外来で診察をしていて気になったことです。
どうも去年買った日焼け止めを今年使用して荒れた人がいるようなんですよね。
昨年のものを今年使用することはお薦めしません。
日焼け止め自体でかぶれることはほとんどありません。
小さな子どもやアトピー乾燥肌持ちの子で経験しますが、
健康な大人ではまず見たことがありません。
でも、それは新品の場合。
劣化したものがどうなっているのか?
実はよくわかりません。メーカーでも把握していないかもしれません。
でも、化学物質ですから時間の経過とともに変性を起こすことは十分に考えられます。
チューブを開けると入ってきてしまう空気や酸素が原因だったり、
温度変化が原因だったり。場合によっては紫外線かもしれません。
化粧品やスキンケア用品だって化学製品です。
時間が経つと必ず変質する可能性は考えなければいけません。
ですから、きちんと新品を購入して、新しい物を使いはじめる。
シーズンが終わるときには余っているものは捨てる。
という風に、しっかりと後始末をすることが大きな予防になります。
だってねえ、
日焼け止めを予防するハズのスキンケア用品でカブレてしまって、
夏になる前から色素沈着を起こすなんて、イヤですよねえ。
というわけで、古くなったスキンケア用品はきちんと捨てて下さいね。