わかばひふ科クリニック(東京都武蔵野市吉祥寺東町)

武蔵野市・杉並区・練馬区他の赤ちゃんから子供、大人、老人まで幅広く診察をする皮膚科クリニックです。アトピーやあざを始め、水虫、とひび、湿疹などの相談・治療を行なっています。

TEL050-3355-9592


〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F

病気の話

YouTube動画:週刊わかば2024年1月10日から1月13日

今週のわかばひふ科クリニックの1週間のまとめ

・今週はどんな病気の方が多かったのか

・来週はどんな病気に注意すればいいのか、混雑状況はどうなるのか

・当院からのおしらせ

の3本立てです。

 

興味がありましたら是非のぞいてみてくださいね。

YouTube動画:週刊わかば2024年1月4日から1月6日

今週のわかばひふ科クリニックの1週間のまとめ

・今週はどんな病気の方が多かったのか

・来週はどんな病気に注意すればいいのか、混雑状況はどうなるのか

・当院からのおしらせ

の3本立てです。

 

興味がありましたら是非のぞいてみてくださいね。

YouTube動画:2024年アトピー性皮膚炎の新治療予測解説動画

2023年もアトピー性皮膚炎の新規治療薬も販売になり、

また、今までの治療薬も適応年齢の拡大がありました。

では2024年がどうなるのか?

 

治療法の変化について

新規薬剤について

合わせてYouTubeで解説してみました。

興味がありましたらのぞいてみてくださいね。

 

YouTube動画:2023年アトピー性皮膚炎の新規治療薬解説動画

本当は年末に上げたかったのですが、年始になってしまいました。

昨年新規処方開始された&適応年齢が拡大されたアトピー性皮膚炎の

おくすりのまとめ解説動画です。

 

シダキュア(舌下免疫療法)開始は年内いっぱいとなります。

スギの花粉症に対する舌下免疫療法、

シダキュアの初回導入ですが、花粉の飛散もありますので、

年内いっぱいまでとなります。

花粉が飛散している時期には初回導入は行えないので、

その後の開始はGW明けとなります。

 

治療をご希望の方はお早めに受診くださいね。

小児アトピー性皮膚炎/乾燥性湿疹アンケートにご協力いただきありがとうございました。

今年の夏に行った小児アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹のアンケートですが、

やっとデータの集計ができました。

 

普通にプリントでお渡しするのもねえ。と思ったので、今回は動画という形で告知させていただきました。

現在、動画は頑張って制作中です。

まずは紹介動画から、どうぞ。

 

2023-24年、インフルエンザワクチン接種のご案内

また今年もインフルエンザの季節がやってきました。

ただ今年は例年にないペースで子どもたちの間にも広がっています。

お早めの接種をおすすめします。

武蔵野市の高齢者助成の対象医療機関ですので、

該当の方は接種時に市から配布された問診票を持参ください。

また杉並、練馬等の方も可能ですので、持参ください。

 

 

Twitterまとめ:帯状疱疹が流行する?

帯状疱疹に流行はあるのか?と言われると皮膚科的には「ある」と答えることにしています。

感染症だからではありません。社会・環境的な要因によるものです。(なお帯状疱疹ー帯状疱疹の感染はありませんのでご注意ください)

異常気象であったり社会的なイベントであったりでその地域一帯の住人にストレスが掛かることがあります。そのストレスの出現・消失は帯状疱疹の引き金になることがあるのです。

最近増えている気がしますが、これは夏の酷暑+お盆などの環境の変化によるストレスの変化が原因と考えられます。

山形にいたときは庄内地方では田植え・稲刈り後帯状疱疹、村山地方ではさくらんぼ収穫後帯状疱疹。と地域で呼称される流行を経験しています。こちらは社会的イベントが誘因となる感染と考えられるでしょう。

感染症の流行と一口にいいますが、帯状疱疹の流行は病原微生物の伝播に伴う流行とは少し違った顔をするのです。

Twitterまとめ:デュピクセント適応拡大の前に気になる点

デュピクセントが生後6ヶ月以上への適応拡大が進むのですが、現時点でウチが懸念しているのは以下の2点です。

1)スキンケア、外用が不足しているために悪化した子に注射を打つことの是非について
2)症状が改善した時に注射をどのように止めていくのか

以下簡単に説明していきます。
1)こちらは入口問題となります。
そもそも論ですが、特に乳幼児においてはアトピー性皮膚炎の治療は最初にスキンケア、ついで外用治療です。そして成人よりも更にスキンケアの重要性が強いと個人的には考えています。
心配なのは、全然スキンケアの指導をしないで、外用も適切なものを使用しないで湿疹がこじれたからデュピクセントを使うということが起きないかどうかです。
皮膚科小児科のどちらでも起きているのですが、スキンケアの質と量が足りない、外用が不適切であったがためにうちを受診される子が結構いるということ。そういう子に対してきちんと指導し、外用を行うだけできれいになってしまうということを経験している以上どうしても心配になってしまうのです。

2)は出口問題です。
今までは成人のみにデュピクセントは使用されていました。成人まで持続するアトピー性皮膚炎は遺伝的・体質的な要因が強く、そのために中止がなかなかできないというようにうちでは考えています。
しかし小児の場合は小児特有の皮膚の脆弱性という問題があり、こちらは裏を返せば年齢とともに改善する疾患でもあると言えます。実際に乳児期には酷い症状だった子が幼児学童期にはその面影がないツルっとしたお肌に改善することも往々にして経験します。
つまり、成人と異なり、小児の場合はどのようにデュピクセントを止めていくかという出口の問題がより大きくなると考えられます。また小児のアトピー性皮膚炎の子の中には遺伝的要因が強い子もいますが、こちらは初見ではわかりません。(治療を続けていてもなかなかわからないですが)最終的に治療しても良くならないということを以て成人期に移行する子と判断するのですが、この子達はデュピクセントを中断することは厳しいのです。
したがって、多数の年齢とともに寛解する子と少数の寛解しない子の差をどのように見極め、それぞれにどのように治療を行うべきなのか。こちらは治療を行いながら手探りで判断していくことになるのでしょう。

デュピクセントは今までの経験から成人に対して非常に有効であり、小児に対しても有効であろうと推測することができます。
しかしこのような問題点については一つずつ解決をしていく必要があるかと考えます。
でも、最後に。適応拡大は本当に嬉しいのです!!!