新年あけましておめでとうございます。
本年もわかばひふ科クリニックをよろしくお願いいたします。
遅くなりましたが、新年のご挨拶とさせていただきます。
TEL050-3355-9592
〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町2丁目11-2 伊藤ビル1F
新年あけましておめでとうございます。
本年もわかばひふ科クリニックをよろしくお願いいたします。
遅くなりましたが、新年のご挨拶とさせていただきます。
今回も新学期のお話です。
でも、少し先に目線がありますよ。
水いぼ。この病気は幼稚園児・保育園児にはポピュラーなものです。
統計によると、10人にひとりは有るようですね。
で、問題になるのはプール。
プールに入れないことがあります。
皮膚科・小児科医はいいとおもっているのですが、
運営者が首を縦に振らないのであれば仕方ありません。
取らざるを得ないことになります。
さて、では、いつ取りましょう。
逆算してみましょう。
6月下旬
早いところではプールが始まります。
この時に出ているとアウト。
ただ、水いぼは数週間待って、出ないことを確認しない限り
治癒とはいえません。
その4週間前には除去を済ませておきたいところです。
となると、タイムリミットは
5月下旬
になりますね。
それまで摘除を進めていきますが、本当は経過観察後の時間がこれくらい。
になっていたいところです。
この時に一度再発した水いぼを全部取って経過観察。
としていたいところです。
だと、更に4週間前に最初の全摘除を終わらせたいところです。
4月下旬
最初の全摘除の終了期間です。
さて、水いぼ取りですが、毎日の様に皮膚科受信できますか?
週1回+αといったところでしょうか?
そうすると、34回とるためには開始時期はどうなるか?というと、
4月上旬
になってしまうんです。
あらあら、時間ありませんね・・・
早めにとることにしましょうね。
WELQのお話の続きです。
あまり気持ちのよい案件では無いので興味の無い方は別のページへと移動頂いたほうが
良いかと思います。
どちらかと言うと、今後、どのような対応を取るかの各人のためですね。
こちらのページより、問い合わせができるようでしたので、実際に問い合わせをしてみました。
以下、問い合わせの内容となります。
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こんばんは。
(一部個人情報のために一段削除)
今回はWELQへの転載の件で問い合わせをさせていただきたく
連絡をさせていただきました。
WELQの件については報道機関からのニュースになるまで
存在自体を知らず、初めて確認した翌日にはサイトを閉鎖されてしまいましたので、
完全な確認を取ることができませんでした。
しかし、当院の名前で検索をした際には数十件のヒットがあったようです。
(今となっては確認する方法も有りませんが)
今回問合わせをさせていただいたのは、
・実際には何ページ/何件が転載されていたのか?
・そのページを閲覧した人数はどのくらいいるのか?
について確認したいのです。
また、
・実際にそのページにはどのような記事が記載されていたのか?
・誰がそのページを記載したのか?
についても教えていただけますでしょうか。
よろしくお願いいたします。
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この件についてですが、何分日本で初めてのトラブルと言っても差し支えが無いかもしれません。
他の人の記事をまとめて、記事を仕立て上げるキュレーションメディアと言うものも
ここ数年で出現したものでもありますし、実際に大きな問題になったことは
これまでありませんからね。
著作権について、また他者の記事をまとめる手法そのものの倫理的な問題点については
まだまとまった見解が出ていないようですし。
ただ、まとめられる記事を書いた人間としては
実際にどのような記事にされたのかが気になるわけです。
特に赤ちゃんの記事を適当にまとめられて、
間違っていることをされたり、質の悪い商品に誘導されているような事があれば、
元記事の記載者としてはあまり気持ちの良いものではありません。
(もちろん、一番責任を追うべきはWELQおよびその運営会社と親会社であるDeNA、
そしてその記事を作成したものとなるのは当たり前ですが。やっぱりねえ・・・)
まず何があったのかを確認する。どの記事を掲載されたのか確認する。
その段階から始めていきたいと思います。
お返事、ちゃんと来ますかねえ・・・。
食物アレルギーが元は皮膚から入った成分に反応するところから始まるんだ。
このお話はここ数年で一気に広がった感じがありますね。
今回はその先のお話についてです。
さて、では食品由来の成分を皮膚に使用するのは一切良くないのかというお話です。
うん、結構難しいんですね。これは。
と言うのはどこで線を引けば良いのかという問題があるからです。
まず最初に「食物アレルギーがどのようにして発生すると考えられているのか」から説明しましょう。
最初のきっかけは実はお肌にあります。
皮膚特に顔の荒れた皮膚(湿疹の皮膚)に食品由来の化学物質がくっつきます。
するとその成分に対して感作という生体反応が起こります。
この「感作」とは、アレルギーの準備状態のこと。
つまり、この感作された物質に後日もう一度触れるとアレルギーが起こりますよ。
という状態になります。
そして、後日の話です。
顔にその物質が付着することからアレルギー性の皮膚炎が起こります。
いわゆるかぶれですね。
そしてこの感作は全身全体に起こるものですから、
当然口やお腹の粘膜でも起こります。
口の粘膜で起これば口の周りの蕁麻疹、嘔吐の反応を起こすこともあります。
お腹の粘膜で起これば腹痛や下痢、嘔吐。当然体の蕁麻疹という形で症状が起こります。
これが食物アレルギーの症状という形で目にみえてきます。
当然反応が強ければ血圧低下などのアナフィラキシーに至るわけです。
で、問題はその成分。
一つわかっていることは、小さいものよりも大きなもののほうが危険であろうということ。
それなりのサイズが必要になるんです。
したがって、分解されているものであれば相対的に危険度は低いと考えることができます。
ココまでが基礎編。
ココからが問題なんですが、由来成分を全て塗ってはいけないのか?
どちらかというと、Yesです。
使わなければ行けない理由があれば別ですが、
そうでなければ使用する必要は無いでしょう。
と考えます。
無用なリスクはとらないほうが良いのではないでしょうか?
ただし、例外があります。
過去にすでに使われていて、問題ないのがわかっていればOK
と考えてもいいかと思います。
だって、過去に一杯の人が使っていてOKだったわけですからね。
過去からのデータの蓄積が有るわけです。
まあ、でも、使わなくてもイイんじゃないの?
というものは使用しないのがベターかと思います。
当クリニックでは毎週テーマを決めて勉強会を行なっております。
皆様のご参加をお待ちしております。
2016年12月1日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-034
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
2016年12月15日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-037
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください
2017年1月12日
生後1ヶ月から6ヶ月までのスキンケア CS-A-035
小さな赤ちゃんに湿疹を作らないように、
皮膚にやさしいスキンケアをお教えします
2016年1月19日
アトピー性皮膚炎と乾燥肌のはなし AD-A-038
アトピー性皮膚炎、乾燥性湿疹の診断・治療について
当院での治療を希望される方は一度はご参加ください
時間
開場 10:45
講義 11:00-11:45
質問の時間 11:45-12:00
場所
わかばひふ科クリニック 待合室
180-0002
吉祥寺東町2-11-2伊藤ビル1F
0422-22-1232
定員
6名
費用
無料
講師
野崎誠
わかばひふ科クリニック院長
受講時の注意事項
赤ちゃん、子どもと一緒の受講は可能です。
他の参加者の迷惑にならないようにお気をつけください。
勉強会の進行に支障がある場合は、席を外していただく場合があります。
おむつ替えスペース、キッズスペースはありますが、授乳スペースはありません。
駐車場は2台分あります。予約は受け付けておりません。
駐車場が一杯の場合は近くのコインパーキングをご利用ください。
予約時の注意事項
キャンセルは直前まで承ります。問い合わせフォームよりご連絡ください。
防犯上の観点から電話ではお受けできませんのでご注意ください。
個人情報について
個人情報は勉強会までの連絡及び統計的資料作成のために使用致します。
各個人の情報につきましては、勉強会終了後に破棄致します。
予約希望の方は最下段の問い合わせフォームよりご連絡ください。
折り返し、電話にて当院より予約状況の連絡をさせていただきます。
よろしくお願い致します。
年末からでしょうか。
頭のシラミの患者さんが多発しています。
多分昨年の夏から秋にかけて感染をしているものと考えられます。
流行地域ははっきりしませんが、
吉祥寺の北から練馬関町にかけて多発しているようです。
でも、都心部の小学校でも流行のお知らせが出ているので、
かなり広い範囲かもしれません。
情報不足で何とも言えないのがもどかしいのですが。
頭がかゆい子は要注意。
心配な人は皮膚科を受診し、確認してもらったほうがいいでしょう。
同じ学校、同じ習い事をしている友達に出た場合も、
念の為に頭の中を確認し、虫と卵が無いか確認しましょう。
また、診断された子の兄弟姉妹、両親も皮膚科に受診して、
確認してもらった方が良いかと思います。
シラミの診断をする上で一番大事なことはただ一つ。
疑うことです。
そして確認することです。
何をいまさらと思われるかもしれません。
大人の世界では当たり前の事なのかもしれませんが、
赤ちゃんの世界では珍しい事なのです。
赤ちゃんの診察をするときには必ず頭を何で洗っているか聞くことにしています。
というのも、何で洗うかによって、頭の症状の出方消え方が変わってくるからです。
答えで最も多いものが全身用のシャンプー、次いで固形石鹸または液体石鹸。
頭用のシャンプーで洗っているとの答えはその次くらいの多さです。
うん、これ、頭皮にはあまり良くないんです。
全身用のシャンプーを使っている赤ちゃんの頭皮を見てみると
結構ぱさぱさしています。髪の毛も同じく乾燥しています。
石鹸でも同様の状態です。
逆に頭皮に付着した皮脂の取れ方は悪く、
あたかもかさぶたの用に固着していることも多く見られます。
と、まあ、このように頭に全身用のシャンプーや石鹸を使うと
おちつかないことも結構あるのです。
だから、赤ちゃんの頭には頭用のシャンプーをしっかりと使うようにしましょう。
当院のお薦めはキュレルかドゥーエのシャンプーです。
試供品もありますので、気になるからは声をお掛け下さい。
今年も高齢者向けの爪切り治療を開始いたしました。
ご希望の方は当院に直接受診いただくか、電話でご連絡をください。
スタッフより詳細についてご案内いたします。
実際にどのようになったのかをまずは見てもらったほうが良いでしょう。
<処置前>
<処置後>
<処置前>
<処置後>
いかがですか?
綺麗になったでしょう。
また、歩くときの痛みもなくなった。
外にサンダルで出ることが出来るようになった。
他の人に見られても恥ずかしくない。
などの声を聞くことが出来ました。
でも、この治療は医療保険では行うことが出来ません。
厳密にいうと病気とみなされないからなんです。
というわけで、自費で治療を行うことに致しました。
金額は、1部位1000円となります。
この「1部位」ですが、まず親指は親指1本だけで1部位。
それ以外の指は4本まとめて1部位。
左右はそれぞれ別の部位となります。
なので、両足の爪全部の時は4000円となります。
また、いろいろな病気のために爪が厚くなる人がいます。
ですので、最初から自費で爪切りはしません。
通常の外来を一度受診して頂き、必要があればその治療も行い、
併用して爪切りを行う様になります。
最初の診察は保険で行いますので、初回診察前には診察券および保険証、
またあれば医療受給券などをご持参下さい。
爪切りの希望がありましたら別途予約を行い、
その時に行う形になります。
予約の時間ですが、申し訳ないのですが、診療時間の空きを利用する形になりますので、
午後の早い時間、夜間、土曜日には行うことが出来ません。
ご了承下さい。
また、外来の空いている時間を利用しますので、
ゴールデンウイークから夏休みの繁忙期には原則として治療は行いませんので、
ご理解ください。
夏休みです。小学生が毎日の様にプールに通っている姿も目にします。
うちの娘も一学期の最後はプールの授業でした。
しかも、4時間中1時間のプールのために、残り3時間は自習という、
時間効率の悪い授業です。
一体何でしょうね・・・
という話を今回はするのではなく、その空き時間を利用して
いろいろな知識を与えることは出来ないのか?
という話です。
いつも疑問に思うんですが、どうして学校で日焼け止めと日光の人間に対する影響の
話をしないんでしょうね。
どうでもいいと思っているわけでは無いでしょうけど。(特に女性の先生方は)
教える必要はないんでしょうか?
プールという格好の素材があるのに、手を拱いている必要はないと思うのですが。
などと思う今日このごろです。
今日の疑問点です。
慶応大学皮膚科の長尾先生らによる論文が話題を呼んでいるようです。
遺伝子操作をして、アトピー性皮膚炎のような症状を起こすマウスを作成したところ
そのマウスの皮膚には黄色ブドウ球菌が多く存在していたということのようです。
で、抗生剤を投与していれば、炎症をより抑えることが出来た。と。
記事のニュアンスでは、ブドウ球菌対策云々となっているところが多いようですが、
すでに人間のアトピー性皮膚炎の患者さんの皮膚には一般的には
黄色ブドウ球菌が沢山住んでいることが知られています。
イソジン消毒療法(私はオススメしていませんが)なども、上記の治験に基づく
治療法ですしね。
でも、問題はそこじゃない。
新聞はテレビは仕方有りません。
なんで、インターネットの記事からは、その論文にダイレクトにリンクが貼られていないのでしょうか?
その論文が気になる人、絶対にいますよね。
そして、その中には英語が読める人もいますよね。
更に、生命科学の論文を読める人もきっといますよね。
であれば、なんでリンクをはらないの?
一般の人が記事を読めるようにどうしてしないの?
と疑問に思ってしまうわけです。
新聞やテレビはしかたないですよ?
でも。インターネットに配信しているのならば、難しいことでは無いですよね。
記事を検索から探せばいい?
ええ、探しましたとも。
直接論文にアクセスするのに、2分で出来ましたとも。
でもね、それは私がその分野について詳しく知っているからです。
長尾先生の名前を検索欄に打ち、雑誌名を検索欄に打ち、
その雑誌を探し、その中から該当する記事を更に探す。
そんなに難しくはなかったのですが、それは自分の専門分野だから。
もしも、気になる記事が「地学」だったり「宇宙科学」だったり、
はたまた、「経済心理学」だったりしたらどうでしょう。
そうなったら、必要とする論文に辿り着ける自信は有りません。
なんで、リンクを貼るという行為ができないのでしょうか?
記者も元となる論文を読んでいなかったから?
発表原稿をそのまま記事にしているから?
まあ、そこまではわかりませんが、
記事を掲載する人が、
「実際に元の情報源について、一般人が確認することには意味が無い」
あるいは「必要がない」
などと考えているのでは無いか?
などと邪推をしてしまうわけなのです。
これって、日本だけなのでしょうか?
外国ではどのようになっているのでしょうか?
気になるところです。
最後に、今回の論文への直接リンクを載せておきます。
参考までに。(会員登録、もしくは有料ダウンロードが必要なようです)
http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1074761315001284
そして、すべての記事の元となった、慶応大学からのプレスリリースへの直接リンクです。