。
赤ちゃんや子どものヤケドの患者さんが受診しますが、
電気ポットを倒してのヤケドはそれなりの比率で目にすることがあります。
便利なのはわかるのですが、ヤケドのリスクを考えると必要ない。
というのが我が家のスタンスです。
考えてみると、家でお湯を使うのはお茶を飲むときか、ミルクを上げるとき。
お茶は飲みたくなったら必要な分だけ沸かせば良いですし、
ミルクについては予めお湯を魔法瓶の中に入れておけばよいのです。
(もちろん魔法瓶の蓋はしっかりと締めておきますよ)
と考えると、要りません。という結論になるのです。
テレビのCMでもありますが、子どもにお湯を沸かさせるのも考えものですね。
あのCMの電気ケトルは転倒時の安全装置などありませんので、
倒すと中のお湯がすぐに外に流れ出てしまうものです。
消費者庁からも情報が出ていますね。
一見便利そうなものでも、家庭の状況によっては事故の原因となります。
リスクとメリットをよく考えて製品を選ぶようにしたいものです。
なお、クリニックでは電気ケトルは使っていますよ。
要は使いかた。なのです。