わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

病気の話

Twitterまとめ:赤ちゃんの顔の湿疹にコレクチムを勧めるわけ

Twitterですが、Noteに書くほどではない記事を連投形式で掲載することがあります。

今回はコレクチム軟膏のお話ですね。

生後6ヶ月からコレクチム軟膏がアトピー性皮膚炎に対して使用できるようになりました。

その辺のお話です。

興味がある方はぜひご一読ください。

 

Note記事:アトピー性皮膚炎の症状をどこまで抑えるべきなのか?

今回はアトピー性皮膚炎の治療についてのお話です。

様々な治療法が出現し、治療効果も高くなりました。

しかし金額の高さもあり、どこまで治療を追求するのかが問題になっています。

ガンガン治療を進めていき、アトピー性皮膚炎の症状をゼロにするのが理想ですが、

経済的な事情などあり、万人が受け入れられるものではありません。

状況を見ながら、必要なときに必要なだけ症状を抑え込む方法もあるのではないかと

考えてみても良いのかもしれません。

 

そんな内容の記事です。

よかったら読んでみてください。

そして良いお話だと思ったらイイネ押してくださいね!

https://note.com/wakaba_hifuka/n/nffca17236473

Note記事:小児皮膚科医が本気になって娘の爪切りをしてみた話

note.com/wakaba_hifuka/

 

本日NOTEに記事を公開しました。

今回は子供の爪切りのお話です。

実際に切ってみてどうすればいいのかを図解しています。

興味のある方は読んでみてくださいね!

デュピクセントペン型の緊急のおしらせ

デュピクセントのペン型を使用している患者さんへのお知らせです。

昨年末に当院でも発生していたデュピクセントペン型の先端部の押し込み困難例ですが、
メーカーさんによると他にも同様のケースが発生していたようです。
当院のケースでは無理やり打ったとのことですが、事故の可能性があります。

もしも通常の力で押しても薬液が出ない状況のときは使用を中止し、
未使用品をそのまま処方医療機関に提出ください。
あとは医療機関経由でメーカーさんに確認の上、
代替品を無償で提供いただけるとのことです。

無理な使用はお控えください。

1月7日は爪切りの日!(2022年12月・2023年1月)

本日メーカーさんから情報を頂いたのですが、

1月7日が爪切りの日というのは初めて知りました。

七草爪ですか・・・知らんかった・・・

 

ただ爪が固くてお家では手が出せずに困っている高齢者の方を多くお見かけします。

年末年始の帰省のとき、実家に帰ったときにお話のネタにしてみてもいいかもしれません。

子どもたちにもお話ができなくてという話を聞いたこともあります。

 

固く伸びた爪をそのままにしておくと歩行時に痛みが出てしまいます。

また靴下に引っかかったり靴がはけなかったりと日常生活に制限が出てきます。

 

もちろん当院でも爪の処置を行っておりますので、

ご希望でしたら声をかけてくださいね。

唇の荒れが野放しになる原因(2022年12月)

冬ですね。乾燥も徐々に出てきました。

今回は唇の割れだけではない口の周りの湿疹のお話です。

 

特に小学生くらいでしょうか。口の周りの湿疹を作って受診する子が増えてきました。

ここ2年、言ってしまえばコロナ禍に目立ってきた湿疹です。

原因は自分で舐めること。

まあ、以前からあったのですが、増えてきた理由としてはマスクで隠れること。

もあります。

 

マスクで隠れるので他人の目が気にならなくなる。

流石に皆さん舌を出して口の周りを舐めるのは躊躇していたんですね。

なので、舌で触ってなめてしまい、そのための湿疹が出てくる。

という理由で悪化してきます。

逆に蒸れてしまい湿疹ができることもあるようです。

 

いずれにしても口の周りの保湿保護をしっかりと行うことが重要です。

同時に湿疹をしっかりと抑えていくことも大事ですね。

 

あとはお部屋そのものをきちんと保湿して乾かないようにすること。

忘れがちですが、しっかりと環境を整備していきましょう。

今夜の雨のあとはシモヤケにご注意を(2022年12月)

師走に入り、毎日が寒くなってきました。

コートも一段温かいものに変えて対応しています。

 

さて、今日の夕方から夜にかけては雨が予想されています。

この温度からはしもやけのハイリスクな状況ですね。

 

しもやけは温度が下がることが一番のリスク要因ですが、

それ以外にも濡れることは大きなリスクとなります。

気温は5度以下で十分にリスクとなりますので、

特に今晩のような天候では注意が必要となります。

 

また、子供はハイリスクですが、循環の悪い高齢者も同様にリスクとなりますんので、

ご注意ください。

 

対応としては

・耳あて、帽子、手袋などの防寒をしっかりと行い、濡れることを予防する

・靴も同様にスニーカーはNG。ブーツや長靴などの濡れにくい靴を用意する

・濡れても大丈夫なように靴下や可能であれば靴の替えも用意しておく

・帰宅後すぐに濡れた靴を脱げるように玄関先にタオルやスリッパを用意する

・帰宅後も冷えないようにお風呂や暖房器具を準備しておく

などでしょうか?

 

寒い思いをして帰ってくる人も、それを迎える人も、予めしっかりと準備をして

冬の雨を迎えていきたいものですね。

本当に怖いそばアレルギーのお話(2022年12月)

一部ネットでも話題になっているようですが、

お蕎麦のアレルギーって本当に怖いんですよ。

 

少なくともそばアレルギーがあってお蕎麦食べたことのない人に

お蕎麦及びそば関連の食品を食べさせることが絶対にやめてくださいね。

 

Yahooで堀向先生がその理由についてお話されています。

https://news.yahoo.co.jp/byline/horimukaikenta/20221201-00326491

堀向先生とは以前に同じ病院で一緒に働いていました。

少なくとも成育時代にはそばアレルギーの有無についてはアレルギー科にすぐに

お願いしていましたし、現在もアレルギーに強い先生に紹介状を書いています。

それだけ蕎麦アレルギーの検査は難しいものがあります。

 

記事にもある通り、蕎麦を使用しないでの検査の信頼性が低いこと。

アレルギーを起こす閾値が極めて低いために

(高校時代の先輩は、そばがらの枕が置かれているお部屋に入っただけで

アレルギー症状を起こした話をしていたのを覚えています。)

ほんのすこしの量でも症状を出しかねないこと。

そしてその症状がかなり激しいこと。

 

以上を考えると開業医レベルでは対応しないほうが良さそうだという結論になるのです。

大きな病院で入院して、アレルギーの専門家がそばにいて何かあったときにすぐに対応できる。

そのような状況で初めて精密検査を行うべきと考えています。

 

食物アレルギーについては対象となる食物によって症状の出方、治療の進め方がかなり変わります。

お家で少しずつ食べてみることが可能な食材もありますし、全く不可能な食材もあります。

お蕎麦については完全に後者の食材となりますので、ご注意ください。

食物アレルギーについての相談も当院ではお受けしておりますし、合併された方の治療も

軽症でしたら行っております。

一度ご相談いただき、専門医につなぐこともできます。

小児でしたら近隣の専門の先生に直接紹介状を記入しますし、

成人の方はアレルギーセンターを併設して総合的に対応してくれる病院に紹介いたします。

 

食物アレルギーの方はくれぐれもお家で自己判断のもとにチャレンジするのではなく、

一度医師に相談してみてくださいね。

 

帯状疱疹ワクチンのご案内をおこなっています(2022年12月)

12月になりました。師走です。

バタバタしている時期になってきましたね。

お正月に向けての準備もそろそろ始めていかないとですね。

 

今月から当院では50歳以上の受診者に対して帯状疱疹ワクチンのプリントを配布しています。

テレビのCMなどで何かと話題になっているかと思いますが、お話をするだけでも

皆さんの発症したときの様子とか色々なお話が聞けるのが興味深いですね。

 

50歳以上のかたのみとはなりますが、ご興味のある方はぜひお声をかけてくださいね。

 

赤ちゃんは冬でも当然のようにあせもを作ってきます(2022年11月)

 

だいぶ寒くなってきましたね。

北の方では大雪のようです。

でも、こんな気象状況でも赤ちゃんはあせもを作って診察室にやってきますというお話です。

 

お腹にぶつぶつ。お尻にぶつぶつ。

普通にあせもを作ってきますよ。

その理由はお家と親心にあり!

 

現在のお家が昔と違うところはというと、

一つは断熱性能。

もう一つは暖房器具。

で説明することができます。

 

お家の断熱性能は昭和の頃と比べて段違いに良くなっています。

少なくとも新築のお家で隙間風が吹くということはなくなりましたよね。

建材の高性能化、施工の精度上昇などなどが合わさっているかと思いますが、

専門家ではないのでこのお話はここまで。

一つ言えるのは冬でも家の中で薄着でいられるお家が増えてきたということです。

 

もう一つは暖房器具。東京で言えばエアコンですね。

石油/ガスストーブに比べての利点は、比較的空気の入れ替えを必要としないこと。

一酸化炭素はもちろんですが、当然二酸化炭素も出ません。

その分空気もきれいですので、あえて窓を開けての換気が必要なくなってきました。

もちろん省エネルギー性も高くなっています。

 

この2点から言えることは、薄着でも寒くないお家になってきたということですね。

ここに親心が加わると・・・

そうです。そんなお部屋で着ぶくれした赤ちゃんが出来上がるのです。

隣にいるお母さんは薄着なのにねえ。

あとは夜も同様に昭和の時代に比べて遥かに暖かくなった寝室に、

昭和の時代の布団の枚数となりますので、更に汗をかくわけです。

まあ、布団でしたら蹴飛ばせばいいのですが、お母さんが気を利かせて

再度布団をかけてあげたり、スリーパーを着せたりしているわけです。

なので、汗ダラダラの状態で寝ている。

最終的にはあせもを作ってしまう。

 

というわけなのですね。

 

まあ、赤ちゃんはものが言えないので周りが判断するしかないので、ある面ではやむを得ないと思うのですが、

もしも気になるようでしたら隣で寝ているお兄ちゃんやお姉ちゃんがどういう状況なのかを確認してみてもいいかもしれません。

もしもお父さんがあつそうにして布団を蹴飛ばしているなら、当然赤ちゃんも必要なさそうですよねえ?

 

赤ちゃんのお腹に、背中に、おしりにあせもを見かけたときには

少し室温、洋服、おふとんなどにも少し目を向けて上げてくださいね。